- 讲师:刘萍萍 / 谢楠
- 课时:160h
- 价格 4580 元
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「打ち水」より「昼寝」にしたら?
2007年8月22日は、東京電力が大口需要家への供給を一時的に減らす需給調整契約を17年ぶりに適用する猛暑となった。私は「クルマもエアコンも、持たないのが最大の省エネ」という発想から、どちらも持っていないが、昨今はさすがにエアコンが欲しくなる。
私は07年8月18日の記事「戦車に竹槍」を想い起こす倒錯の「打ち水大作戦」で、実質的な効果のない、精神論的な環境活動が奨励される結果、誤った知識が広まり、実効のある環境対策への関心が妨げられていることを指摘した。
8月22日には、「エアコンだけに頼らず、伝統的な打ち水で暑さをしのごう」との趣旨で、東京?江戸川区で浴衣姿の女性や子どもたちなど50人が打ち水を行った様子が報道された。(2007年8月22日「NHK首都圏ニュース」)開始から15分後に気温を測ると、37℃あった気温がおよそ34℃に下がったという。参加者の「こんな地球に優しい方法で涼しくなれるんですね」とのコメントが紹介されている。
たしかに、散水した周辺では一時的に気温が下がるかもしれないが、それが「エアコンに頼らない」という効果に結びつくのだろうか。
ここで、環境省大気汚染物質広域監視システム(愛称「そらまめ君」)というサイトで、全国の公的な大気環境の測定局のデータがオンラインでみられるので、同日の江戸川区そのほか、都内の状況を見てみよう(*1)。
図1.都内5か所の気温(2007年8月22日)
図1は、「そらまめ君」のデータから、江戸川区鹿骨、江戸川区春江町、江戸川区南葛西、千代田区神田司町、青梅市東青梅の5か所に測定局があり、1日の気温の変化を示したものである。打ち水は14時半から行われ、短時間で3℃低下したというが、青線で示す江戸川区内の3か所の気温は、日射量の変化にもとづく自然変動だけであり、「地球に優しい」どころか区レベルでも打ち水の影響は全くみられない。
すなわち、エアコンの負荷を低下させる影響はない。常識で予想される結果であるが、あえてデータで示すと、こういうことである。
むしろ、早朝から30℃を超え、最高で38℃近くに達している千代田区(赤線)や、内陸の青梅市(緑線)も最高で38℃近くに達しているのに比べると、江戸川区では4~6℃低くなっていることが注目される。詳しく解析しないとわからないが、大きな要素としては、江戸川その他の大きな河川の広い水面の冷却効果、および水面上にはビル等がないため風の通路になっている影響が考えられる。
「打ち水大作戦」の提唱者は、イベント自体の効果ではなく、イベントをきっかけ多くの人が打ち水を実行することを期待する、と説明するのかもしれない。しかしそれも、常識の範囲で考えてほしい。最近、「グーグルアース」等のシステムで、詳細な航空写真を、自由に縮尺を変えて見ることができる。試しに江戸川区のあたりを眺めて、かりに何千人かが同時に打ち水を実行したとして、河川に匹敵するような水面を作り出せるか、すぐわかるであろう。
図2.江戸川区の光化学オキシダント濃度(2007年8月22日)
ところで夏期は、時間とともに増加する日射の影響で、光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントの濃度も上昇する。図2は、同じく「そらまめ君」のデータから、前述の江戸川区の3か所の光化学オキシダントの濃度の変化を示したものである。
光化学スモッグ注意報?警報のレベルには達していないものの、昼間は濃度が急上昇していることがわかる。職業上、屋外の活動が必要な人は仕方がないが、こんな時に、わざわざ表に出て打ち水などする意味はない。浴衣姿もご苦労さまなことである。
涼しい感じを出そうというのかもしれないが、花火のときに、着慣れぬ浴衣を着て帯を締めるために気分が悪くなって倒れる女性をよく見かける。あるいは、スポーツには最も不適な時期?時間帯に、なぜ高校野球などを開催するのだろうか。以前から、屋内でテレビとエアコンをつけて観戦することによる電力の増加が指摘されている。
昔は、夏でも朝のラジオ体操の時間帯は涼しかったし、夜には入浴後に湯ざめが気になるくらい涼しくなった。しかし現在のように、早朝から気温が30℃を超え、湿度が70%を超えるような状態になると、ラジオ体操を強行するのも危険である。このような結果をもたらしたのは、都市に高速道路を乗り込ませ、水面や緑地をつぶして、自動車優先の都市政策を続けてきたことによる影響が大きい。
江戸時代と都市の構造が全く変わり、伝統的な処暑術そのものが通用しないのに、わざわざ無駄な活動をすることによって、精神的な満足を得ようというのだろうか。「敵が本土に近づくほど、我方に有利になる」という戦時中の軍部のコメントと同じ発想に思える。
「戦前回帰」するなら、むしろ「昼寝」を推奨したい。旧陸海軍でさえ平時には「午睡」が実施されていた。エアコンを最低限に落とし、人間や機械からの熱の発生を抑えて、静かにしているのが、最も省エネになる。
サイトで読める 98歳が語る生々しい戦争体験
戦後62年目の8月15日は過ぎたが、その前後に戦争関連の情報がマスコミを賑わした。戦争の実態を明らかにする情報は、いくらあっても多すぎることはない。
西川治郎さん(98才)の自宅で その中で、3年前から開設している「戦争を語りつぐ60年目の証言」サイトに、西川治郎さんが語る「戦中の権力に抗して検挙?投獄された98才の人生と信念」が掲載されている。
西川さんは明治42(1909)年生まれ。昭和5(1930)年から学生運動に参加し、憲兵や特高(特別高等警察)に思想犯として2度にわたり検挙?投獄されて拷問を受け、獄中で大平洋戦争の開戦を知った、という数奇な体験を語っている。98歳になる今も現役で、会社の相談役をつとめながら、戦争を正当化する最近の動きと自分の体験を重ね合わせながら、平和を守るための発言を続けている。
上記サイトには、男女を問わず市民80人の生々しい戦争証言が収録され、広島?長崎の被爆体験記の特集、戦争関連の資料、ブログなど多彩なコンテンツが公開されている
责编:刘卓
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