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「道」の体得

来源:长理培训发布时间:2017-08-12 18:36:48

 「道」の体得としていわれている。第三十八章に「上徳(じょうとく)は徳とせず」とある、その「上徳」は「孔徳」に近い。●「恍(こう)たり惚(こつ)たり、其(そ)の中に物(もの)有り」の句は、底本では下の句といれかわって順序が逆になっているが、今は河上公(かじょうこう)本と帛書(はくしょ)に従って改めた。王弼(おうひつ)本もその注から考えると、もとはこうであったらしい。「物」は対象としてある何か、まだ形をとらないもの。●「精」は精気。エネルギーの根源としてのエッセンス。もと精白した米の意味から、精粋の意味になった。「道」の活力をあらわしている。『荘子(そうじ)』在宥(ざいゆう)篇「至道の精は、窈窈冥冥(ようようめいめい)たり」。●「今より古(いにし)えに及ぶまで」は、一般に「古えより今に及ぶまで」となっている。ただ、帛書は甲・乙本ともこうなっていて、古い王弼本もそうであったらしい。高亨(こうこう)は、「道」という名は老子が今つけたのであって、それがむかしからの「道」の実質によく対応していることをいったものだから、帛書のほうがよい、という。下の句の「道の名が消え去らない」というのは、「道」の実質的なはたらきがおおむかしからつづいていて、今つけた道の名がそのまま適用できることをいう。「古えより今に及ぶ」というほうは、ふつうの言いかたでわかりやすいから、後人が改めたものであろう。逆は考えにくい。●「衆甫(しゅうほ)を閲(す)ぶ」の「衆甫」は、衆父とも書かれていることから、族長・父老などの意味にみる説があるが、よくない。王弼、河上公ともに甫を始めとみているのが正しい。父は甫に通ずる。「閲」は、総統の意味。さまざまな万物の始源を根本で統括(とうかつ)すること。●「衆甫の然(しか)る」の「然」は、底本では「状」とある。今、第五十四章、五十七章の同じ句法から考えて、別本に従う。帛(はく)

责编:刘卓

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