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解放军文职招聘考试 日译中的基本规则

来源:长理培训发布时间:2017-05-21 10:19:39
 日译中的基本规则
[一]出しゃばり量詞
日本語の文には「1つ」がないのに,それに当たる中国語の文には“(一)个”などの量詞が現れることがある。
“前边儿来了一个人。”(前から人がやって来た)
“我有个好办法。”(いいアイデアが浮かんだ)
1 「彼に電話してみてください」のように,「ちょっと」「ついでに」といった軽いニュアンスがある場合,中国語に訳すと量詞が入る.
◆彼に電話をする/给他打个电话。
◆郵便局に手紙を出しに行く/我去邮局寄封信。
2 「だれか」「どこか」を用いた日本語の文のうち,「だれか人を見つけて何かをする」「どこか場所をさがして何かをする」という意味を含むときは,中国語では,「人を見つけて」や「場所をさがして」の部分を言語化する.このとき,量詞を加える.
◆だれか(人を見つけてその人)に聞いてみましょう/找个人问问。
◆どこか(場所をさがしてそこ)で座って話しましょう/找个地方坐下来聊聊。
3 日本語の「この・その・あの・どの+名詞」を中国語で表す場合は「“这/那”+量詞+名詞」となることが多い.
◆その辞書は北京で買いました/那本词典是在北京买的。
◆あのご夫婦はだれに対してもとても親切だ/那对夫妇对谁都很热情。
4 日本語には動作の回数や時間量がないのに,中国語では動量詞が現れることがある.
◆兄は私をなぐった/哥哥打了我一下。
◆春節には家に帰るつもりだ/春节准备回趟家。
★用例集
◇早朝強い地震があった/清早发生了一场很强的地震。
◇このビルは36階ある/这座大楼有36层。
◇この薬ならたいていの薬屋にある/这种药一般药店都有。
◇私たちは初対面のあいさつを交わした/我们初次见面,寒暄了一番。
◇青味を添える/配上点绿菜。
◇この工事は年内にはあがりません/这项工程年底以前完不成。
◇月の明るい夜だった/这〔那〕是一个月光皎洁的夜晚。
◇ポストに空きが出た/有一个空缺的职位。
◇考えあぐねた末,兄の知恵を借りることにした/我想来想去都想烦了,最后决定请哥哥给出个主意。
◇手であくびを隠した/用手捂着嘴打了个哈欠。
◇スマッシュが鮮やかに決まった/扣了一个漂亮的好球。
◇ユーモラスな動作が親近感を与えた/幽默的动作给人一种亲切感。
◇頭を壁にぶつけてこぶをつくった/头撞在墙上肿了个包。
◇あたら絶好のチャンスを逃した/很可惜失去了一个绝好的机会。
◇熱いお茶をください/请给我一杯热茶。
◇ハローワークで仕事をあっせんしてもらった/职业介绍所给我介绍了一份工作。
◇事務所におあつらえ向きな部屋が見つかった/找到了一个非常适合作办公室的房间。
◇板に穴をあける/在板子上打个眼儿。
◇このメーカーはアフターサービスがいい/这家厂商的售后服务好。
◇この機械は油が切れている/这台机器没油了。
◇この写真はピントが甘いよ/这张照片聚焦不准啊。
◇この雨はやみそうにない/这场雨一时半会儿停不了。
◇この服は洗いがきく/这件衣服耐〔经〕洗。
◇この絵は何を表しているのかね/这幅画所表达的是什么呢?。
◇裏の空き地は荒れ地になっている/后面的空地成了一片荒地。
◇留守中に田中さんという人が来たよ/你不在家时,有一个叫田中的人来过。
◇この電車は日比谷へ行きますか/这辆电车去日比谷吗?。
◇おまえはほんとうにいたずらっ子だね/你真是个淘气鬼!。
◇標本を1つ1つルーペで調べる/用放大镜将标本逐个查了一遍。
◇この業界ではまだ一年生だ/我在这个行业还是个新手。
◇だれかにきみといっしょに行ってもらおう/找个人跟你一起去吧。
◇男はいやらしい目つきで私を見た/他用好色的眼神看了我一眼。
◇憂さ晴らしに映画を見にいった/为了散心去看了一场电影。
◇まったく新しい都市が生まれる/出现一个全新的城市。
◇日ごろどんな運動をしていますか/你平时都做些什么运动?
◇父は仕事の鬼だ/我爸爸是个工作狂。
◇バスは5分ごとに来る/公共汽车隔五分钟来一趟。
◇土地を転がして大もうけする/转卖土地大赚了一笔。
◇何か仕事はありませんか/我想找个活儿干。
◇先生にこってりと絞られた/被老师狠狠地教训了一顿。

[二]文脈に隠れた代名詞をさがせ
日本語では話し手の考えや気持ちを表す動詞(思う,…しよう),感情を表す形容詞(うれしい)や,謙譲語などがあるときは一人称主語を省略できる.また,相手に関することや相手への質問・依頼のとき,あるいは尊敬語があるときなどは二人称主語を省略できる.しかし,中国語ではそれぞれ代名詞“我(们)”や“你(们)” “您”を補う必要がある.
このほか,日本語では文脈からわかっている人称代名詞・指示代名詞は言わないことが多いが,中国語では明示する.
◆彼にお祝いをあげたところ,とても喜んでくれた/我送给他礼物时,他非常高兴。
◆まだ読み終わってないのよ/我还没看完呢。
◆そう言われると,ほんとうに一言もありません/让你这么一说,我就真的没话可说了。
◆お上手を言われても,だまされません/你就是说得再好听,我也不会上你的当。
◆昨日はお会いできなくて残念でした/昨天没能见到你真是遗憾。
◆彼に声をかけたのに,無視された/我向他打招呼可他却没理我。
◆少女はうっとりしたまなざしで青年を見た/少女出神地看着那个青年。
◆部屋のエアコンがうるさい/这个房间的空调噪音很大。
話し手と聞き手が近く,見えたり指したりして指示するものがわかる場合は指示代名詞“这”を,指示するものが遠い場合やその場にない場合は“那”を補う.
◆かばん,外国製でしょう?/这〔那〕包是外国货吧?
◆どこのメーカーの?/这〔那〕什么牌啊?
◆きみがかいた絵でしょう?/这〔那〕是不是你画的?
★用例集
◇建設計画は住民の大反対に遭った/那个建设规划遭到了周围居民的强烈反对。
◇列車に乗り遅れたおかげで,事故に遭わずに済んだ/因为没赶上那趟火车才幸免于难。
◇女優は胸のあいたドレスを着ていた/那个女演员穿着一件露胸的礼服。
◇小包をあけたら中身がいたんでいた/我打开那个包裹一看,里面的东西都已经烂了。
◇おばあちゃんに手紙を読んであげなさい/你把那封信给奶奶念一下。
◇どこの店にもあるというのとは物が違う/这跟哪个店里都有的东西不一样。
◇どうぞワインをお飲みあそばせ/您请用葡萄酒。
◇先生にしかられた生徒は頭こうべを垂れてしおれていた/那个学生挨了老师的批评,耷拉着脑袋无精打采。
◇あの人の話を聞いて,人間としての厚みを感じた/听了那位的话,感到他为人很忠厚。
◇プロジェクトのあらましをお話ししましょう/我说明一下这个项目的梗概吧。
◇教授はこれまでに50冊以上の本を著した/那位教授至今已经写了50多本书。
◇仕事で手腕を発揮した/在工作中显示出自己的本领。
◇あろうことか出発前にパスポートが期限切れであることに気づいた/出发前我居然发现自己的护照过期了。
◇そんな哀れっぽいことを言ってもだめだ,お金は貸せないよ/你说得那么可怜巴巴的也不行,我不能借给你钱。
◇男は案内なしにずかずか家にあがりこんだ/那个男人没等主人出来就自己闯进来了。
◇油断してはいけない,あいつは人を言いくるめるのが上手なんだ/你要小心,他很会用花言巧语骗人。
◇「ただではおかないぞ」と男は息巻いた/那个男的大发雷霆地说:“绝不能轻饶了他〔你〕!”
◇このことは外に漏らさないでいただきたい/希望您不要把这件事传到外面去。
◇ご一緒させていただきます/请允许我跟你坐在一起。
◇ご恩は一生忘れません/我一辈子也不会忘记您的恩情的。
◇いつお伺いしたらよろしいでしょうか/什么时候去拜访您好呢?
◇今度の日曜は一日うちにいます/下周日我一整天都在家。
◇あいつにはうんざりだ/我已经烦透他了。
◇はい,承知しました/好,我知道了。
◇ご商売は何ですか/您做什么工作呢?
◇今日こそ勝負をつけようじゃないか/今天让我们来决一胜负!
◇そんなふうに見られているとは心外だ/你那样看我,我感到很遗憾。
◇周囲の同情にすがるのはいやだ/我不愿意依靠别人的同情。
◇はたちといえばもう大人なのだから好きなようにさせておけ/要说二十岁已经是成人了,他想做什么就由着他去吧。
◇まず責任の所在を明らかにしよう/首先,我们要明确责任的所在。
◇先刻お見えになりました/他刚才就光临了。
◇小鳥が逃げないようにそっと近づいた/为了不惊动小鸟悄悄地靠近它。
◇10月から新番組が始まります,どうぞお楽しみに/从10月起开始播放新节目,希望你能喜欢。
◇トスで決めよう/让我们掷钱来决定吧。
◇ご胸中さぞかしと拝察いたします/我能体会您的心情。
◇お話ししたいことがあります/我有话想跟您说。
◇学校がひけたらいらっしゃい/放学以后你来一下儿。
◇そんな大事なことを黙っているなんて,きみも人が悪いね/这么重要的事你都不说,你也够坏的。
◇酒屋までひとっ走り行ってこよう/我跑一趟酒铺。
◇まじめに働かないので暇を出した/因为不好好儿工作,所以把他给解雇了。
[三]名詞の場所化
名詞には場所を表すものと,そうでないものがある.“在”“到”“往”“从”の後ろや,存現文(“墻上贴着很多画。”壁にたくさんの絵がはってある)などで,場所を表す位置に以下のタイプの名詞がくるときには“上”や“里”などをつけて場所化する必要がある.
1 場所を表さない名詞――“口袋”“书架”“冰箱”など.
◆ポケットには財布が入っている/口袋里有一个钱包。
◆本棚にたくさん本があります/书架上有很多书。
◆ビールは冷蔵庫にある/啤酒在冰箱里。
◆ポットの水をあけてください/把暖水瓶里的水倒出去。
◆彼は理論を実践に生かした/他把他的理论应用到实践中去。
2 単音節の名詞――“河”“天”“海”“街”“手”“床”など.
◆胸にバッジをつける/胸前戴着徽章。
3 “子”が後ろにつく名詞――“院子”“房子”“屋子”“村子”など.
◆部屋にはたくさんの家具がある/屋子里有很多家具。
4 人を表す名詞には後ろに“那儿”“这儿”をつけて場所化する.
◆自転車は彼に預かってもらっている/我的自行车放在他那儿。
★用例集
◇足にまめができた/脚上起了(水)疱。
◇この湖の氷は厚さ5センチもある/这个湖里的冰居然有五公分厚。
◇板に穴をあける/在板子上打个眼儿。
◇ある人からこの話を聞いた/我从某个人那里听到了这件事。
◇鉛を型に鋳込む/把铅浇进模子里。
◇庭にバラを植えた/在院子里种上了玫瑰花。
◇少女は目に涙を浮かべていた/那个少女眼里含着泪水。
◇子どもたちがおもちゃの船を池に浮かべて遊んでいる/孩子们把玩具船放在池子里玩儿。
◇うっかりして定期券を家に忘れてきた/一时马虎,把月票忘在家里了。
◇明日,先方に行って決着をつけようと思い切る/决定明天去对方那里把事情给了结了。
◇列車からホームに降り立つ/从火车上下到站台上。
◇そちらの開館時間を教えてください/请告诉我你们那儿的开馆时间。
◇忙しくて親戚しんせきに顔出しもできない/我忙得连亲戚那儿都不能去。
◇カメラにフィルムを入れる/把胶卷装到相机里。
◇考えに考えぬいた末に書類に署名した/经过充分考虑在文件上签了名。
◇段ボール箱に古本がぎっしり詰まっている/纸箱里塞满旧书。
◇森でキャンプする/在森林里露营。
◇アイロンをかける前に服に霧を吹く/熨衣服之前向衣服上喷点水雾。
◇銀行に預金が100万ある/银行里有100万日元的存款。
◇やかんのお湯がぐらぐら煮え立っている/水壶里的水咕嘟咕嘟地开了。
◇心覚えに手帳に書いておく/写在笔记本上帮助记忆。
◇ビールの泡がコップからこぼれる/啤酒泡沫从杯子里溢出来。
◇パンにジャムをつける/往面包上抹果酱。
◇胸に銃口を突きつける/把枪口顶在胸口上。
◇大切なものは金庫にしまってください/贵重物品请存放在保险柜里。
◇クラスの大多数の生徒が塾に通っている/班里大多数的学生都在上补习学校。
◇いすから立ちあがる/从椅子上站起来。
◇川に釣り糸を垂らす/往河里放钓鱼线。
◇岩壁の割れ目にピッケルを突き立てた/在岩石的裂缝中插上冰杖。
◇夜空に東京タワーが照らし出される/夜空中东京塔被照亮了。
◇荷物をトランクに詰める/往旅行箱里装东西。
◇船に荷を積みこむ/往船上装货物。
◇うちの会社は月に1回新聞に広告を載せている/我们公司每个月在报上登一次广告。
◇畑にコムギの種をまく/往地里撒小麦种。
◇電柱にビラをのりづけする/在电线杆上用糨糊粘上传单。
◇敵から武器弾薬を分捕る/从敌人那里缴获武器弹药。
◇ガムが靴の裏にへばりついてとれない/口香糖粘在鞋底上,弄不下来。
◇写真の男は見覚えのある顔だった/照片上的男人好像很面熟。
◇コーヒーに砂糖とミルクを入れる/往咖啡里加入糖和牛奶。
◇広場で雪合戦をする/在广场上打雪仗。
[四]親族名詞に所属先を
われわれが「お父さんはお元気?」というところ,中国語では「あなたのお父さんはお元気?」(你爸爸好吗?)という.「あなたの」は日本語ではしばしば省略されるが,中国語では家族以外の人との会話では親族名称の所属先(“你”“我”“他;她”)を入れることが多い.このほか,人間関係を表す名詞(“朋友”“同事”“老师”)などについても同様の現象が見られる.
◆母は会社員である/我妈妈是公司职员。
◆お嬢さんはいくつですか/你女儿多大了?
◆ご両親はお元気ですか/你父母都好吗?
◆王さんは妻と実家に帰った/小王跟他妻子回老家了。
◆従妹いとこは来年中国に留学に行きます/我表妹明年去中国留学。
◆先生は大学を出たばかりです/我们老师今年刚大学毕业。
★用例集
◇上司は愛社精神にあふれている/我的上司把公司看得比什么都重。
◇友人は経済的理由で留学をあきらめた/我的朋友因经济上的原因打消了留学的念头。
◇伯父は両親の意に背いて伯母と結婚した/我伯父违背父母的意愿跟我伯母结了婚。
◇娘は1人で上海へ行くと言い張っている/我女儿坚持要一个人去上海。
◇ひとり息子の死は両親にとって大きな痛手であった/独子的死使他父母受到沉重的打击。
◇私の目の色は母からの遺伝です/我眼睛的颜色是从我妈妈那儿遗传来的。
◇お父さまはいらっしゃいますか/您父亲在吗?。
◇妻は前夫の子を2人産んでいる/我妻子和她前夫之间有两个孩子。
◇お母さまから伺いましたが,中国に留学するそうですね/听你妈妈说,你要去中国留学。
◇あの子の後ろ姿は母親によく似ている/那个孩子的背影很像她母亲。
◇体育の先生は柔道四段の腕前だ/我们的体育老师有柔道四段的水平。
◇夫は秘書と浮気していた/我丈夫跟他的秘书偷情。
◇お母さん,このかばん,お子さまにいかがですか/太太,给您孩子买这个书包吧。
◇お嬢さんがおめでただそうですね/听说你女儿有喜〔怀孕〕了。
◇彼は父方のおじだ/他是我伯伯〔叔叔〕。
◇兄が家名を継いだ/我哥哥继承了宗祧。
◇父の考えはまったく旧弊だ/我父亲还是老一套想法。
◇くれぐれも息子をよろしくお願いいたします/麻烦您照顾一下我儿子。
◇祖父母とも健在です/我祖父母都仍然健在。
◇この方がご主人さまですね/这位就是您先生吧。
◇私はこれまであなたを妹さんと混同していた/我一直分不清你和你妹妹。
◇ご主人はご在宅ですか/您爱人在家吗?
◇せがれはおおいに将来を嘱望されている/我儿子的将来被寄予了极大的期望。
◇これがすぐ下の弟です/这是我的大弟弟。
◇祖母は多難な人生を歩んだ/我奶奶走过了崎岖坎坷的人生之路。
◇ご主人を亡くされ,さぞお力落としのことでしょう/您丈夫去世,想您一定很难过吧。
◇太郎は父方の親類だ/太郎是我父亲那方的亲戚。
◇両親は地方に住んでいる/我父母住在乡下。
◇弟の妻は地方の大学を出ている/我弟妹毕业于地方大学。
◇父は末の妹をできあいしている/我爸爸非常溺爱小妹。
◇長女はボーイフレンドとどうせいしている/大女儿和她男朋友同居着。
◇姉夫婦は長い間アメリカに住んでいる/我姐姐夫妇长期以来一直呆在美国。
◇兄は老けて見えるが30代の半ばだ/我哥看起来显老,实际上只有三十五六。
◇母はそのうちごあいさつにうかがいたいなどと申しておりました/我妈说过些时候来拜访您。
◇妹はぷりぷりして口もきこうとしない/我妹妹气冲冲地连一声也不吭。
◇家計の方はすっかり家内に任せっきりだ/经济方面全交给我爱人管。
◇父は本社から静岡に転勤になった/我父亲从总公司调到静冈市来工作了。
◇ご主人にお目にかかりたいのですが/很想见一下您的丈夫。
◇両親に聞いても彼女の行方はわからなかった/问了她父母,也不知道她的行踪。
◇あなたと話してもらちがあかないから,上の人を呼んできてくれ/跟你说也没用,把你的上司叫过来。
[五]中国語では現れる副詞“就”
日本語の文中ではかならずしも具体的な語として現れていなくても,中国語では副詞“就”を用いることがある.
1 「すぐ」「もう」などのニュアンスがある場合.この意味を表す“就”は,ほかの具体的な語句“一会儿”“很快”“马上”“赶快”“连忙”などの副詞とともに使われることも多い.
◆少したてば(すぐ)よくなります/过一会儿就好了。
◆1時間もすれば(もう)夜があける/再过一个小时天就亮了。
◆今(すぐ)あきらめるのは時期尚早である/现在就死心,还为时过早。
◆調査班は明日には(もう)出発する/调查组明天就出发。
◆彼は5歳のときには(もう)ピアノが弾けた/他五岁时就会弹钢琴。
◆彼は家に帰ると(すぐ)おふろに入る/他一回到家就洗澡。
2 また,前文をうけて,「それなら」とスムーズに接続するときも“就”を欠かせない.
◆それを聞いて安心した/听了那消息以后,我就放心了。
◆この薬をのめばよくなります/吃了这药,病就会好的。
3 「まさに,ほかでもなく」という肯定の気持ちを表したいとき.
◆「どの人が趙くんですか」「顔の丸い人が趙くんです」/“谁是小赵?”“圆脸的就是小赵。”
◆「すみません,王さんはいらっしゃいますか」「私ですが,どちらさまですか」/“请问,王先生在吗?”“我就是,您哪位?”
◆きみの言うとおりだ! そうしよう/你说的对!就这么办吧。
◆買わない,買わない,絶対買わない/不买,不买,我就不买。
◆人がどう言おうと気にしない,ぼくはこの料理が好きだ/不管别人说什么我都不在乎,我就喜欢吃这个菜。
★用例集
◇トマトをまだ青いうちに収穫する/在西红柿还没熟之前就进行采摘。
◇こう不景気では商売あがったりだ/这么不景气的话,生意就完蛋了。
◇あそこに見えるのがレインボーブリッジです/从这儿看到的那个就是“虹桥”。
◇暑くならないうちに出かけよう/趁天气还不太热就出去吧。
◇雨の場合は延期になる/下雨的话就延期举行。
◇警官が現れると,暴徒はみな逃げだした/警察一出现歹徒们就都逃走了。
◇牛乳を飲むとアレルギーを起こす/一喝牛奶就过敏。
◇知らせを聞いて安心した/听了这个消息我就放心了。
◇先だってきみが言ってた店はこの店かい/你前几天说的就是这家店吗?。
◇けんかしたらパパに言いつけるわよ/你们要是吵架,我就告诉爸爸去。
◇これが時の勢いというものだ/这就是大势所趋。
◇仕事が私の生きがいだ/工作就是我的人生价值。
◇いけないと言ったらいけない/说不行就是不行。
◇あれが言わずと知れた大スターのジャッキー・チェンだ/不用说那就是众所周知的大明星成龙。
◇相手がそう言うのなら私も受けて立とう/既然对方这样说,那我就应战吧。
◇朝まだ薄暗いうちに出発した/趁早晨天刚蒙蒙亮的时候就出发了。
◇ここまでがんばったんだから,これであきらめたらうそだ/都努力到这种地步了,现在放弃就不应该了。
◇新商品の最大の売りはこれです/新产品的最大特点就在这里。
◇あの本は2日で売り切れた/那本书两天就销售一空。
◇その車がこの値段なら買い得だよ/那辆汽车要是这个价格的话就很便宜呀。
◇暗いうちに出かけた/天还没亮就出门了。
◇きみがいっしょに行ってくれるなら心丈夫だ/你能跟我一起去,我就放心了。
◇こちらがいまお話しした田中さんです/这位就是刚才提到的田中先生。
◇子供のころから彼女を知っている/我小时候就认识她。
◇笑うと白い歯がこぼれる/一笑就露出雪白的牙齿。
◇一両日中には仕上げます/一两天之内就完成。
◇私は16歳で自活し始めた/我16岁就开始独立生活了。
◇実際にやってみればわかる/实际做一做就明白了。
◇急がないと電車に乗りそこなうよ/不赶快的话,就会赶不上那趟车了。
◇ぼくの家は学校のそばにある/我的家就在学校附近。
◇2人は結婚2か月で熱が冷めた/他们俩结婚才两个月,婚前的热情就消失了。
◇左から2番めが私の妹だ/左数第二个就是我妹妹。
◇あなたが支持してくれれば百人力だ/有你的支持,我心里就塌实了。
◇会議ははじめから激しい議論となった/会议从一开始就进入了激烈的争论。
◇豆乳を温めると表面に膜がはるが,それが湯葉だ/豆浆加热后,表面结一层薄膜,那就是豆腐衣。
◇定期預金があと1か月で満期になる/定期存款再有一个月就到期了。
◇この道をまっすぐ行くと公園に出られます/顺着这条路一直走就能到公园。
◇訳がよくないと原文の真意が理解されない/译文不好的话,就不能理解原文的真正的意思。
◇もう少し早く来てくれればよかったのに/你要是再早一点儿来就好了。
◇弟は本を読みさしたまま遊びに行った/弟弟把书读到半截就去玩儿了。
[六]例外なしは“都”で
ある一定の範囲のモノやコトがすべて例外なく「同じ状況である」または「同じ動作をする」と言いたい場合は,中国語では“大家都来了”のように副詞“都”を用いる.
◆昨日も今日も暑い/昨天和今天都很热。
◆彼も王くんも東京へ行った/他和小王都去东京了。
◆私は毎年中国に行きます/我每年都去中国。
◆どの家にも人に言えない苦労はあるものだ/家家都有一本难念的经。
◆私は健康だから,検査してもしなくても同じです/我身体很好,检查不检查都一样。
◆頭の中は試験のことでいっぱいだ/满脑子都只想着考试的事。
◆昨日は採点にかかりっきりだった/昨天一天都判卷子了。
“都”は前の語句を受けるが,疑問文においては後ろにある疑問詞を受ける.
◆いったいどこ(とどこ)がぐあいが悪いのですか/你都哪儿不舒服?
★用例集
◇この薬ならたいていの薬屋にある/这种药一般药店都有。
◇相手は私の言うことにいちいち相づちを打った/我说的话,对方句句都随声附和。
◇このことはいままでだれにも明かしたことがない/在此之前跟任何人都没说过这件事。
◇何事もあきらめが大切だ/凡事都应该抱有达观的态度。
◇国をあげて肥満防止に取り組む/全国都在努力搞防止肥胖的活动。
◇その件については,いつでも私が相談にあずかりますよ/关于这件事,你随时都可以找我商量。
◇不景気で設備の半分が遊んでいる/由于不景气,一半设备都闲置未用。
◇一行はいたるところで温かく迎えられた/他们一行人所到之处都受到热情的欢迎。
◇各段落の頭に小見出しをつけた/在各个段落的前面都加了一个小标题。
◇お年寄りたちは元気にあふれていた/老人们都精力充沛。
◇みんな席をとろうと先を争って列車に乗りこんだ/大家为了抢占座位都争先恐后地挤上了列车。
◇いつ来てもいいよ/什么时候来都行。
◇この1語で全文が生きてくる/用上这个词全文都变得生动起来了。
◇今日は家の者はだれもおりません/今天家里人都不在。
◇部長は私を陰に陽に助けてくれた/部长明里暗里都帮助了我。
◇「それはどこで売っていますか」「全国の主要デパートで売っています」/“这种东西哪儿有卖的?”“全国各大百货商店都经销”。
◇日ごろどんな運動をしていますか/你平时都做些什么运动?
◇老いも若きもその競技を楽しんだ/老老少少都愉快地参加了那场比赛。
◇往復ともタクシーに乗った/来回都是坐(的)出租车。
◇何でも自分の思いどおりになると思ったら大間違いだ/事事都要称心如意,这样想是大错而特错的。
◇きみが同意しようとしまいと同じことだ/你同不同意都一样。
◇朝はパン食だが昼と夜はご飯を食ベる/早饭吃面包,不过午饭和晚饭都吃米饭。
◇毎日こんな仕事にかかわってはいられない/不能每天都做这种工作。
◇好むと好まざるとにかかわらず税金は払わなければならない/不管你喜欢不喜欢都得交税。
◇工場を誘致したせいで空気も海も汚くなった/招商建工厂的结果,使空气和海都被污染了。
◇これまでどんな仕事をしていましたか/这以前,你都做过什么工作?
◇そんなものはどこにでも転がっている/这种东西到处都有。
◇だれも彼もせかせかと動きまわっていた/所有的人都忙忙碌碌。
◇せんじ詰めれば学力の低下は家庭にも学校にも責任がある/如果要追究原因的话,学生水平下降家庭学校都有责任。
◇学生の大半は政治運動には無関心だ/学生中多半都对政治运动漠不关心。
◇自薦他薦を問わない/自我推荐和第三者推荐都可以。
◇原稿は手書きでもパソコンでもよい,ただしA4の用紙を使用すること/稿子用手写和电脑打都可以,但是必须使用A4纸。
◇双方が譲らず,話し合いは平行線をたどっている/双方都不让步,协商的进展僵化。
◇準備万端整えた/一切准备都做好了。
◇寝てもさめてもあなたのことばかりを考えています/日日夜夜都想着你。
◇人々は皇帝の前で地面に平伏した/人人都在皇帝面前伏地叩拜。
◇子どものときから外国にいて,ドイツ語もフランス語もぺらぺらだ/从小在国外生活,德语和法语都十分流利。
◇世界の人口は年ごとに膨張を続けている/全世界人口每年都在增加。
◇野原も山も新雪で雪化粧している/原野和群山都因新雪而披上了银装。
◇天候のよしあしにかかわらず出かけるつもりだ/无论天气好坏,我都打算出门。
[七]「起こりそう」なら“会”を添え
「…する可能性がある」「…するはずである」という蓋然がいぜん性(あることが起こる可能性,実現の見込み)を表すとき,中国語ではよく“会”を使う.日本語において蓋然性を表す語がなくても“会”を用いる.そのとき,文末にしばしば“的”を伴う.
◆ご安心ください,この件はかならずやり遂げます/你放心,这事一定会办成的。
◆毎日同じ仕事ではだれだってあきあきする/每天做同样的工作,谁都会腻烦的。
◆水は100度になると沸騰する/水煮到100度,就会开。
◆いたずらっ子が何人かいると,クラスはかき回されます/有几个捣蛋鬼,班级秩序就会搅乱。
◆あとで後悔しますよ/以后你会后悔的。
◆努力すればよい成績をおさめられる/只要努力就会取得好成绩。
★用例集
◇塩分のとりすぎは血圧をあげる原因となる/吃盐过多会导致血压升高。
◇遊びほうけてばかりいるといまに困ったことになるよ/现在溺于游乐,将来会为难的。
◇そんなことを言うと罰が当たる/说这种话会遭报应的。
◇そんな生活を続けているときみは一生を誤る/那样生活下去会贻误你的一生。
◇きみの一念はきっとあの人に通じると思うよ/你的一片诚心一定会得到她的理解。
◇人はいつかは死ぬ/人总有一天会死的。
◇正しい者はいつか必ず勝つ/正义者早晚会取得胜利。
◇ご恩は一生忘れません/我一辈子也不会忘记您的恩情的。
◇いやしくも良識ある者はそんなことはしない/要是明智的人是不会做那种事的。
◇こんな薄っぺらな紙では、すぐ破けてしまうよ/这么薄薄的纸,一用就会破的。
◇あせるととかくろくなことはない/着急往往不会有好结果。
◇仕事は慎重に選ばないと,あとで後悔する/找工作的时候如果不慎重,将来会后悔的。
◇このままいくと大事になる/这样下去会惹出大事。
◇電車の中で大またを広げて座ると人の迷惑になる/在车上伸开着双腿坐的话会影响别人。
◇日ごろの行いがよくないと,運も向いてこない/平时举止不端,好运就不会降临。
◇そんなことをすると信用を落とすよ/做那种事会降低信用的!
◇真相はいずれおのずと明らかになるものだ/真相自然会大白的。
◇モーツァルトの音楽に耳を傾けていると心の安らぎを覚える/倾听莫扎特的音乐,会感到心境十分安恬。
◇1度スキーの味を覚えるとやめられなくなる/一旦体验到滑雪的妙处,就会上瘾的。
◇喜ぶと思いきや突然怒り出したので驚いた/原以为他会高兴,谁知却突然发起火来。
◇水は熱によって水蒸気にかえられる/水遇热会变为蒸汽。
◇妻がいるだけで陽気な雰囲気がかもし出される/只要我妻子在场,气氛就会活跃起来。
◇私の観測では彼女は絶対現れない/我推测她绝对不会来。
◇一心に祈れば御利益があります/只要诚心祷告,一定会灵验的。
◇どうもすみません.今度からは気をつけます/实在抱歉,下次我一定会注意的。
◇父は言い出したら最後あとに引かない/父亲一旦说了就不会退让。
◇サービスが悪いと店の評判が下がるよ/服务不好会影响餐厅的声誉。
◇窮屈な下着で体を締めつけると血行が悪くなる/穿太紧的贴身内衣会影响身体的血液循环。
◇早く手続きをしないと権利が消滅するよ/不尽早办理手续的话,就会丧失权利。
◇貨車が通るたびに家が震動する/每当货车经过,房子都会发生震动。
◇ご希望に添えるよう努力します/我会尽全力去满足您的要求。
◇これまでの生活態度を改めないと体をこわすよ/你要是不改变现在这样生活方式,会把身体弄垮的。
◇年をとると血圧が高くなる/人上了年纪血压就会升高。
◇このおもちゃはねじを巻くととことこと歩く/这个玩具上了发条后,就会迈着小碎步快速行走。
◇彼女が将来どうなるかなんとも言えない/说不清她将来会怎么样。
◇困難に打ち勝つとなんとも言えない喜びを感ずる/当克服了困难的时候,就会感到一种无法形容的喜悦。
◇速乾性の画材なので重ね塗りしても色がにじまない/这种颜料属于速干型的,不论涂几遍,颜色也不会渗出来。
◇水に熱を加えると沸騰して水蒸気になる/水加热后会沸腾,然后变成水蒸气。
◇絹は年数を経ると光沢が出てくる/丝绸随着年数的增加会变得有光泽。
◇はじめはつらくてもすぐ慣れる/开始可能有些苦,但很快就会习惯的。
[八]“要”が要るとき
日本語では意志や願望・可能性・必然性などは言葉としてははっきり示されないことが多いが,中国語ではこれらの意味はよく助動詞“要”yàoによって担われる.
1 「…したい」「…するつもりだ」という意志を表すとき“要”を使う.日本語では意志を表す語が現れないことも多いが,中国語では“要”をつける.
◆どうあっても私は明日かならず行く/不管怎么样,我明天一定要去。
◆あなたも見ますか/你也要看吗?
2 「きっと…する」という比較的強い可能性や,「(当然)…となる」という必然性を表すときも“要”を使う.蓋然がいぜん性を表す“会”を使ったときよりも,より可能性が高いと断定する表現になる.
◆明日は雨が降る/明天要下雨。
◆そんなに薄着だと風邪をひきますよ/穿这么少要着凉的。
◆勉強しなければすぐにおくれてしまう/不学习就要落后。
★用例集
◇お父さんが来るから席を1つ空けておいてね/一会儿爸爸要来,把那边儿的座位空着。
◇あくまでも初志を貫徹する/一定要贯彻初衷。
◇新たに六本木にも店を出す/在六本木也要新开一家店。
◇いずれは知れてしまうよ/迟早要被发觉的。
◇明日盲腸の手術を受ける/明天我要做〔接受〕阑尾手术。
◇この上まだ要求するとはきみも厚かましいね/得寸进尺还要提出要求,你的脸皮也太厚了。
◇すみません,降ります,通してください/我要下车,让一下。
◇今回はぼくは下りるよ/这一次我要弃权。
◇この仕打ちのお返しはきっとするよ/这受辱之仇是一定要报的。
◇今日は帰りが遅くなる/今天要回来得晚些。
◇同じ買うなら品質のよいのを買いなさい/既然要买,就买质量好的吧。
◇いずれ近いうちにその絵をお目にかけます/近期内我一定要请您看看那幅画。
◇今日は院長先生の回診がある/今天院长要来查病房。
◇来年から電気料金が改正される/从明年起电费要有改动。
◇代表チームの監督は次のワールドカップに出場を果たすと確約した/国足主教练明确表示一定要参加下届世界杯比赛。
◇石にかじりついてもやり通す/无论遇到什么困难,也要干到底。
◇やつらをぎゅうぎゅういわせてやろう/我要狠狠地教训教训那帮伙。
◇こんな嵐の中,漁に出るなんて狂気のさただ/在这样的暴风中还要出海,你疯了吗!
◇この新製品は来月下旬までには店頭に並ぶ/这个新产品要在下个月底之前上市。
◇私もこれからは心を入れかえます/从现在起我也要重新做人。
◇差し出がましいようだが一言注意しておく/可能是我多管闲事,但我还是要提醒你一句。
◇いたずらするとお仕置きしますよ/你要淘气,我可要教训你啦。
◇休むとほかの者にしわ寄せがいくので休みがとりにくい/一休息自己的工作就要压在别人肩上,所以不好休假。
◇何年かかろうときっと真実をつきとめてやる/不管花多少时间,我都一定要把真相搞清楚。
◇彼は全力を尽くすと誓約した/他发誓要全力以赴。
◇その選手は帰国第一声で4年後のオリンピックに再び挑戦することを表明した/那个选手在回国后的第一次讲话中,表明了要再向四年后的奥林匹克挑战。
◇天気予報で言っていたけど,明日は雨だってさ/天气预报说,明天要下雨。
◇あんなことしてるといまに泣きを見るぞ/做那种事情,早晚要倒霉的。
◇そんななまっちょろいやり方だと失敗するよ/采取那种不彻底的做法要失败的。
◇何でも従妹は近々結婚するらしい/表妹好像最近要结婚。
◇そんなことすると罰が当たるぞ/你那样做是要遭报应的。
◇法律に背けば罰せられる/触犯法律要受到惩罚。
◇そんなことを言おうものなら彼女から張り飛ばされるよ/说这话可要遭她猛打的呦!
◇こんな店で働いていては骨までしゃぶられてしまう/在那样的店打工要受尽剥削。
◇この取引先を失ったら飯の食いあげだ/失去了这个客户的话,可就要丢饭碗。
◇父は厳しいので外泊なんてしようものなら間違いなくどなられる/我父亲很严厉,如果我想晚上不回家,肯定要遭到训斥。
◇祭りにはいつもたくさんの屋台が出る/过节的时候总要摆出很多摊子。
◇よそでそんなことを言ったら笑われる/在外面说了那样的话,是要被笑话的。
◇そんな弱腰じゃ、交渉に負けちゃうよ/就你这么怯懦,谈判要谈输的。
◇近くアメリカに留学する/不久要去美国留学。
[九]“才”は「やっと」現れる
日本語の文中では「やっと」「こそ」「…してはじめて」などの語が現れていなくても,そのような意味が含まれていれば,中国語に訳すときには“才”を加える.
1 「そこではじめて」「やっと」など,ある出来事のあとに新しい状態になるという意味が含まれている場合.
◆お話を聞いて(はじめて)目がさめました/听了您的话,我才省悟了。
2 「(ほかではなく)…こそ」という断定の気持ちや,程度が高いこと,断固とした否定など,確定的な判断の意味が含まれている場合.
◆彼(こそ)が市長にふさわしい/他才适合当市长。
◆あそこの景色はほんとにすばらしい/那儿的风景才美呢。
3 「やっと」「ようやく」など,事の起こるのが時間的に遅いという意味が含まれている場合.
◆会議が始まってずいぶんたってから,彼は(やっと)顔を出した/会议开始好长时间了,他才露面。
4 「…して,やっと」「…だからこそ」など,ある条件や原因に限ってそうなるという意味が含まれている場合.
◆苦労したから(こそ)いい作品ができた/正是因为下了苦功,才创作出了好作品。
★用例集
◇列車に乗り遅れたおかげで,事故に遭わずに済んだ/因为没赶上那趟火车才幸免于难。
◇事故の明くる日になって警察に届け出た/出事的第二天才去报警。
◇その動物は日本にだけいる/那种动物只有日本才有。
◇講演は予定の時間を30分オーバーして終わった/演讲比预定时间延长了半个小时才结束。
◇あの人のおかげで今の私があるといってもけっして言い過ぎではない/可以说正是因为有他的帮助才有今天的我,这样说一点儿也不夸张。
◇傘を持っていたお陰で濡れずに済んだ/幸亏带了雨伞,才没被雨淋着。
◇きみのためを思って,親心で言ってるんだよ/我是为你着想,出于好心才这样说的。
◇中国へ向かう飛行機の中で心臓発作を起こしたが,折よく乗り合わせた医者の救急処置で命拾いした/我在飞往中国的飞机上突发心脏病,正巧乘客里有位大夫给我及时救治,我才捡回一条命。
◇彼女はかろうじてケーキの誘惑に勝った/她好不容易才战胜蛋糕的诱惑。
◇専門家の眼識でないと区別はつかない/只有专家的眼力才能分辨出二者的区别。
◇骨折が完治するのに3か月かかった/骨折用了三个月才彻底治好。
◇家に帰るまで時計がなくなっているのに気づかなかった/回到家,才发现手表没有了。
◇私は一時の気まぐれであんなことを言ったのではない/我不是因一时冲动才那样说的。
◇このやっかいな仕事を片づけられるのはあの人くらいのものだ/只有他那样的人才能处理这种麻烦的工作。
◇仕事を終えるのに午後中かかってしまった/花了一下午才把工作干完了。
◇世界の平和,これが私たちが目指すべき道だ/维护世界和平,这才是我们应走的道路。
◇これからがたいへんだ/这往后才难呢。
◇彼との縁談が壊れたのはお父さんの責任よ/都是因为爸爸,我和他的亲事才吹了。
◇ほんの座興のつもりでそう言っただけだ/我只不过是为了逗趣儿才那么说的。
◇人間,何が幸せになるかわからない/人不懂什么才是幸福。
◇これが彼の真実の姿だ/这才是他的本色。
◇家の完成までにはもう少しかかる/新房子还要过一阵儿才能造好。
◇なるほど,それでわかった/原来如此,我这下才明白了。
◇人生は不可解でありそれゆえに生きる価値がある/人生不可知,正因为如此,才有生存的价值。
◇私はあらゆる試練に耐えて今日の地位を築いた/我经受了各种考验才建立起了今天的地位。
◇視察はつけ足しで観光が一行の目的だ/考察只不过是捎带的,旅游才是他们的目的。
◇どうせだれかに突かれて押しかけてきたのだろう/一定是有人怂恿,他才不请自来的吧。
◇印刷に出したあとで誤りに気づいてももう手後れだ/送去印刷后才发现有错误,已经来不及了。
◇それは彼女の親切心から出た言葉だ/出于好心她才这么说的。
◇よく見るとそれはカタツムリだった/仔细一看才发现是蜗牛。
◇問い合わせてみたらその報道は誤りだとわかった/我打听了一下,才知道那个报道是错误的。
◇これが当世風のやり方だ/这才是时髦的做法呢。
◇病気になって健康の尊さを知った/得病以后才知道健康的宝贵。
◇殴られたから殴り返したまでだ/他先打我,我才还手的。
◇人の家に行ったら靴を並べて入るのが礼儀だ/去别人家里时,把鞋子摆放好再进去才有礼貌。
◇試験の前夜になってにわか勉強をする/临到考试前一天晚上才临阵磨枪。
◇会場に着いてから自分の場違いな格好に気づいた/到了会场才发现自己的打扮不合时宜。
◇温かいコーヒーを飲んで人心地がついた/喝了一杯热咖啡才缓过劲儿来。
◇親の意見と冷や酒は後になって効いてくる/父母的意见和冷酒都是过后才起作用。
◇酒をやめるという約束で彼を雇った/他答应戒酒,我才雇用了他。
[十]数量は動詞・形容詞の後ろ
日本語では「1時間待つ」「1回読む」「50元高い」など,時間量,動作の回数,比較した結果の差量は動詞や形容詞の前に置くが,中国語では動詞・形容詞の後ろに置く.
1 動作がどのくらい行われるかという時間量は動詞の後ろに置く.動詞の時間量を表す成分は時量補語とよばれる.補語は動詞や形容詞について補足説明する成分であり,常にこれらと密着する.
◆10分間待った/等了十分钟。
目的語があるときは「動詞+時間量+目的語」の順になる.
◆2時間テレビを見た/看了两个小时(的)电视。
ただし,目的語が代名詞のときは「動詞+代名詞+時間量」となる.
◆彼を長いこと待った/等了他半天。
2 またあることが起こってからどれぐらい経過したかを表す時間量は最後にくる.これらは“毕业”や“结婚”など,その動作が瞬時に完結し幅をもたないものが多い.
◆彼は卒業して3年になる/他毕业三年了。
◆結婚して4年になる/我结婚四年了。
3 動作が行われた回数を表す語は,動量補語として動詞の後ろに置く.動詞が目的語を伴う場合は,動量補語の後ろに目的語を置く.
◆彼女のコンサートに,私は2回行ったことがある/她的演唱会,我去听过两次。
◆彼はお母さんに毎日1度電話を入れる/他每天给他妈妈打一次电话。
◆彼は授業の前にテキストを3回読んだ/他上课之前看了三遍课文。
◆父はひざをポンポンとたたいた/爸爸拍了两下大腿。
ただし,目的語が人称代名詞の場合は動量補語の前に置く.
◆王さんは午前中に1度私を訪ねてきた/老王上午来看过我一次。
4 以上のように補語が動詞の後ろという原則は変わらないが,目的語が人名や地名のときには揺れがあり,動量詞の前でも後ろでもかまわない.
◆西安に1度行ったことがある/(a)我去过西安一次。/(b)我去过一次西安。
◆王さんに1度会ったことがある/(a)我见过小王一次。/(b)我见过一次小王。
5 どちらが「どれだけ」多い・少ない・重い・軽いなど,比較した結果の差を表す数量は形容詞の後ろに置く.
◆妹は私より頭1つ背が高い/妹妹比我高一个头。
◆このセーターはあれより50元高い/这件毛衣比那件贵50元。
◆今日は気温が昨日より10度くらい低い/今天的气温比昨天低十度左右。
★用例集
◇遭難者らは水だけで15日間生き延びた/那些遇难者仅靠水活过了15天。
◇いつもより30分早く登校する/比平常早30分钟去学校。
◇夫は私より3つ上だ/我丈夫比我大〔年长〕三岁。
◇1度洗っただけで色が落ちてしまった/只洗过一次颜色就褪了。
◇彼はこれまで5回遅刻した/到目前为止他迟到过五次。
◇2時間も彼女を待った甲斐はなかった/白等了她两小时。
◇彼は外勤を3年つとめた/他担任了3年外勤。
◇会談は2時間に及んだ/会谈进行了两个小时。
◇かれこれ5年間アメリカに滞在した/我在美国差不多待了5年。
◇あの店は毎月1回勘定をとりにくる/那家商店每个月来收一次款。
◇田中さんは1級上だ/田中比我高1年级。
◇この夏には1か月かけて国内を旅行した/这个夏天在国内旅行了一个月。
◇私たちは一晩中心行くまで語りあった/我们痛快地畅谈了一晚上。
◇雨が一日中小やみなく降っていた/雨下了一整天都没停过。
◇このところ毎日1時間ほど残業している/最近每天都加班一个来小时。
◇1度しか行ったことがない/只去过一次。
◇父は私より5センチ背が低い〔高い〕/爸爸比我矮〔高〕五公分。
◇産休の先生の代講で1年間英語を教えた/给休产假的老师代课,教了一年英语课。
◇チャンスがあったらパリにもう一度行きたい/如果有机会还想再去一次巴黎。
◇会議は一日中続いた/会议开了整整一天。
◇彼は2期議長を勤めた/他担任了两届主席。
◇彼女とは2,3度会ったことがある/我见过她两三次。
◇電話が遠いので,もう一度言ってください/电话听不清楚,请再说一遍。
◇池を時計周りに1周する/绕着水池顺时针转了一圈儿。
◇毎朝2時間トレーニングする/每天早上锻炼两个小时。
◇パスタを標準よりやや長めに茹でて氷水で冷やす/意大利面要比标准时间多煮一会儿,然后用冰水冰一下。
◇会社は近いには近いが途中で2度も乗り換えなければならない/我家离公司近是近,可是中途得倒两次车。
◇ニスを薄く2度塗る/薄薄地涂两遍清漆。
◇念のためにもう一度勘定してみた/为慎重起见又计算了一遍。
◇少なくとも週に1回は本屋をのぞく/我每周至少逛一次书店。
◇この会社に入って何年ですか/你进这家公司几年了?
◇何度も反復して練習する/反复练习好几回。
◇道に迷ってしまい1時間以上歩きまわった/迷失了方向,不停地走了一个多小时。
◇私たちが当地に来てから満3年になる/我们来到这里整三年了。
◇私は毎日かかってくる無言電話にもう半年も悩まされている/每天打来的无言电话已经烦恼了我半年。
◇間食をやめたら2キロやせた/停吃零食后瘦了两公斤。
◇きみよりあいつのほうが役者が一枚上だ/他比你技高一筹。
◇テレビを定価より1割安く買った/我买的电视比定价便宜了一成。
◇パソコンは2時間やったら10分休むようにしなさい/打两个小时的电脑,就要休息十分钟。
◇あの映画は3か月もロングランを続けている/那部影片已连续放映了三个月。
[十一]よく現れる“来”と“去”
日本語の文中に「行く」や「来る」を表す語句がなくても,中国語に訳すときは“来”lái“去”qùをつけなくてはならない場合がある.このような“来”と“去”は一種の繋つなぎの働きをするものであり,次の2つのタイプに分かれる.
1 ある動作・行為の仕手を強調し,積極的な気分を表す.
◆一言ごあいさつを申しあげます/我来讲几句。
◆順序を追って事の次第をお話しいたします/我来按顺序介绍一下事情的经过。
◆彼はその種の文章を書きつけているから,彼に頼もう/他写惯这种文章,就让他来写吧。
◆自分の裁量で仕事を進める/自己的工作自己去考虑。
◆力比べをしよう/我们来比比谁的力气大。
2 一定の方式である動作・行為にのぞむとき,前半の方式のあとに“来”や“去”を用い,後半の動作・行為へとつなぐ.方式はよく“靠”“用”“按照”“根据”などによって示されることが多い.
◆運動して脂肪を減らす/靠运动来消耗脂肪。
◆収入に応じた暮らしをしなさい/你应该根据自己的收入去生活。
◆自分の気持ちに正直でありたい/我要按自己想的去做。
◆総力を結集してたたかう/集中全部的力量去斗争。
◆彼は舌先で母親を丸めこんだ/他用甜言蜜语来哄妈妈。
★用例集
◇双方の言い分を聞いて判断する/听取双方的意见来作出判断。
◇この問題についてはひとまず打ち切って,次の議題に移ります/这个问题暂时先告一段落,我们来讨论下一个问题。
◇彼女はその役に打ってつけだ/这个角色让她来演正合适〔最理想〕。
◇人を恨むな/不要去抱怨别人。
◇だれがこの責任を負うのか/谁来负这个责任呢?
◇会計はぼくが持つよ/由我来付款。
◇賄賂を贈って懐柔する/以贿赂来笼络人。
◇何事も金ずくで解決しようとする/什么事都想要靠金钱来解决。
◇挙国でこの難局に対処しなければならない/必须全国上下团结一致来应付这一困难局面。
◇くじで順番を決める/抽签来决定顺序。
◇きみの運転では心もとないからぼくがかわろう/你开车让人不放心,还是我来开吧。
◇重要な交渉だからしかるべき人を立てよう/这是一个重要的谈判,应该派适当的人来负责。
◇住民による町づくり/由居民自己来建设城镇。
◇今日こそ勝負をつけようじゃないか/今天让我们来决一胜负!
◇リストラによる人件費の削減/通过裁员来削减用人开支。
◇私たちは毎年1回,同窓会を開いて親睦をはかっている/我们每年举行一次同窗会来联络老同学们之间的感情。
◇積極的な態度で物事にとり組む/以积极的态度来对待工作。
◇祖父の財産はだれが相続するのだろうか/祖父的财产由谁来继承?
◇強い態度で交渉に臨む/采取强硬的态度去进行交涉。
◇第三者の立場からものを見る/站在第三者的立场上来看问题。.
◇子どもを金で釣るな/别用钱去引诱孩子。
◇犯人は死をもって罪を償おうとした/犯人想以死来抵罪。
◇忙しそうですね,手を貸しましょうか/你可真忙,我来帮忙吧?
◇あなたがこのプロジェクトの指揮を取りなさい/你来负责这个项目。
◇解剖図が病気の説明のため投影された/用解剖图的投影来进行病情的说明。
◇中国語の発音を独学でマスターするのは難しい/靠自学来掌握汉语发音很难。
◇いろいろな品を取り揃えてお客さまをお待ちしています/备齐了各种各样的商品来恭候顾客的光临。
◇この件では私が泥をかぶろう/这件事的罪责由我来承担吧。
◇新商品の名前を一般公募で決める/新商品的名称通过向社会公开征集来决定。
◇その子は私が引き取ります/这个孩子我来收养。
◇卑近な例をあげて説明しよう/我举一个浅显的例子来说明一下。
◇兄が店を継がないとなれば必然的に次男の私が継ぐことになる/哥哥不继承店业的话,就只有我这个老二来继承了。
◇話を引っ張って時間をかせぐ/延长话题来拖延时间。
◇人寄せの太鼓を打つ/打鼓来招揽顾客。
◇暇つぶしにテレビを見る/看电视来消磨时间。
◇こうとしか表現しようがない/只能用这种字眼来表达。
◇ぼくが悪かった,ぼくに弁償させてください/是我的不是,让我来赔吧。
◇費用は私に持たせてください/费用由我来负担吧。
◇やり方を教えてやろう/我来教你该怎么做。
◇おのれをもって他人を律するな/不要用你自己的标准来衡量别人。
[十二]形容詞 昨日のことでも“了”はいらぬ
あるモノやコトの性質・状態,または人の心情を述べる場合,「昨日は寒かった」のように日本語では過去を表す「…た」形を用いるが,これに対応する中国語は“昨天很冷。”となり,形容詞の後ろに“了”を用いない.
形容詞の後ろに“了”をつけるときは,ふつう「そのような状態になった」という「変化」を表す.たとえば,“今天天气很凉快了”(昨日まではそうでもなかったのに,今日から涼しくなった)
◆私の母は若いころきれいだった/我母亲年轻时很漂亮。
◆ああ,おいしかった/啊,真好吃。
◆去年の夏は涼しかった/去年夏天,天气很凉快。
◆子どものころはとてもおてんばでした/我小时候很活泼。
★用例集
◇この間泊まったホテルは居心地がよかった/上次住的那家酒店感觉很舒适。
◇今しがた起こった地震は大きかった/刚才发生的地震很强烈。
◇ルービンシュタインのピアノ演奏はすばらしかった/鲁宾斯坦的钢琴演奏得非常精彩。
◇兵士たちの士気は旺盛であった/士兵们士气旺盛。
◇母は知らせを聞いておおいに喜んだ/妈妈听到这个消息非常高兴。
◇よくよく思い返してみると,たしかに彼の言動は変だった/仔细想想当时的情况,他的言行确实有些怪。
◇台風の被害はかすり傷程度で済んだ/台风造成的损失还算轻微。
◇今日は稼ぎが少なかった/今天收入很少。
◇遊園地は家族連れでにぎわっていた/游乐场里到处都是带着孩子来玩的人,非常热闹。
◇朝方はずいぶん冷え込んだ/天亮时分相当冷。
◇高校時代は野球部に入っていたので,髪を短く刈り込んでいた/上高中时我是学校棒球队的,所以头发剪得很短。
◇昨日は本当に暑かった/昨天真热。
◇子どものころはとても太っていた/我小时候很胖。
◇今年はコムギの作柄がよかった/今年小麦的收成好。
◇じっくり煮こんだ肉は味がしみて,やわらかだった/花长时间慢慢儿煮好的肉很入味,肉质也很嫩。
◇彼の態度は不自然だった/他的态度不自然。
◇話を聞いて私は心中穏やかではなかった/听了这话,我心里很不平静。
◇そのころはまだ若かった/当时我还年轻。
◇会議中あくびが出そうになって困った/开会的时候一直强忍着打哈欠,真难受。
◇この夏は特別雨が多かった/今年夏天的雨水特别多。
◇山頂はとても寒かった/山顶上很冷。
◇この春は野菜の値動きが激しかった/今春的蔬菜价格起伏很大。
◇うそがばれてばつの悪い思いをした/谎话被拆穿后很尴尬。
◇あの店もかつては流行ったものだ/那家店曾经很兴旺。
◇その問題は私には易しかった/那道题对我来说很简单。
[十三]「…ている・ていた」なのに“了”をつける
日本語の「…ている・ていた」は動作の継続状態,また動作後の状態を表すことがある.次のような「…ている・ていた」を中国語に訳すとき,動詞の直後に“了”をつければよい.
1 動作が一定時間(「2時間」“两个小时”など)継続している,あるいは継続していたことを述べる場合,中国語では“正在”や“着”は使えず,“了”を動詞の直後につける.
◆彼は外でガールフレンドを2時間待っていた/他在外边等了她两个小时了。
◆私はもうまるまる8時間働いている/我整整干了八个钟头了。
◆午後は図書館で1時間勉強をしていた/下午我在图书馆学习了一个小时。
これは中国語では“等”や“干”“学习”という動作が閉じられた時間内で完了しており,“正在”や“着”を使えないためである.
2 「死ぬ」「結婚する」など,その行為が瞬間的に終結する動作については,変化後の状態(「死んでいる」「結婚している」)を表すには動詞(または動詞+補語)の直後に“了”をつける.
◆その鳥は死んでいる/那只鸟已经死了。
◆姉は結婚している/姐姐结婚了。
◆木が倒れている/树刮倒了。
◆ハンカチが落ちている/手帕掉了。
◆私のパソコンは壊れている/我的电脑坏了。
★用例集
◇この敷物は日に当たって色があせている/这地毯被太阳晒得褪色了。
◇この道路はアスファルトが敷かれている/这条路铺了柏油。
◇この機械は油が切れている/这台机器没油了。
◇社長のゴルフはプロの域に達している/总经理打高尔夫已经达到了专业水平。
◇一夜あけると雨はやんでいた/过了一夜,雨早停了。
◇もう2時間も歩いている/我已经走了两个小时了。
◇ドアは内側からかぎがかかっていた/门从里面锁上了。
◇上から2行めのところ,2文字落ちている/第二行漏了两个字。
◇何か大切なことが欠けているようだ/好像缺少了什么重要的东西。
◇かげろうが立っている/掀起了热浪。
◇数え間違えているようです,もう一度数え直してください/好像数错了,请再数一遍。
◇あいつとはもう縁が切れている/跟他已经断绝了关系。
◇きみはぼくの言ったことを曲解している/你曲解了我说的话。
◇ダイオキシンが許容を超えている/二恶英超过了(最大)容许剂量。
◇帽子の型が崩れている/帽子已经走形了。
◇あの落語家は師匠の芸風を受け継いでいる/那个落语演员继承了他师傅的表演风格。
◇何時間も眠りこけている/一连睡了好几个小时。
◇チューリップの花が咲いている/郁金香开花了。
◇ガラスの小片が散らばっている/玻璃碎片散了一地。
◇新聞を2紙とっている/我订了两种报纸。
◇袖口が擦り切れている/袖口磨破了。
◇机の上はずいぶんほこりがたまっている/桌子上积了厚厚的灰尘。
◇ロープがたるんでいる/缆绳松了。
◇鼻が詰まっていて,においがわからない/鼻子堵了,闻不出味儿来。
◇落ち葉が庭一面に積み重なっていた/落叶堆满了院子。
◇頭のてっぺんがはげている/头顶秃了。
◇週刊誌に中国の映画スターの写真が出ている/周刊杂志上登了中国电影明星的照片。
◇机とかいすとか全部用意はできている/桌子啦,椅子啦,全部准备好了。
◇船はまる1日氷に閉ざされていた/船被冰封住了一整天。
◇父は風邪をこじらせ,ここ1週間ほど入院している/父亲感冒老是不好,住了一个星期医院了。
◇湖は一面に氷が張っている/湖面上结满了冰。
◇もう10年以上もこの会社で働いている/我已经在这个公司工作了十年以上了。
◇書類は古びて黄色くなっている/文件陈旧变黄了。
◇雪の重みでタケが曲がっている/雪的重量把竹子压弯了。
◇私は物持ちがよくて,このTシャツなんかはもう15年着ている/我很爱惜东西,这件T恤衫已经穿了15年了。
◇手帳からそのページだけが破りとられていた/笔记本上只有那一页被撕掉了。
◇このねじは緩んでいる/这个螺丝松动了。
◇リンパがはれている/淋巴肿了。
◇3日連続して雨が降っている/连续下了三天雨。
◇牛乳が悪くなっている/牛奶坏了。
[十四]動詞はどうした?
日本語は動詞を省略する傾向にあるが,中国語では動詞を明示することが多い.
1、◆私は肉が好きです/我喜欢吃肉。――肉をどうするのが好きなのかを考え,動詞“吃”を加え“喜欢+VP”の形にする.
2、◆傘を忘れた/忘了带伞。――傘を持つのを忘れたと考え,動詞“带”を補い,“带伞”という動詞フレーズを“忘”の目的語にする.
◆財布を忘れた/忘了带钱包。
◆かぎを忘れた/忘了拿钥匙。
3 日本語は名詞表現のみのところ,中国語では名詞にふさわしい動詞をつけることが多い.
◆忘年会を安くあげる方法はないかね/开年终联欢会有没有省钱的办法呢?
◆商売にはあたりはずれがある/做买卖免不了好运和坏运。
◆彼女にバイオリンを教えてあげる/教她拉小提琴。
★用例集
◇あなたの顔色には紺色の服がよく合う/你的脸色很适合穿深蓝色的衣服。
◇これを記念にあげましょう/这个送给你做个纪念吧。
◇そんな単調な生活にはすぐ飽きがくるだろう/过那种单调的生活很快就会过腻吧。
◇宇宙旅行はいずれごくありふれたことになるだろう/去宇宙旅行迟早会成为并不稀奇的事情。
◇すぐ医者に行ったほうがよい/你最好马上去医院看看。
◇例の出来事以来,私の生活は一変した/自从发生了那件事以后,我的生活完全变了。
◇別れた母と子が再会するシーンで思わず目がうるうるしてしまった/看到母子俩别后重逢的场面不禁热泪盈眶。
◇兄は絵がうまい/哥哥很会画画。
◇今度の日曜日,いっしょに映画に行きませんか/下星期天,一起去看电影怎么样?
◇襟を正して先生の話を聞く/正襟危坐,听老师讲话。
◇自分で言うのもおこがましいが,そんな仕事ならお手のものだ/不是自吹,干这种活我最拿手了。
◇囲碁なら多少腕に覚えがある/下围棋我还是有一定把握〔自信〕的。
◇お茶をいかがですか/喝杯茶怎么样?
◇会社へ行く/去公司上班。
◇江の島に海水浴に行く/去江之岛洗海水浴。
◇雨にもかかわらず息子は出かけていった/尽管下着雨,儿子还是出去了。
◇気丈な母の涙を初めて見ました/第一次看到刚强的母亲流下眼泪。
◇イヌの散歩なら苦にならない/如果是带狗去散步的话就不是负担。
◇鉛筆でけっこうです,ちょっと貸してください/铅笔也行,请借我用一下。
◇青年は宇宙飛行士を志してアメリカに渡った/这个年轻人立志要当宇航员,到美国去了。
◇じっとこらえて時節を待て/忍忍吧,等候时机到来。
◇勝利の知らせに思わず万歳を叫んだ/听到胜利的消息,情不自禁地高呼“万岁!”
◇何事も時機を逃がしてはだめだ/做什么事都不能错过时机。
◇学生時代はテニスにあけ暮れていた/学生时期着迷于打网球。
◇不合格のしらせに弟はしゅんとなった/接到不合格的通知,弟弟一下泄了气。
◇中国政府からの招待で北京へ親善試合に行った/应中国政府的邀请去北京参加友好比赛。
◇祖父の苦労話には食傷している/已经腻烦听爷爷讲辛苦经历。
◇仕事をすっぽかしてゴルフに行った/扔下工作去打高尔夫球。
◇カラオケに行ってストレスを発散する/去唱卡拉OK放松放松。
◇寸暇を惜しんでピアノの練習をする/珍惜分分秒秒的时间,练习弹钢琴。
◇筆記用具,腕時計,それから受験票を忘れないように/别忘了带书写用具、手表、还有准考票。
◇7時にはご飯だからそれまでに帰ってきなさい/7点吃饭,所以要在7点以前回来。
◇病人はあと2,3日で退院の許可が出るだろう/再过两三天,病人就会被批准出院了。
◇その建物は火事でも大丈夫だ/那座建筑物就是遇到火灾也没问题。
◇私は絶えずよい姿勢を心がけている/我经常注意保持良好的姿势。
◇この仕事は彼女1人では頼りない/这个工作让她一个人干不放心。
◇姉さん,ビール2本ね/大姐,来两瓶啤酒。
◇このワンピースは私には短すぎる/这条连衣裙我穿太短了。
◇珍しい品をありがとう/多谢你送我珍贵的礼物。
◇私は果物が好きだが別けてもメロンが好きだ/我喜欢吃水果,尤其喜欢吃蜜瓜。
[十五]中国語 動詞があってこその補語
日本語では言わずと知れたこととして省かれている動詞が中国語では「動詞+補語」という形で表される.
1 「動詞+結果補語」
◆彼はおなかをこわした/他吃坏了肚子。――どのような動作の結果,おなかをこわしたのかを考え,動詞“吃”を加えて「V+結果補語」の形にする.
◆足にまめができた/脚上磨出了泡。
◆矢が的にあたった/箭射中了靶子。
2 「動詞+方向補語」
◆彼は教室に入っていった/他走进教室去了。――どのような動作を経て,中に入っていったのかを考え,動詞“走”を加えて“走进”の形にする.
3 「動詞+様態補語」
◆今日は楽しかった/我今天玩儿得真高兴。――何をして楽しかったのかを考え,動詞“玩儿”を加えて「V得+様態補語」の形にする.
◆彼の大胆さにあ然とした/被他的大胆举动惊得目瞪口呆。
以上はいずれも「V+補語」の例で,補語はそれぞれ結果補語・方向補語・様態補語と異なるものの,いずれもこれらの補語の前に動詞があり,その動詞は日本語では表されていないものである.
★用例集
◇荷物を岸に上げる/把货物搬上岸。
◇冬になると手が荒れる/一到冬天,手上的皮肤就变得很粗糙。
◇妻の愚痴には飽き飽きだ/妻子的牢骚话我已经听腻了。
◇質問に当てずっぽうで答えたらうまく当たった/胡乱回答问题竟答对了。
◇もっと編み目を細かくする/把针脚编织得再密一些。
◇ズボンのポケットに両手を入れる/把双手插进裤兜儿里。
◇今日は家から一歩も出なかった/今天我一步也没走出过家门。
◇肉だの,魚だの,野菜だのをいっしょくたになべに入れて煮る/肉啦、鱼啦、蔬菜啦统统放进锅里一起煮。
◇花壇を花で埋める/花坛里种满了花草。
◇女優は拍手喝采の内にステージを下りた/那个女演员在掌声和喝彩声中走下了舞台。
◇犯人は警官にナイフで傷を負わせた/犯人用刀刺伤了警察。
◇おっと間違えた/哎呀,我搞错了!
◇フリーザーから出した肉はすっかり解凍した/从冷冻库拿出来的肉解冻完了。
◇あの人は感情がすぐ顔に出る/他的喜怒哀乐马上会在脸上表现出来。
◇少し酔っぱらった,外に出て風に当たろう/有点儿喝醉了,出去透透风(呼吸呼吸新鲜空气)。
◇あの文章はややかたい/那篇文章写得比较生硬。
◇結び目がかたくてほどけない/扣儿系得太紧,解不开。
◇看板を出す/挂出招牌。
◇このコートはすっかりくたびれてしまった/这件大衣已经穿得相当旧了。
◇公園にはさまざまな小鳥がやってくる/公园里飞来各种各样的小鸟。
◇風で目に塵が入った/风把灰尘吹进了眼晴里。
◇遅れてごめん/对不起,我来晚了。
◇話がこんがらかってきた/事情弄得纠缠不清〔漫无头绪〕的。
◇このホテルは料理はうまいがサービスが悪い/这家饭店菜做得好,可是服务太差。
◇カーテンをさっとあける/刷地拉开窗帘。
◇妻のゴルフも少しはさまになってきた/妻子的高尔夫打得多少成个样子了。
◇フライパンの上で肉がじゅうじゅういっている/肉在平底锅里煎得吱吱作响。
◇彼女は突然英語で話しかけられ,目を白黒させていた/有人突然用英语跟她搭话,她惊得目瞪口呆。
◇高等学校の全課程を終えた/学完了高中的全部课程。
◇この時計は合っていますか/这个表走得准不准?
◇船をドックに入れる/把船开进船坞。
◇ドライヤーで髪をかわかす/用吹风机吹干头发。
◇パトカーがサイレンを鳴らしながら来た/警车鸣着警笛开过来。
◇弟は肉づきがいい/弟弟长得很健壮。
◇旗が風にぱたぱたとはためく/旗子被风吹得哗啦哗啦响。
◇現金はほとんど尽きてしまった/现金大部分用完了。
◇コップに日本酒を満たした/杯子里倒满了日本清酒。
◇どうやら道を間違えたらしい/我好像走错路了。
◇先日は実に愉快でした/前几天过得很愉快。
◇よもやま話が尽きなかった/各种各样的话题说不尽。
[十六]「研究する」は“研究”とも“进行研究”とも
「研究する」は“研究”でよいが,中国語では形式動詞“进行”を使い“进行研究”のように言うこともできる.“进行”はあとに多音節の動詞を目的語にとる.これと似たような働きをするものに“加以”や“给以”があり,やはり多音節の動詞を目的語にとる.このような形式動詞はいずれも日本語では表現されていない.
これらが目的語に動作動詞をとるのに対し,命題やある状態を導く形式動詞として“觉得”“感到”などがあり,“觉得很冷”のようにやはり多音節の語句を目的語にとることができる.“进行”系と“觉得”系とはあとにくる目的語の性質が違い,いわば相補う分布を示す.
◆それには大がかりな調査が必要だ/对此,有必要进行大规模的调查。
◆実際の状況に基づいて解決する/根据实际情况加以解决。
◆関連する事柄については説明すべきである/有关情况应该加以说明。
◆彼が困っているならわれわれは助けてやるべきだ/他有困难,我们应给以帮助。
◆彼女の厚顔さには驚いた/她的厚颜无耻令人感到吃惊。
◆こんなことをして,われながら恥ずかしい/做这种事,连我自己都觉得丢脸。
★用例集
◇弟はいつもああでもないこうでもないと言って反対する/我弟弟总是这也不是那也不是进行反对。
◇トマトをまだ青いうちに収穫する/在西红柿还没熟之前就进行采摘。
◇田代さんは話題が豊富で人を飽きさせない/田代先生十分健谈,听他说话不会觉得厌烦。
◇忘れっぽいのにはわれながらあきれる/这么健忘,连自己都感到惊讶。
◇このような悪条件の下もとで研究は続けられない/在这样的不利条件下,我们无法继续进行研究。
◇身に余る光栄に存じます/我感到不胜荣幸。
◇重要案件について審議した/就一项重要议案进行了审议。
◇意を尽くして説明する/尽心尽力地进行说明。
◇言いたいだけ言ってさっぱりした/把想说的都说了,心里感到很痛快。
◇上司がなじったら彼はすぐに言い返した/领导一批评他,他马上就还口,进行辩白。
◇だれもが一部公務員の不正に対して憤っている/对个别公务员的不正当行为谁都感到气愤。
◇衣装をつけてリハーサルをする/穿上戏装进行彩排。
◇異説を検討する/对不同说法进行考察。
◇相手の無神経さにいらだつ/对对方满不在乎的态度感到烦躁不堪。
◇一刻も早く応急手当をしなければ命を失うことになります/不马上进行抢救的话,会有生命危险。
◇あの旅館はなんとなく暗くて薄気味悪い/那家旅馆总让人感到阴森森的。
◇この情報は裏をとる必要がある/对于这个消息我们必须进行对证核实。
◇あなたの言うことはどうも腑ふに落ちない/你所说的我觉得难以理解。
◇試験の前でなんとなく落ち着かない/考试前总觉得忐忑不安。
◇自分が何の役にも立てないことを悲しむ/因自己的无能为力而感到难过。
◇うれしくて足どりも軽く家路についた/感到很高兴,踏着轻快的步伐回到了家。
◇希少動物は保護しなければならない/珍稀动物应该加以保护。
◇知らない人と食事をするのは気詰まりだ/跟不认识的人一起吃饭,会感到很拘束。
◇母のいつもながらの長いお説教にはげんなりする/对母亲那套长篇说教感到腻烦。
◇惨状を見て妻はひどく怖がった/看了那个惨状,妻子感到非常害怕。
◇行きつけのお店がしまってしまうのは非常に残念だ/常去的那家商店突然关闭,这让我感到非常遗憾。
◇心底から過ちを後悔する/对自己的过失从心里感到后悔。
◇みなさんのご協力を切にお願いします/恳切希望各位给以大力协助。
◇私は疲れきっていて,口を開くのも大儀だった/我因为疲劳不堪,连开口都觉得很吃力。
◇市長が調停に乗り出した/市长亲自出马进行了调停。
◇いいところへ来てくれた,1人で退屈していたんだ/你来的正是时候,我一个人正感到烦闷呢。
◇道行く人を引き止めてインタビューする/把行人叫住,对他们进行采访。
◇もうそれ以上説明する必要はない/没有必要进一步加以说明。
◇首相の財政政策を批判する/对首相的财政政策进行批判。
◇標記の件について論議する/就标题所讲的问题进行讨论。
◇みんなの前でほめられてなんだかむずがゆかった/在大家面前受到表扬,感到有点儿不好意思。
◇申し込み順に受け付けいたします/按报名的先后顺序进行受理。
◇経営者は金策がうまくいかず弱り果てた/因为筹不到款,老板感到非常为难。
◇きみの言動にはまったく落胆させられたよ/你的言行实在叫我感到寒心。
[十七]「XはYだ」はいつも“X是Y”とは限らない
日本語では「昨年の中国旅行は忘れられない思い出だ」「その国の経済は深刻な状態だ」のように述語の部分が「名詞(句)+だ」という形式の文がよく見られる.一方,これを中国語に訳した場合には,“…是…”という構文は使えないことが多い.前述の日本語は“去年的中国之行真令人难忘。”“那个国家的经济情况不容乐观。”とするのが普通である.
◆午前中はひどい風だったが,お昼過ぎになってやんだ/上午一直刮大风,过了中午风住了。
◆外は雨降りだ/外面下雨了。
◆日曜日の町はたいした人出だ/星期天街上人非常多。
◆昨日被災地から戻ってきた人々はみな疲れきった表情だった/昨天从灾区回来的人都疲惫不堪。
★用例集
◇この箱は上げ底だ/这个箱子底儿很高。
◇ううん,これは難しい問題だ/嗯,这问题很难解决。
◇私は東京生まれだ/我出生在东京。
◇私の干支えとはひつじです/我属羊。
◇あの人は数々のこっけいなエピソードの持ち主だ/他闹过很多笑话。
◇これは大事だ/这可不得了啦。
◇今夜は私の奢りだ/今晚我请客。
◇彼らは幼なじみだ/他们从小就认识。
◇あの子はクラス一のおどけ者だ/那孩子在班里最爱逗乐儿。
◇今度はぼくが鬼だよ/这次该我作老瞎了。
◇今日の試合は好カードだ/今天的比赛编组很好。
◇それはいい買い物だったね/那个东西买得真合算呀。
◇これは1日がかりの仕事だ/这项工作要花一天的时间。
◇先生方はお疲れのごようすだ/看样子老师们都很累。
◇私はかなづちだ/我一点儿也不会游泳。
◇あいつは成長株だな/他很有前途。
◇彼女は変わった経歴の持ち主だ/她的经历比较特殊。
◇妹は苦労性だ/妹妹就爱操心。
◇政府の景気対策は黒星続きだ/政府振兴经济的对策连续失败。
◇うちは長生きの血統だ/我们家属于长寿血统。
◇あれは気だてのいい子だね/那姑娘性情真好。
◇2人は恋仲だ/他俩正在谈恋爱。
◇今週はずっと雨だ/这个星期一直下雨。
◇残念ながらわがチームは最下位だ/真遗憾,我们队排名最后。
◇私は三食ともパン食だ/我一日三餐都吃面包。
◇原田くんはクラスの首席だ/原田在班上数第一。
◇世間は広いようで狭いものだ/大千世界,其实有时很狭小。
◇今日は大変な寒さだ/今天太冷了。
◇天気予報で言っていたけど,明日は雨だってさ/天气预报说,明天要下雨。
◇このチョコレートはおまけつきだ/这个巧克力带有赠品。
◇兄は童顔でかわいらしい/我哥哥长了一副童颜,怪可爱的。
◇この家は西向きだ/这所房子朝西。
◇今日は早番だ/今天我上早班。
◇今日の横綱どうしの一番は見ものだ/今天横纲对横纲的那场比赛很精彩。
◇ぼくは楽観的な方だ/我算比较乐观的。
◇米は去年にまさる豊作だ/稻子的丰收胜过去年。
◇うちは郵便局の向かいだ/我家在邮局对面。。
◇今日はあいにくの雪模様だ/今天不巧,看起来要下雪。
◇この出版は時代の要求に応えるものだ/该书的出版顺应了时代的要求。
◇うちの社長はワンマンだ/我们公司的总经理独断专行。
[十八]「サングラスの男」はサングラスをかけている
日本語には,「ハイヒールの奥さん」「サングラスの男」のような,臨時的に身につけているものなどを用いてある人を特徴づける表現がある.このような「名詞+の+名詞」という表現を中国語に訳す場合,中国語では動詞を補う.
◆ハイヒールの奥さん/穿高跟鞋的夫人;
◆サングラスの男/戴墨镜的男人;
◆赤いスカートの少女/穿红裙子的少女。
次のフレーズはまた別のタイプだが,中国語ではやはり動詞を補う.
◆彼の料理/他做的菜。
◆絵の腕前/画画儿的技术。
◆あなたの英語/你讲的英语。
◆初めての町/初次来的城市。
★用例集
◇碁の腕をおおいにあげる/下围棋的技术大有长进。
◇問題の企業でトップの辞任が相次いでいる/出现问题的那家公司的领导都陆续辞职了。
◇これはきっと兄貴のアイディアだ/这一定是哥哥出的点子。
◇青い目の少女/长着一双蓝眼睛的少女。
◇振り袖のあで姿/身着长袖和服的艳丽姿态。
◇いつかはがんの特効薬も現れるだろう/总有一天会找到治疗癌症的特效药的。
◇いがぐり頭の男の子/头发剪得极短的男孩子。
◇おかっぱの女の子/剪着娃娃头的女孩儿。
◇仮免許のドライバー/持临时驾驶证的司机。
◇銀のような光沢のドレス/闪着银色光泽的女礼服。
◇私の料理の腕などプロに比ぶべくもない/我做菜的手艺怎么能跟厨师比。
◇湖畔のホテル/位于湖畔的饭店。
◇地震の惨禍は目を覆うばかりだ/地震造成的灾难令人惨不忍睹。
◇伸縮する素材のウエア/用弹性布料做的衣服。
◇最新装備の大型客船がいよいよ来月進水する/配备了最先进设备的大型客船下个月就要下水了。
◇深慮遠謀の人/有深谋远虑的人。
◇制服の警官/穿制服的警察。
◇セントラルヒーティングの建物/有中央供暖系统的大楼。
◇客席のそこここに和服姿の女性が見られた/在观众席上到处可以见到穿着和服的妇女。
◇彼の労を多とします/我很感谢他付出的辛劳。
◇大陸の暖気が日本上空に流れ込む/来自大陆的暖空气覆盖了日本的上空。
◇事故の知らせを聞いて父の顔からさっと血の気がひいた/听到发生事故的消息,父亲的脸刷地失去了血色。
◇長髪の青年/留长发的青年。
◇葬式のときには隣近所が手伝いに来てくれた/办丧事时邻居们都来帮忙了。
◇外国人の作文はときどき「てにをは」がおかしいことがある/外国人写的作文有时助词用得不妥当。
◇語学の天才/学外语的天才。
◇先生の話をノートにとる/把老师说的话记在笔记本上。
◇衣料品のトップメーカー/生产衣料的一流厂家。
◇雨の日には試合は行われない/下雨天不能比赛。
◇手紙の主ぬし/写信的本人。
◇のろわしい戦争のつめあと/罪恶的战争遗留下来的痕迹。
◇紐つきの援助はごめんだ/我们不需要有附加条件的援助。
◇黒いぶちのイヌ/带黑色斑点的狗。
◇隣席の女性は気分が悪いのか,真っ青な顔をしていた/坐在我旁边的那个女人可能是不舒服吧,脸色刷白。
◇ミリタリールックの少年/穿军服式服装的少年。
◇大事故にもかかわらず後部座席の乗客は無傷だった/虽然事故很严重,不过坐在后座的乘客却毫发无损。
◇おでんの屋台/卖五香杂烩的摊子。
◇若さゆえの過ち/因为年轻而犯下的错误。
◇私たちの手紙は行き違いになった/我们彼此寄出的信走两岔了。
◇弓の名人/射箭的好手。
[十九]「映画をおごる」は「映画を見るのをおごる」(兼語文)
中国語には兼語文という構文がある.“我请你吃饭。”(あなたに食事をおごるよ)――この文で“你”は前の動詞“请”の目的語であり,同時にあとに続く“吃饭”の主語になっている.このように1語で2つの役割を兼ねる語ということから,このような文を兼語文とよぶ.中国語を直訳すれば「私はあなたにご飯を食べることをおごる」となるが,自然な日本語では「食事をおごる」と名詞を直接目的語にとっている.すなわち中国語では“请你吃饭。”のように動詞が加わる点に注意すべきである.“请”のほか“派”(派遣する),“邀请”(招へいする),“劝”(すすめる)などでも同様の現象が見られる.
◆じゃ,映画をおごってよ/那,你请我看电影。
◆会社は彼を中国へ派遣した/公司派他去中国。
◆彼を会議に招へいした/我们邀请他参加会议。
◆叔父さんにビールをすすめなさい/你劝叔叔喝啤酒。(「ビールをすすめる」は次のようにも訳せる.やはり,ビールをどうするのか,動詞による明確化が必要である.你给叔叔倒啤酒。)
★用例集
◇パーティーにお招きいただきありがとうございます/感谢您邀请我参加晚会。
◇国を訴えて損害賠償を要求する/提起诉讼,要求政府给予赔偿。
◇待たせた埋め合わせにランチをおごるよ/我请你吃午饭,算是作为让你久等的补偿。
◇人手が足りないので援軍を頼む/人手不够,请人来帮忙。
◇1杯おごろうか/我请你喝一杯吧。
◇友達をお茶に誘う/邀朋友去喝茶。
◇何をごちそうしようか/我请你吃什么呢?
◇上層部の裁決を仰ぐ/请领导班子做出裁决。
◇重要な交渉だからしかるべき人を立てよう/这是一个重要的谈判,应该派适当的人来负责。
◇会議に有識者を招請した/邀请了知识分子参加会议。
◇裁判所に被告側の証人として召喚された/法院传我作为被告一方的证人出庭。
◇今回の医療裁判では原告被告とも専門家を証人に立てた/这场医疗官司中原告被告双方都请来专家作证人。
◇この仕事はだれに頼もうか/这个工作委托谁干好呢?
◇至急医者を頼んでください/立刻请医生来。
◇課長さんを電話へ呼んでください/请叫科长来接电话。
◇私は医者から酒をとめられている/医生禁止我喝酒。
◇土地の人に案内を請う/请当地人做向导。
◇上司からごちそうになった/上司请我吃饭。
◇上司に仲人を頼んだ/请上司做证婚人。
◇社長は名指しでその仕事を頼んできた/总经理指名要我做那个工作。
◇子どもをちょっとの間お願いします/请您帮我照看一下孩子,好吗?
◇先輩社員に昼食を振る舞われた/公司前辈请我吃了午饭。
◇酒は無理強いするな/别逼人喝酒。
◇余談にわたって恐縮ですが/请允许我说一句题外话。
[二十]補語は大事だ 保護すべし
中国語では「動作+その結果」という2段構えで事態を表すことが多い.たとえば“听懂”(聞いてわかった)のように.ところが日本語では単に「わかった」といい,動詞は言わず,結果のほうのみ言及することが多い.これが[十五]「中国語 動詞があってこその補語」である.しかし,この逆の現象も見られる.すなわち,日本語では補語のほうが省かれるケースで,たとえば中国語の“记住”(記憶して定着した)は日本語では単に「記憶した」といい,補語部分の“住”には言及しない.
1 「この詩は覚えましたか」は“这首诗你记住了吗?”のように動詞“记”の後ろに“住”が必要である.日本語では単に「もうレポートを書いた」というところを中国語では“我已经写好了报告。”という.やはり“好”が必要である.このように完了や達成を表す結果補語は日本語では言及されないことが多いが,中国語では必要なので注意したい.
◆ドアに鍵をかけて/你把门锁上。
◆機械はもう運びましたか/机器已经搬完了吗?
ただし,“看见”“失去”など,語のつくりは「動詞+結果補語」でも辞書にも一般に1語として載っているものにはルール番号をつけていない.
2 方向補語についても同様な現象がある.「彼は荷物を置いた」は中国語では“他把行李放下来了。”という.中国語では動詞“放”の後ろに方向補語“下来”がついている.「病人はいまでは立てるようになった」も中国語では“病人能站起来了。”のように,動詞“站”のあとに“起来”をつける.モノや人が動作の結果,どの方向に移動したのかを明示するのである.
◆本をまたがないでください/请别从书上面跨过去。
◆よくかまずに食べるとおなかをこわしますよ/不好好嚼就吃下去会坏肚子的。
★用例集
◇林くんに会ったらよろしく/见到小林替我问个好。
◇バケツに水をあける/把水倒进水桶里。
◇どうぞ座布団をお当てください/请垫上垫子坐吧。
◇雨に当てないように防水シートをかぶせる/为了不让雨淋着盖上防水布。
◇髪をおさげに編む/把头发编成辫子。
◇母はほんのちょっとの間に食事の支度をした/妈妈一下子就准备好了饭菜。
◇夜の間に雪が積もった/夜间雪积了起来。
◇10メートルの間をあけてくいを打った/间隔十米打下一个桩子。
◇青味を添える/配上点绿菜。
◇医者は「仰向けに寝てください」と言った/医生说,“请仰面躺下”。
◇花火が1発上がった/有一支焰火升起来了。
◇話しているうちに興奮して急にオクターブ上がった/说着说着就兴奋了起来,调门儿也一下高了许多。
◇この階段をおあがりください/从这个楼梯上去吧。
◇住宅街に明かりがともる/住宅区里亮起了灯火。
◇すっかり悪に染まっている/彻底沾染上恶习。
◇悪夢から覚める/从恶梦中醒来。
◇足をそろえて跳んだ/并齐双腿跳了起来。
◇思わず足をとめて店のショーウインドーを見た/不由得停下脚步看了看商店的橱窗。
◇捜査の網を張る/布下罗网。
◇香港は東洋の真珠と言われる/香港被称为东方明珠。
◇給料の幾分かを貯金する/把工资的一部分存起来。
◇ご一覧のうえお返しください/看完后请还回来。
◇庭にバラを植えた/在院子里种上了玫瑰花。
◇漢字にルビを打つ/给汉字注上假名。
◇小説を映画化する/把小说改编成电影。
◇赤ん坊をおくるみにくるむ/用小被子把婴儿包起来。
◇私ははやる気持ちを押さえた/我克制住了内心的焦急。
◇シートベルトを締める〔はずす〕/系上〔解开〕安全带。
◇シャッターはもう閉まっていた/百叶窗已经关上了。
◇課長に昇格する/晋升为科长。
◇大根を千切りにする/把萝卜切成丝儿。
◇これは直接彼から聞いた情報だ/这是直接从他那儿听到的消息。
◇パンにジャムをつけて食べよう/把面包抹上果酱吃吧。
◇警察は入り口に縄をはって野次馬の侵入を防いだ/警察在入口处拉上绳子,不让围观者闯进来。
◇悔いが残る/留下遗憾。
◇このパラグラフは大きく2つに分けられる/这段文章大致可以分成两部分。
◇先生の話を筆記する/把老师的话笔记下来。
◇原稿をファックスで送る/把稿子用传真发过去。
◇先方は二つ返事で承知した/对方马上接受了下来。
◇間違いにペケをつける/错误的打上叉号。
[二十一]ちょっと待て “再”の出番はこれからだ
ある動作行為を,今すぐにではなく,近い将来のある時間に,あるいはある動作行為のあとやある状況の発生を待って行うという場合,“再”を用いることが多い.
◆もう,12時だ.予算の問題は午後話しあうことにしよう/都12点了。预算问题,我们下午再谈吧。
◆今日はもう時間がないから,そのことは日を改めて話しあおう/今天没时间了,那件事以后再谈吧!
◆食事してから出かけよう/吃了饭再走吧!
◆復習をしてから寝なさい/复习功课后再睡觉。
◆その映画は,原作を読んでから見たほうがいい/那部电影,最好先看原著然后再去看。
★用例集
◇汚れを表面に浮かしてからふきとる/等污垢表面浮起后再把它擦掉。
◇ひと通りお話をさせていただいたあとで,みなさんの質問に応じます/我先大概地说一下,然后再回答大家的问题。
◇こちらの料理はドレッシングを掛けて召しあがってください/这个菜,请浇上调味汁再吃。
◇卵黄がねっとりしたらサラダ油を加えてかき回す/蛋黄变粘糊后,再加色拉油搅拌。
◇左右の安全を確認してから横断歩道を渡りましょう/确认左右两边没有来车以后,再过人行横道。
◇みんながそろってから夕食にしよう/晚饭等家里人都回来了以后再吃吧。
◇お荷物は後送いたします/行李以后再寄。
◇この件は今度にしましょう/这件事下次再说吧!
◇先方がいるかどうかをちゃんと確かめてから訪問しなさい/确认好对方在不在之后再去访问。
◇まず下絵をかいてから色を塗る/首先画好底样之后再涂色。
◇シャワーを浴びてから夕食にしよう/先洗〔冲〕个淋浴再吃晚饭吧。
◇インストール画面が完全に終了してから次の操作へ移ってください/请在软件装入画面关闭后再进行其他操作。
◇熟考したうえでお返事いたします/等我仔细考虑了之后再给您答复吧。
◇もう少し情勢を見極めてから判断しよう/等看清形势后再判断。
◇双方の主張をすり合わせたうえで結論を出そう/在调整双方的意见之后,再下结论吧。
◇傷口を洗浄してから薬をつける/洗净伤口后再涂药。
◇最初に全体を通読してから細部の検討に入る/先从头到尾通读一遍,再研究细节。
◇この子が手離れしたら仕事をさがそう/等孩子会管自己了,再去找工作。
◇このココアは温めた牛乳で溶いてお召しあがりください/可可请用温牛奶兑一下再喝。
◇この件はこのままとめ置いて状況の変化を見ることにしよう/这事先搁下,看看情况再说吧。
◇まず歌手として名を売ってそれから作家になろう/先当歌手,等有了名气后再当作家。
◇凪なぎになってから船を出す/等到风平浪静后再出航。
◇二義的な問題はあとまわしだ/次要问题以后再处理。
◇値下がりを待って購入する/等降价后再买。
◇会場での留意事項をよく読んだうえで試験に臨んでください/考试前请认真读一下考场注意事项再参加考试。
◇クリームは顔全体にのばしてからよくすりこんでください/将乳霜在脸上抹开之后再揉。
◇番号を呼ばれたら窓口へ行ってください/请您等叫号再去窗口。
◇まず考えをまとめてから話をしてください/请先考虑好了再说。
◇魚を焼き直して食べる/把鱼重新烤烤再吃。
◇問題を良く読んでから答えを書きなさい/将问题仔细阅读以后再写答案。
[二十二]中国語で出現する“人”
日本語ではだれがそう感じたのか,そう思ったのか,ということを明示しない言い方が非常に多い。これを中国語に訳す場合には,主体を明確にすることが必要である.感じた主体が「私」なのか「一般の人」なのかはっきりしないとき,中国語では“人”という語が登場してくることが多い.
◆風が窓に当たるので,うるさくて寝られない/风吹打着窗户,吵得让人睡不着。
◆彼の好意はわかるが,それはありがた迷惑だ/他虽是好意,可那反倒让人为难。
◆この記事の内容はどうも疑わしい/这个报道的内容令人生疑。
◆彼は愛すべき男だ/他是一位令人喜爱的男子。
◆きみがそんなことを言うなんて驚いたよ/你竟说出这种话,真叫人吃惊。
◆またお隣のイヌにかまれた,まったく頭にきちゃう/我又被邻居家的狗咬了,真气死人了。
◆途中,道がひどく渋滞して,ほんとうに気が気じゃなかった/路上塞车塞得历害,真急死人了。
★用例集
◇器量は普通だが愛嬌がある/虽然长相一般,可是很讨人喜欢。
◇あきれた値段/吓人的价格。
◇頭が痛い話だ/真让人头疼。
◇あの人は当たり障りのないことばかり言う/那个人净说不得罪人的话。
◇この部屋は暑苦しくてたまらない/这屋里闷热得让人受不了。
◇この部屋は天井が低くて圧迫感がある/这个房间的屋顶低,给人一种压迫感。
◇最近の彼の行為は目に余る/他最近的行为实在让人看不下去。
◇市立博物館の存続が危ぶまれている/市立博物馆是否能办下去令人担忧。
◇新緑を見ると心が洗われる/新绿令人心旷神怡。
◇哀れをもよおす/令人伤感。
◇あの人には安心して仕事を頼める/把工作交给他能让人放心。
◇歯が浮くようなことを言う/话说得能让人酸倒牙。
◇疲れてくるといらいらする/疲劳使人烦躁。
◇暑さですっかりへたばってしまった/热得让人浑身没劲儿。
◇あなたの成功がうらやましい/你的成功令人羡慕。
◇選手達のすばらしい演技にはまったく感心した/运动员们精湛的表演真令人佩服。
◇あのカボチャの大きさには驚かされた/那个南瓜之大,令人吃惊。
◇この子の行く末が思いやられる/这孩子的未来真令人担忧。
◇しばらくの間重苦しい沈黙が続いた/令人压抑的沉默持续了许久。
◇振り返ればすべてが懐かしい/回顾过去,一切都是那么令人难以忘怀。
◇寒心にたえない/太令人寒心了。
◇感動的な物語/令人感动的故事。
◇部長の気前よさには驚いた/处长的慷慨大方让人吃惊。
◇背筋が寒くなるような事件/令人毛骨悚然的案件。
◇実際困ったものだ/的确令人头痛。
◇辛気くさい話/令人郁闷的话。
◇手に汗握る好試合/让人捏一把汗的精彩比赛。
◇その手の人間が多くて困る/那样的人太多,真令人头痛。
◇店員は歯の浮くようなお世辞を言った/店员说了些让人肉麻的奉承话。
◇ぐさっとくる言葉/令人心痛的话语。
◇若き日の思い出は忘れがたい/年轻时的记忆总让人难以忘怀。
◇引っかかる言い方をする/说一些令人不愉快的话。
◇ほほえましい風景/令人欣慰的景象。
◇深い味わいがある小説/令人回味无穷的小说。
◇へえ,こいつは驚きだ/啊,这太令人吃惊了。
◇まったくほろりとさせる話じゃないか/这可真是个令人感动的故事。
◇身の毛がよだつような光景/令人毛骨悚然的情景。
◇あいつはいつもむっつりしていて近寄りがたい/他总是板着个脸,让人难以亲近。
◇華やかな舞台を見て目の保養になった/华丽的舞台表演,使人大饱眼福。
[二十三]「動目」構造の 動詞はとれない目的語
中国語には,動詞そのものがたとえば“毕业”(業ヲ畢オエル=卒業する)のように「動詞+目的語」の構造,つまりVO構造になっているものがある.
一般的にVO構造の動詞の後ろにさらに目的語を置くことはできない.「大学を卒業する」は“×毕业大学”ではなく,“大学毕业”とする.
VO構造の動詞が目的語をとるときはほかにも以下のようなパターンがある.
1 介詞で目的語を前に出す――
◆散步(歩ヲ散ラス=散歩する)→在公园散步(公園を散歩する).
◆见面(面ヲ見ル=会う)→跟朋友见面(友達に会う).
2 目的語をVOの間に置く.――
◆帮忙(忙ヲ帮タスケル=手伝う)→帮你的忙(あなたを手伝う).
◆生气(気ヲ生シヨウズル=腹を立てる)→生他的气(彼に腹を立てる).
★用例集
◇言ってみればあいつにだまされたわけだ/这么说,我是上了他的当了。
◇今日の選挙ではだれに入れましたか/今天的选举你投了谁的票?
◇中国に留学したい一心で金をためた/我一心想到中国留学,所以为此积攒了不少钱。
◇登山隊はエベレストに挑んだ/登山队向珠穆朗玛峰挑战。
◇周恩来は若いころ日本に留学している/周恩来青年时期在日本留过学。
◇皿に色づけする/给盘子上色。
◇見知らぬ美女が笑みを浮かべて私に話しかけてきた/一位陌生美女笑咪咪地跟我搭话。
◇おあいにくさま,その手には乗らないよ/对不起,我可不上你的当!
◇彼女のことを怒らないでやってください/你别生她的气了。
◇私はあの女優と同じ学校を卒業した/我跟那个女演员是同一所学校毕业的。
◇養父母に恩返しをする/向养父母报恩。
◇新聞に寄稿する/向报社投稿。
◇あのころはぼくもしょっちゅう両親に口答えをしていた/那阵子我也总是跟父母顶嘴。
◇彼はぼくにけんかを売ってきた/他找茬儿要跟我吵架〔打架〕。
◇兄は昨年大学を首席で卒業した/去年我哥哥以第一名的成绩从大学毕了业。
◇あなたにお目にかかれるときを一日千秋の思いで待っております/我一日千秋地期待着跟你见面的时刻。
◇来訪者は手を出してぼくに握手を求めた/客人伸出手来要和我握手。
◇私もお力になれません/我也帮不了你的忙。
◇口実をつくって会社を休む/找个借口向公司请假。
◇知らない人に話しかけられても,ついて行ってはだめよ/如果不认识的人跟你搭话,可不能跟着去啊。
◇5年振りで彼に会った/阔别五年之后又和他见面了。
◇弟は転校してきた女の子にぽうっとなった/弟弟对转学过来的女孩儿动心了。
◇ご家族のみなさまによろしくお伝えください/请替我向您全家问好。
◇妻を離縁する/和妻子离婚。
◇両眼を失明した/双眼失明。
[二十四]やりもらい だれがいい目を みるのやら
日本語では,授受を表す「あげる・くれる・もらう」「…てあげる・…てくれる・…てもらう」は受益者が省略されることが多い.中国語に訳すときは,「だれに」あげる・「だれに」くれる・「だれが」もらうか,明示する.
◆これをあげよう/这个给你。
◆父がお小遣いを1000円くれた/爸爸给了我1000日元的零花钱。
◆妹から漫画をもらった/我妹妹给了我一本漫画书。
◆きみが困ったときには私がなんとかしてあげる/在你为难的时候,我会尽量设法帮助你。
◆駅へ行く道を教えてください/请告诉我,去车站该怎么走?
◆このスカートは母に買ってもらった/这条裙子是妈妈给我买的。
★用例集
◇もう一度チャンスを与えてください/请再给我一次机会。
◇ハローワークで仕事をあっせんしてもらった/请职业介绍所给我介绍了一份工作。
◇事件の一部始終を聞かせてください/请告诉我〔给我讲讲〕事件的全部经过。
◇水を一杯いただけますか/请给我一杯水好吗?
◇おじさんがいっぱいお土産をもってきてくれた/叔叔给我们带来了很多土特产。
◇色よい返事を聞かせてください/请给我个满意的答复。
◇学校の沿革を簡単に教えてください/请给我们简单地介绍一下学校的沿革。
◇長女が下の子の面倒をよく見てくれるので大助かりだ/大女儿常帮我照顾老二,为我省了很多心。
◇計画についての凡その見通しを教えてくださいませんか/你能告诉我一下该计划的大致前景吗?
◇そちらの開館時間を教えてください/请告诉我你们那儿的开馆时间。
◇おばあさん,肩たたきしてあげましょう/奶奶,我给您捶捶肩吧。
◇詳しいわけを聞かせてくれないか/能不能告诉我一下详细的原因。
◇このパンを3個下さい/请给我3个这种面包。
◇父を口説いて車を買ってもらった/我说服了父亲,让他给我买了一辆汽车。
◇この1000円札を細かくしてくれませんか/能帮我把这1000日元破开吗?
◇塩をとってください/请把盐递给我。
◇大事なことですから,考える時間をください/事关重要,请给我时间考虑考虑。
◇ペンを貸してください/请借给我钢笔用一下。
◇私が通訳をしてあげよう/我来给你当翻译。
◇そんなときにはすぐ知らせてください/如果遇到那样的情况,请立刻通知我。
◇至急生存者の存否を知らせてください/请赶快告诉我是否有生存者。
◇私の彼は旅先からたびたび便りをくれるから寂しくはないわ/我男朋友在旅行的途中多次给我来信,所以我并不感到寂寞。
◇いいものを頂いて重宝しています/您送我的东西太好了,我一直很爱惜。
◇高木博士に足を治療してもらった/高木博士给我治疗了脚。
◇その点は彼女がよろしく取り計らってくれることになっている/那些事都是由她为我们安排好。
◇お菓子をあげるから,機嫌を直してちょうだい/给你点心吃,你别生气了。
◇隣のおばさんは何かと親切にしてくれる/邻居阿姨在各方面对我都很好。
◇先輩社員が何くれとなくめんどうをみてくれた/比我先进公司的同事在各方面给了我很多照顾。
◇何何が必要か教えてくれ/告诉我都需要些什么。
◇誕生祝いに何を買ってあげようか?/我给你买点什么当生日礼物呢?
◇はっきりしたお返事を明日までにいただけますか/明天之前能给我们一个明确的答复吗?
◇祖母は古い日本の話を聞かせてくれた/奶奶〔姥姥〕给我讲了古老的日本故事。
◇はなむけに真珠のネックレスをあげるわね/我送你一条珍珠项链作为临别纪念。
◇お使いに行ってくれたから,何かご褒美をあげよう/你帮我跑了一趟,我给你点儿奖励吧。
◇これは1割負けてもらったよ/这个给我打了九折。
◇前もって到着の時間を知らせてください/请提前通知我到达的时间。
◇その靴を見せてください/请给我看看那双鞋。
◇あなたの都合のよい日を教えてください/请告诉我你什么时候方便。
◇子どものころ母はよくおとぎばなしを読んでくれた/小时候妈妈经常读童话故事给我听。
◇これは妻の用意してくれた弁当だ/这是妻子为我准备的盒饭。
[二十五]「安くする」手だて
形容詞「安い」を動詞にするためには「-くする」をつけて「安くする」のようにすればよい.命令文にするときは「安く(して)」のようにすればよい.中国語ではこのような形容詞の動詞化や命令化はどのような手だてを講ずるのだろうか.
1 “快”や“慢”など少数の形容詞はそのまま命令文になる.
◆はやく!資料を持ってきて/快!把材料拿来!
◆止まれ!中にだれかいるようだ/慢!屋里好像有人。
2 ふつうは形容詞の後ろに“点儿”を添えて命令形にする.
◆もっと高く!もっと高く!/高点儿!再高点儿!
◆安くしてよ,10元でどう?/便宜点儿!十块钱怎么样?
3 “放大”(大きくする)や“放松”(緩くする)のように前に動詞“放”をつける方法もあるが,このときもやはり“点儿”を添えるのが普通である.
◆写真を引き伸ばして,はっきり見えないから/放大点儿!要不看不清楚。
◆ズボンを長くして,大きくなってもはけるように/放长点儿!以后长高了也能穿。
4 この形を一般化すると,前に動詞,後ろに“点儿”(VA点儿)となる.
◆もっと速く走れ/跑快点儿!
◆はっきり話しなさい/说清楚点儿!
◆ハムを厚く切ってください/请把火腿切厚点儿。
★用例集
◇スピードを上げなさい/加快点速度。
◇もっと照明を明るくしてください/再把灯光打亮一点儿。
◇テレビの音を大きくしてください/把电视声音开大点儿。
◇そんなにかたくならないで、どうぞおくつろぎください/别那么紧张,请随便一点儿。
◇痛いからそっと包帯を巻いてくれ/要疼的,请你把绷带打得轻点儿。
◇危ないから火のそばに近寄ってはいけない/危险!离火远点儿。
◇あなたはもっと言葉を慎んだほうがいい/你最好讲话再慎重点儿。
◇床屋さんに行って頭をさっぱりさせてらっしゃい/你去理发店把头发弄利索点儿。
◇早く帰りなさい,うちの人たちが心配してるよ/早点回去吧,家里人会担心的。
◇そら,急げ!/喂,快点儿!
◇そんなちまちました字では読みにくいから,もっと大きく書きなさい/你的字写得像蚂蚁爬,看不清,再写大点儿。
◇早く起きて!/快点儿起来!
◇てきぱきとやってね/干得利落点儿。
◇ぐずぐずしないで,さっさと靴をはきなさい/别磨磨蹭蹭的,快点儿穿鞋。
◇もっと胸を張って歩け/把胸膛再挺高点儿走。
◇テレビばかり見ていないで早く寝なさい/别老看电视了,早点儿睡觉。
◇1拍めを強く演奏する/第一节拍演奏得重一点儿。
◇注文した料理がまだなんだけど,早くしてもらえない?/我要的菜还没有上,请快一点儿。
◇声を低くしてくれ/请小点儿声。
◇もっと本気になって仕事をしなさい/请你工作再认真一点儿。
◇少し席を詰めて貰えませんか/请再靠紧点儿坐,好吗?
◇ご飯は柔らかめに炊いてね/饭煮软一点儿。
◇ステーキはよく焼いてください/请把牛排烤得熟一点儿。
◇部屋の冷房が強すぎるので,少し弱くしてください/这个房间的冷气开得太大了,能关小一点儿吗?
[二十六]アポなしの客は動詞のあとに来る
「客が来た」は予定していた「客」が来たのなら“客人来了。”と訳す.しかし,予定外の「客」の場合は,“来客人了。”とする.
このように,「…が」で表されている不特定の人・物・自然現象などの出現または存在は,「(場所)+動詞+出現・存在する人や物」の語順にする.「置かれている」「並べられている」「含まれている」など,物の存在やあり方をいう受け身文もこの文型になる.
なお,このルールで場所を述べるときはふつう[三]「名詞の場所化」が伴うので,[三]との併記はしていない.
◆前から人が来た/前面来了一个人。
◆頭にできものができた/头上生了疥子。
◆壁に絵がかけてある/墙上挂着一张画儿。
◆枕元に本が何冊か置いてある/枕头上放着几本书。
◆机の上に辞書が1冊置かれている/桌子上放着一本词典。
◆カウンターには新しい商品が並べられている/柜台上摆着一些新产品。
★用例集
◇早朝強い地震があった/清早发生了一场很强的地震。
◇スタジアムに歓声が上がった/运动场上响起了一片欢呼声。
◇足にまめができた/脚上起了(水)疱。
◇犯行現場には多くの遺留品が残されていた/犯罪现场留下了很多遗忘的东西。
◇机の上はずいぶんほこりがたまっている/桌子上积了厚厚的灰尘。
◇湖に何か浮かんでいる/湖面上好像浮着什么东西。
◇この冬一番の寒さで,池に薄氷が張った/由于气温下降到今冬最低,池子里结了一层薄冰。
◇昨夜はずっと大風が吹いていた/昨天夜里一直刮大风。
◇テーブルには新しいテーブルクロスがかけてあった/桌子上铺着新的台布。
◇壁にはピカソのデッサンがかけてあった/墙上挂着毕加索的素描。
◇隅田川には橋がたくさんかかっている/隅田川上架设着很多桥。
◇大草原には数限りない動物が生息している/大草原上生息着无数的动物。
◇海辺から心地よい風が吹いてきた/海边吹来一阵清风。
◇1発の銃声が夜の路地裏にこだました/深夜的小巷里传来一声枪响。
◇この本にはおもしろいことがたくさん書いてある/这本书里写了很多有趣的事。
◇顔にはもう死相が現れていた/脸上早已露出了死相。
◇私たちのサークルに新入りが1人増えた/我们的团队里又来了一个新人。
◇書庫には少なくとも2000冊の本がおさめられている/书库里起码〔至少〕藏有2000册图书。
◇砂糖にアリが集っている/砂糖上爬满了蚂蚁。
◇傷口に当てたハンカチに血がにじんでいた/包伤口的手绢上渗出了血。
◇クラス会には30人近い人が集まった/同学会来了近30人。
◇ゆうべ珍客があった.なんと,タヌキだよ/昨晚来了稀客,竟然是狸子。
◇背中一面に出来物ができた/背上长满了疙瘩。
◇同じ手口の空き巣事件がこの地域で続発している/在这个地区连续发生了乘人不在家时行窃的相同案件。
◇産業界に1つの転機が訪れた/产业界迎来了一个转机。
◇路上に急に子どもが飛び出したので心臓がどきっとした/路上突然跑出来一个小孩儿,吓得我心咯噔一跳。
◇この瓶には劇薬が入っている/这瓶里放着烈性药。
◇戸棚には「売約済み」の札がはられていた/那个柜子上贴着已订购的标签。
◇村には偏見と迷信がはびこっていた/村里还普遍盛行着偏见和迷信。
◇夕方不意の来客があった/傍晚突然来客人了。
◇この一言にはいろいろな意味が含まれている/这一句话里包含着很多意思。
◇駅前に不良がたむろしている/车站前聚集着一群流氓。
◇青空にふんわりと白い雲が浮かんでいる/蓝天上轻轻地飘着白云。
◇古木にツタが巻きついている/老树上缠绕着常春藤。
◇雪が谷間にまだらに残っている/山谷之间残留着斑驳的积雪。
◇岩にはコケが生している/岩石上长着绿苔。
◇今日は珍しい客が来た/今天来了一位稀客。
[二十七]「何か」「どこか」「だれか」の訳し方
「何か」「どこか」のような「疑問詞+か」を中国語に訳す場合,ふつうは“什么”“哪儿”のように疑問詞のみになる.また発音時にストレスを疑問詞に置いてはいけない.
◆いつか北海道に旅行に行きましょう/我们什么时候去北海道旅游吧。
◆私は中国に何回か行ったことがある/我去过几次中国。
◆どこかで彼女に会ったことがあるような気がする/我好像在哪儿见过她。
「疑問詞+か」を含み,全体が疑問文になる場合もある.
◆何かほしいものはありますか/你想要点儿什么吗?
◆夏休みにどこかへ行きますか/暑假你去哪儿吗?
◆上海でだれかに会いましたか/你在上海见到谁了吗?
★用例集
◇何か変わったことでもありましたか/有什么特别情况吗?
◇だれかがあの政治家を操っている/什么人在背后操纵那个政治家。
◇何か言いましたか/你说什么了?
◇今日だれか来ましたか/今天有谁来了吗?
◇何か大切なことが欠けているようだ/好像缺少了什么重要的东西。
◇何か書くものありますか/有没有什么能〔可以〕写字的东西?
◇あいつは何かよからぬことを画策している/那家伙在策划着什么不好的行动・
◇だれかに肩をたたかれた/谁拍了一下我的肩膀。
◇何か情報をキャッチしましたか/搜集到什么情报了吗?
◇正月休みはどこかへ出かけましたか/年假去哪儿玩儿了吗?
◇その後,彼女とは何か進展があったかい/那之后你和她的关系有没有什么进展吗?
◇だれかの呼ぶ声に足を止めて振り返った/听到有谁叫,我止住了脚步回过头去。
◇どこかに傘を置き忘れてきた/不知把伞忘在了什么地方。
◇何かよいニュースでもありましたか/有什么好消息吗?
◇何かが顔にべたりとついた/什么东西粘在我的脸上了。
◇何か間違いがなければいいが/没出什么事故就好了。
◇真っ暗なところで何かが動いている/黑暗中什么东西在动。
◇どこかで聞いたことのあるメロディー/曾在哪儿听到过的曲子。
◇私には心を許せる友達が何人かいる/我有几个知心朋友。
◇何か災いが降りかかりそうだ/好像有什么灾祸要降临了。
[二十八]“这么”“那么”がいる こんな場合あんなとき
「日本のように礼儀正しい国は少ない」という日本語を中国語に訳すとき,例を示す“像A”(Aのように)だけでなく,さらにAの後ろに“这么/那么”“这样/那样”が必要である.なお,程度を強調したいときには“这么/那么”を用い,列挙を強調したいときには“这样/那样”を用いる傾向がある.
◆日本のように礼儀正しい国は少ない/像日本那么/这么〔这样/那样〕有礼貌的国家很少。
◆彼のように才能のある人は少ない/像他那么/这么〔这样/那样〕有才能的人很少。
◆私の兄のようにいい人は少ない/像我哥哥那么/这么〔这样/那样〕好的人很少。
◆彼のようなお金に細かい人は少ない/像他那么/这么〔这样/那样〕计较钱的人很少。
◆彼女のように苦労をいとわず,恨み言を言われても気にしない女性は実に少ない/像她那么/这么〔这样/那样〕任劳任怨的女人实在不多。
◆東京のようににぎやかな都市がどんどん増えている/像东京那么/这么〔这样/那样〕繁华的城市越来越多。
◆彼女にはもう往年の人気はない/她已经不像早年那么/这么〔这样/那样〕走红了。
“像”はないが,以下のような場合も“这么/那么”が使われる.
◆礼儀を知らない人が多いのは悲しむべきことだ/有这么多不懂礼貌的人是一件十分可悲的事儿。
◆なにもアメリカまで行かなくても英語は話せるようになる/不去美国那么远的地方也能学好英语。
★用例集
◇お隣のご主人みたいに当たりのいい人は少ない/像隔壁家的先生那样善于待人接物的人不多。
◇あまり無理しないで/不用那么拼命。
◇問題は案外やさしかった/没想到题这么简单。
◇いかにも母が言いそうなことだ/我妈极有可能那么说。
◇1回断られたくらいでいじけるな/不要因为碰了一次钉子就那么作践自己。
◇そのへアスタイルは一時ほどはやらなくなった/这种发型不像以前那么流行了。
◇あの党は世間で言われるような一枚ではない/那个党并不像人们所说的那么团结。
◇分厚い本を見ていっぺんに読む気が失せた/那么厚的一本书,一下子就没心思看了。
◇おまえみたいなやつはどこへなりと失せてしまえ/像你这样的人,爱滚到哪儿就滚到哪儿去吧。
◇案ずるより産むが易やすし/事情并不都像想像的那么难。
◇いままでつきあった外国人のうちで彼ほど日本語の上手な人はいない/在我接触过的外国人当中还没有人像他日语那么好呢。
◇うちは中小企業なので大きな投資はできません/我们是中小型企业,没有那么多的本钱。
◇私は鏡に映った自分のやせた姿に驚いた/我看见镜子里自己这么瘦,大吃了一惊。
◇あの大女優にはもう往年の人気はない/那个女影星已经不像早年那么走红了。
◇あのときくらい恥ずかしい思いをしたことはない/从来没有像那个时候那么难为情。
◇お前ごときに負けてたまるか/岂能输给像你这样的人。
◇準備にことのほか手間どった/没有想到准备工作这么费事。
◇雑草のような生命力/像杂草那样顽强的生命力。
◇私にもあなたのように夢を描いていた時代があった/我也曾经有过像你那样爱做梦的时期。
◇長々とお邪魔して失礼しました/对不起,打搅您这么长时间。
◇何事も筋書きどおりに運ぶとはかぎらない/什么事都不可能那么称心如意。
◇きみの年ならそのくらいの分別があってもいいはずだ/像你这样的年龄应该有一定的辨别能力了。
◇今日は涼しくて助かる/难得今天这么凉快。
◇犯人の年を聞いて若いのにびっくりした/听说犯人年龄那么小,我吃了一惊。
◇多くの先人のたゆまぬ努力によって今日の豊かな社会が実現した/许多先辈不懈地努力,才有了今天这么富裕的社会。
◇夫は子どものように単純だ/我丈夫像孩子那样单纯。
◇あなたみたいなつむじは見たことがない/我没见过像你这样爱闹别扭的人。
◇きみみたいな出しゃばりは人から嫌われるぞ/没有人喜欢像你这样多嘴多舌的人。
◇彼ほどの一流選手ともなると銅メダルをとったぐらいでは世間が満足しない/像他那样的一流水平的运动员只得了块铜牌,是不会令人满意的。
◇彼女はあんなこと言うけれど,何が忙しいもんか/她哪儿像她说的那么忙啊。
◇私は姉のようにのうのうと暮らせる身分ではない/我可没有福气过像姐姐那样逍遥自在的生活。
◇この仕事ははたで見るほどやさしくないよ/这个工作并不像在一旁看着那么容易。
◇ペットを物かなんかのように捨てるなんてひどい話だ/像扔东西那样丢弃宠物,真是岂有此理。
◇彼ほど話のわからない人はない/没见过像他那样不明事理的人。
◇羽のように軽い素材/像羽毛那样轻的材料。
◇博覧会は前宣伝ほどではなかった/博览会并不像所宣传的那么好。
◇横浜みたいな港町が好きだ/我喜欢像横滨那样的港口城市。
◇あなたほどの能力のある人がこの仕事ではもったいない/像你这样有能力的人做这个工作,太浪费了。
◇年をとったら両親のように仲のいい夫婦になりたい/等我们老了,也要像我父母那样做一对和睦的夫妻。
[二十九]介詞フレーズを含む文の否定
介詞(前置詞)フレーズを含んだ文を否定するとき,“不”“没”の置かれる位置は,介詞の前,述語の前の2とおりある.その使い分けについては以下のような傾向がある.
1 介詞フレーズの前――「“不/没”+介詞フレーズ+動態的な述語(主に動作動詞)」
◆私はその用紙に署名をしなかった/我没在那个条子上签名。
◆私は彼といっしょに行かない/我不跟他一起去。
◆彼は家庭のことを他人に話さない/他不向外人说家里的事。
2 述語の前――「介詞フレーズ+“不/没”+静態的な述語(主に形容詞)」
◆彼は私に優しくない/他对我不好。
◆彼の考えはきみとは違う/他的意见跟你的不一样。
◆私の家は学校から遠くない/我家离学校不远。
◆ここから1キロもない/离这儿没有一公里。
★用例集
◇あの人とはテンポが合わなくて困る/由于总跟他不合拍而头疼。
◇母とは長い間会っていない/好久没跟妈妈见面了。
◇社長は会議の席には姿を現さなかった/总经理没在会上露面。
◇力一杯押したが戸は開かなかった/我用尽全力也没把门打开。
◇高校時代は勉強ではなく,クラブ活動にウエートを置いていた/念高中的时候,没把重点放在学习上,而放在了俱乐部活动上。
◇私は今度の事件とはなんの関わりもない/我跟这个案子没有任何关系。
◇彼とは言葉を交わしたことがない/没跟他说过话。
◇きみには関係のないことだ/这事跟你没关系。
◇そこで切って読まないと意味が通じない/念时不在这儿断开,意思就不通了。
◇センチメンタルな小説には興味がない/我对令人伤感的小说没兴趣。
◇あまりストレスを貯めると体によくないよ/精神负担积压多了对身体不好。
◇あの人は私を大人として見てくれない/他不把我当大人看。
◇町は以前と何一つとして変わったところはなかった/城镇跟以前没什么两样的地方。
◇あいつはあれやこれやと逃げ口上を並べるばかりで結局金は返してくれなかった/那家伙只是千方百计地寻找借口,最终没有把钱还回来。
◇どうして彼と話し合わないのですか/为什么你不跟他好好儿谈一谈?
◇人を人とも思わぬ態度人/不把人当人的态度。
◇大好きなのにあの人は私に振り向いてもくれない/我很喜欢他,但他不把我放在眼里。
◇私は相手の言うことを本気にしなかった/我并没有把对方的话当真。
◇あの娘はきみなど問題にしていないよ/她根本没把你放在眼里。
◇帰国してからは彼から何の連絡もない/自从他回国以后,就没再和我联系了。
八十回左右
[三十]こんなときは“把”構文を
「先生は本を机の上に置いた」「彼はこの小説を中国語に訳した」「王さんは自転車を李さんに貸した」などのような,特定できるもの,すでに知っているもの(「本」「この小説」「自転車」)を,ある場所(「机の上」)に位置させたり,ある結果(「中国語」)に変化させたり,ある終点(「李さん」)に移動させたりするとき,“把”構文を使用する.
“老师把书放在桌子上”“他把这本小说翻译成了中文”,“小王把自行车借给小李了”のように,位置させた場所,変化した結果,移動した終点などを表す語は動詞の後ろに置く.
◆鉢植えの花を窓のところに置いた/我把花盆摆在窗台上了。
◆政府はただちに被災者の手元に募金を届けた/政府及时把捐款送到了灾民手里。
◆お豆腐を小さく角切りにしてください/把豆腐切成小方块儿。
“把”と同じ働きをする書面語の“将”についても同様のことがいえる.
◆時計を10時に合わせる/将钟拨到10点。
◆かばんを机の上に置く/将皮包放在桌子上。
★用例集
◇山田さんはありがとうと言って貸してあった本を返してくれた/山田说了声谢谢,把我借给他的书还给了我。
◇友人の遺骨は遺言どおり海にまかれた/遵照朋友的遗嘱,将其骨灰撒在海里了。
◇そのアニメは私を神話の世界へと誘いざなった/那部动画片把我带进了神话的世界。
◇権限を部下に委譲した/把权力移交给部下。
◇サクラの木を公園に移植する/把樱花树移栽到公园里。
◇その件を高裁に移送した/把那个案子转到最高法院了。
◇財産を施設に遺贈する/立遗嘱把财产捐赠给福利机构。
◇幼子を胸に抱く/把小孩儿抱在怀里。
◇日本語の文書に中国語の文字列をインサートする/把汉语的字符串插入到日语的文书中去。
◇死んだ金魚を庭に埋めた/把死了的金鱼埋在了院子里。
◇子どもたちがおもちゃの船を池に浮かべて遊んでいる/孩子们把玩具船放在池子里玩儿。
◇目を海外に移さなければ/要把目光转向海外。
◇わが社の高級家具を中国に売り込もうと計画中だ/正计划把我们公司的高级家具推销到中国去。
◇小説を映画化する/把小说改编成电影。
◇船を港に〔から〕えい航する/把船牵引进〔牵引出〕港口。
◇子どもはあわてて食べ物を口に押し込んだ/孩子急急忙忙将食物塞进了嘴里。
◇きみは一足遅かったね,彼女にあげちゃったよ/你来晚了一步,我把东西给她了。
◇寿司を折りに詰める/把寿司装进盒子里。
◇円をドルにかえる/把日元换成美元。
◇上着をハンガーにかける/把上衣挂在衣架上。
◇文末にカーソルを動かす/把光标移动到句尾。
◇寝室を改装して居間にした/把寝室改装成客厅。
◇色紙を星形に切り抜く/把彩纸剪成五星形状。
◇人員を事務から現業に振り向けた/将人员从事务性工作调到现场的工作去。
◇落とし物を交番に届ける/将捡到的东西送交到派出所。
◇コンピューターにデータを入れる/将数据输入电脑 。
◇ペットボトルをフリースとして再生させる/把废塑料瓶加工成摇粒绒再利用。
◇生活の本拠を東京に定める/把生活的据点定在东京。
◇弟は両親へのプレゼントをさっと後ろに隠した/弟弟飞快地把送给父母的礼品藏到身后。
◇自転車にシートをかぶせる/把苫布盖在自行车上。
◇来月には新製品を市場に出す予定である/预定下月把新产品投放市场。
◇衣類をたんすに収納する/把衣服装在衣柜里。
◇ブロンズを鋳型で成型し仏像を作る/用铸模将青铜压制成佛像。
◇長さ1メートルに板を切る/把木板锯成一米长。
◇荷物を自動車に載せる/把行李放在车上。
◇庭にごみを掃き出す/把垃圾扫到院子里。
◇バッジを襟につける/把徽章别在衣领上。
◇ロープの両端を結んで輪にする/把绳子的两头儿系在一起,做成一个环。
◇うっかりして傘をバスに忘れてきた/不留神把伞忘在公共汽车里了。

[三十一]「…する…がある・ない」の訳し方
「私は家を買うお金がない」を中国語にするとき,「家を買うお金」を“买房子的钱”として“我没有买房子的钱”と訳しがちであるが,このままで文を終わらせると不自然である.“我没有钱买房子”のように「“有/没有”+N+動詞句」の形にすれば,後続のフレーズがなくても問題がなく,自然な中国語になる.
◆私は行くところがある/我有地方去。
◆彼は日本に来る機会がある/他有机会来日本。
◆私は映画を見に行く時間がない/我没有时间去看电影。
◆私には中国語を学ぶ気力がない/我没有精力学汉语。
★用例集
◇いまのところ社長に会える当てはない/目前没有指望能见到总经理。
◇きみには合わせる顔がない/我没脸见你。
◇言い忘れたことがある/有事忘了说。
◇計画全体の中での位置づけをはっきりさせる必要がある/有必要弄清它在全体计划中的位置。
◇交通事故のない日は一日もない/没有一天不发生交通事故。
◇いま私は一身の栄達など考える余裕はない/我现在没有余力考虑自己的前程。
◇こんなにたくさんの荷物は置く場所がない/这么多东西没地方放。
◇そんなことにかかずらっている時間はない/没有时间管这种事。
◇被疑者が有罪であるという確証はない/没有确凿的证据能给嫌疑犯定罪。
◇1か所気に入らないところがある/有一处〔有个地方〕令人不太满意。
◇結婚について彼とゆっくり話す機会がなかった/关于婚事,我没有机会和男朋友好好儿谈一谈。
◇そういう細かいことまでいちいち記録する必要はない/没有必要一一记录那些琐碎的事情。
◇きみにはあいつを責める権利はない/你没有权利谴责他。
◇世論が私たちの味方になってくれる公算はおおいにある/社会舆论很有可能站在我们这边。
◇会合を欠席する口実がない/没有适当的借口不参加集会。
◇あなたの成功を妨げるものは何もない/没有什么东西妨碍你成功。
◇子どもたちはこの寒空に着るものもない/这大冷天的,孩子们竟没有衣服穿。
◇この川はさらう必要がある/这条河有必要疏浚。
◇勉強する時間がない/没有时间学习。
◇試験に合格する自信がある/有信心能通过考试。
◇この家は人が住んでいない/这幢房子没有人住。
◇あの投手は制球力がない/那个投手没有能力控制球。
◇彼女にはもう成人した娘がいる/她有个女儿已经长大成人了。
◇食べるのに困らない程度の収入はある/有收入足以维持生活。
◇そんな戯言を聞いている暇はない/没那个闲工夫听你胡诌。
◇お話ししたいことはまだたくさんあります/还有很多话要说。
◇入試問題が事前に漏れていた可能性がある/有可能考试前试题走漏了。
◇このことを妻に話す勇気がない/没有勇气把这件事告诉妻子。
◇新車を買うゆとりがない/我可没有闲钱买新车。
◇私がそんなことをしなければならない理由はない/我没有理由非得要做那件事。
[三十二]動詞のあとにくる“…在”
“在”は動詞の前に用いられる場合と動詞の後ろに用いられる場合があるが,次の場合はふつう動詞のあとにくる。
1 “他跳在马背上”(彼はウマに飛び乗った)のように,1回限りの動作によって特定かつ既知の人や物が移動して,ある場所にとどまることを表す場合.
◆飛行機は無事に首都空港に降りた/飞机安全降落在首都机场。
◆本が地面に落ちた/书掉在地上了。
2 “躺”“卧”(横になる,寝そべる),“站”“立”(立つ),“坐”(座る),“趴”(うつぶせになる,腹ばいになる)などの身体姿勢を表す自動詞や,“漂”(漂う),“悬”(ぶら下がる),“浮”(浮かぶ,浮く)のような物体の状態を表す自動詞などを用いて「人や物がどこそこで〔に〕…している」という場合。
◆彼はソファーに座って新聞を読んでいる/他坐在沙发上看报。
◆落ち葉が水面に漂っている/落叶漂在水面上。
3 予期せぬ場所での出来事の場合。
◆虹が空に現れた/一道彩虹出现在天边。
◆彼女は音楽家の家に生まれた/她出生在一个音乐世家。
◆うっかりしてドアにぶつかった/我不小心撞在了门上。
★用例集
◇ソファーに体を預ける/靠在沙发上。
◇子どもを保育園に預ける/把孩子寄在托儿所。
◇波が岩に当たって砕けた/浪花拍打在岩石上,溅起了浪花。
◇みんなの視線が私に集まった/大家的视线都集中在我身上。
◇土管を地中に埋める/把瓦管埋在地下。
◇息をとめてできるだけ長く水中に潜る/憋住气,尽量长时间地潜在水里。
◇友人の遺骨は遺言どおり海にまかれた/遵照朋友的遗嘱,将其骨灰撒在海里了。
◇彼女は迷彩服にヘルメットという勇ましい格好でみんなの前に現れた/她身穿迷彩服、头戴钢盔,英姿飒爽地出现在大家面前。
◇その事件は一面のトップを飾った/那个事件登在头版头条。
◇入り口に立たないでください/请别站在门口。
◇火になべがかかっている/锅坐在火上。
◇教室の後ろのほうに座った/坐在教室的后面。
◇ふところにピストルを忍ばせる/把手枪藏在怀里。
◇富士山が湖面に美しく映っている/富士山倒映在湖中,十分美丽。
◇ヘリコプターはデパートの屋上に下りた/直升飞机降落在百货大楼的屋顶上了。
◇積み荷に大きなシートを覆いかぶせる/把一大块防雨布盖在堆放的货物上。
◇相手の両腕を壁に押さえつけた/把对方的两臂摁在墙上。
◇まったく思いがけないときに父が現れた/在完全料想不到的时候,父亲出现在我的眼前。
◇上着はハンガーにかかっている/上衣挂在衣架上。
◇アサガオが垣根に絡みついている/牵牛花缠在篱笆上。
◇キャラメルが歯にくっついてしまった/糖粘在牙上了。
◇ドアに頭をぶつけてこぶをつくった/头碰在门上碰起了一个包。
◇床にジュースをこぼしてしまった/果汁洒在了地板上。
◇遊び疲れたのか,子ども達は畳の上に転がって眠ってしまった/大概是玩累了,孩子们躺在榻榻米上睡着了。
◇主賓は最前列に座っていた/主宾坐在最前排。
◇封筒の左上の隅に切手をはる/把邮票贴在信封的左上角。
◇車は一回転したあと側壁に激突した/汽车翻了个个儿然后猛撞在侧面的墙壁上。
◇煙草の灰を床に落とさないよう気をつけなさい/注意不要把烟灰掉在地板上。
◇宇宙船はみごとに太平洋上に着水した/宇宙飞船成功地溅落在太平洋上。
◇その学生はポケットに手を突っ込んだまま私のほうにやってきた/那个学生手插在兜里向我走了过来。
◇薬を患部に塗布する/将药涂在患处。
◇鳥が1羽屋根の上に止まっている/一只鸟停在屋顶上。
◇空に虹がかかった/彩虹悬挂在天空。
◇ハンカチを水にぬらして額に当てる/把手绢浸湿,放在额头上。
◇いすに乗って電球を外す/站在椅子上把灯泡拧下来。
◇チューリップを鉢に植える/把郁金香种在花盆里。
◇優勝旗が空高くメインポールに翻る/冠军旗高高飘扬在主旗杆上。
◇風が雨戸にあられを吹きつけた/风带着霰打在木板套窗上。
◇窓にボールをぶつけて割ってしまった/球打在窗上,把窗玻璃打碎了。
◇大きな岩が線路上に落下した/巨大的岩石落在了轨道上。
[三十三]動詞のあとにくる“…到”
「動作・行為がある時点まで持続する」,あるいは「動作によって物事がある場所に到達する」という場合,ふつう“到”を用いて訳すが,そのとき“到”は動詞の後ろに置かれる.動詞に目的語がつく場合は,もう一度動詞を繰り返してから“到”を用いる.
◆彼は毎日夜1時まで勉強している/他每天晚上学习到1点。
◆お客さんを駅まで送る/我把客人送到车站。
◆彼は100歳まで生きた/他活到了100岁。
◆昨日は夜2時まで友達と飲んでいた/昨天晚上我跟朋友喝酒喝到两点。
★用例集
◇円は1ドル105円まで下〔上〕がった/日元对美元的比价下降〔上升〕到了一美元兑换105日元。
◇沖の小島まで遠泳する/游到海上的小岛。
◇出発を土曜日まで延期した/我把出发时间推迟到了星期六。
◇道路が橋まで延長された/公路延长到了那座桥。
◇試合は延長10回までいった/比赛延长到第十局。
◇会期は来月末まで延長された/会期延长到下月底。
◇最後まで頑張ります/我一定努力到最后。
◇急に気温が摂氏32度まであがった/气温一下升到了32度。
◇事態はもはやどうしようもないところまで来ている/事态已发展到了不可收拾的局面。
◇今日の授業はここまでにします/今天的课就上到这儿。
◇ドラム缶を納屋まで転がして運んだ/把铁桶滚到库房。
◇ひざの下まで水につかった/水一直浸到膝盖下。
◇小数以下第二位まで計算する/算到小数点以下二位。
◇昨日は遅くまでテレビを見ていたので睡眠不足だ/昨晚看电视看到很晚,所以睡眠不足。
◇最後までねばったが1対0で惜しくも負けた/我们拼命坚持到最后,但很可惜还是以一比零输了。
◇電車は満員で,終着駅まで立ち通しだった/电车上挤满了人,我一直站到终点站。
◇昔はよく仲間と朝まで飲んだっけ/以前常常跟朋友一起喝到早晨啊。
◇火事は川向こうまで飛び火した/大火蔓延到了河对岸。
◇ゴールまで走り抜く/坚持跑到终点。
◇このハムはいつまで保存がききますか/这个火腿可以保存到什么时候?
◇約束の3時まで待ったが相手は来なかった/我一直等到约好的时间三点,可对方却没有来。
◇全員そろうまで待とう/等到所有人来齐了为止。
◇東京から京都までずっと立ったままだった/我从东京一直站到京都。
◇今日は8時まで残業だ/今天加班到8点。
◇高速道路の建設は来年まで見合わされる/高速公路的建设推迟到明年。
◇駅から私の家までは歩いて3分もかかりません/从车站走到我家连三分钟也要不了。
◇会議は延々夜半過ぎまで行われた/会议一直持续到半夜三更。
◇期末試験が間近なので夜遅くまで勉強している/由于离期末考试不远了,一直学习到深夜。
◇朝方の3時までレポートを書いていたので眠くてたまらない/我写报告写到凌晨三点,现在困得要命。
[三十四]「疑問詞+でも」が隠れていたら疑問詞呼応構文
中国語には,1つの文中に同じ疑問詞が2回呼応して現れる構文がある.“冰箱里有什么,就吃什么。”(冷蔵庫に何かあれば,その何かを食べる→冷蔵庫にあるものを(何でも)食べよう)
いま疑問詞をXとすると,これは「どのようなXでも,そのXを〔が,に〕…」という構造をしているもので,2回出てくる疑問詞は同じものをさしている.だが,ふつう日本語では「疑問詞+でも」の部分が省略され,隠れてしまうことが多い.このようなタイプの文を中国語に訳すときは,疑問詞呼応構文を使うとよい.
◆わかった人は(だれでも)答えてください→だれかわかったら,そのだれかが答えてください/谁知道谁回答。
◆困ったことがあったときは(いつでも)訪ねていらっしゃい→いつか困ったことがあったら,そのいつかに訪ねていらっしゃい/什么时候有困难,就什么时候来找我。
◆景色のよいところに(どこでも)行こう→どこか景色がよいならば,そのどこかに行こう/哪儿风景好,咱们就去哪儿吧。
★用例集
◇うちの夫婦は手が空いているほうが家事をすることになっている/我们夫妻俩谁有空儿谁做家务。
◇いくつでも欲しいだけとりなさい/想要多少就拿多少吧。
◇なんでもご遠慮なくおっしゃってください/请不要客气,有什么就说什么。
◇思ったとおりにやりなさい/你想怎么办就怎么办吧。
◇あの男は思いつきでものを言う傾向がある/那个男的想到哪儿说到哪儿。
◇あの子の勝手にさせておきなさい/孩子想怎么着就让她怎么着吧。
◇ぐずぐず言わずに言われたとおりやりなさい/废话少说,让你怎么干,你就怎么干。
◇手当たり次第に物を投げる/抓着什么就扔什么。
◇いつでも好きなときにいらっしゃい/你想什么时候来,就什么时候来。
◇何でも好きなものを買ってあげるよ/你喜欢什么,我就给你买什么。
◇どれでも好きなカードをとって/你喜欢哪一张卡就挑哪一张卡。
◇えい,どうとでもなれ/哎,爱怎么样就怎么样吧。
◇どこでもきみの好きな所へ連れていってあげよう/你想去哪儿,我就带你去哪儿吧。
◇だれかれの見境なくどなり散らす/一肚子火,碰上谁就撒到谁身上。
◇ジュースなり牛乳なり好きなものをお飲みなさい/果汁也好,牛奶也好,喜欢什么你就喝什么。
◇何でも好きなものを注文するといい/你想吃什么就点什么。
◇あいつらには何とでも好きなことを言わせておけ/让那些家伙想怎么说就怎么说吧。
◇きみは言いにくいことをずいぶんはっきり言う人だ/你是个直来直去,有什么说什么的人。
◇思ったことをぱっぱと言う/想到什么就说什么。
◇欲しいものをあげよう/你要什么就给你什么。
 
[三十五]受け身がだめなら 能動文
「走る」「(親が)死ぬ」など目的語をもてない動詞(自動詞)の受け身文(「走られる」「死なれる」)は,中国語では受動文にならない.また,「言う」や「聞く」など他動性(受け手に対する動作の影響)の弱い動詞の受け身文(「言われた」「聞かれた」)も,中国語では受動文に訳せないものがある.さらに,日本語では慣用的に受け身表現が使われているが,中国語では受動文を形成する条件に合わないことがしばしばある.これらの場合,動作する人(シテ)を主語にして能動文にする.
◆子どもに廊下をどたどたと走られ,勉強できなかった/孩子在走廊上跑来跑去,我没法学习。
◆父親に死なれて,目の前が真っ暗だ/父亲去世了,我觉得眼前一片漆黑。
◆彼女は医者から無理な運動は避けるように言われた/医生不让她做剧烈的运动。
◆近所に花屋があるかどうか聞かれた/有人问我附近有没有花店。
◆彼の飾らない人柄が人々に好かれている/大家都喜欢他那朴实无华的性格。
◆隣のイヌにものすごい勢いでほえられた,憎らしいったらない/邻居的狗叫个不停,真令人讨厌。
◆あの人に居座られて困った/那个人总坐着不走真不好办。
◆父に雷を落とされた/父亲暴跳如雷。
★用例集
◇何を言われてもいっこう構わない/我毫不在乎别人说我什么。
◇家族に風邪を移された/家里人把感冒传给我了。
◇最寄りの交番はどこかと聞かれた/有人问我离得最近的派出所在哪儿。
◇夫に急に死なれて途方に暮れる/丈夫突然死去,我不知如何度日。
◇店員に釣り銭をごまかされた/售货员少找了我的钱。
◇最愛の妻に先立たれた/心爱的妻子先去世了。
◇友人から本を返すよう催促された/我朋友催促我还书。
◇この教科書は多くの学校で採用されている/很多学校都采用了这个教材。
◇彼女は突然英語で話しかけられ,目を白黒させていた/有人突然用英语跟她搭话,她惊得目瞪口呆。
◇そんなふうに見られているとは心外だ/你那样看我,我感到很遗憾。
◇寒冷前線通過の影響で東北地方は大雪に見まわれている/受冷锋的影响,东北地区下起了大雪。
◇私はタバコをやめるよう医者に注意された/大夫提醒我戒烟。
◇ツバメは春の使者といわれている/人们说燕子是春天的使者。
◇おまえなんかにとやかく言われる筋合いはないね/你没有权利说我这说我那的。
◇医者に見放される/医生放弃治疗。
◇会社を辞めて商売を始めると言ったらみんなから引き止められた/我一说我要辞掉工作开始做生意,大家都劝阻我。
◇隣家から苦情を持ち込まれた/邻家向我家提意见。
◇姉は母に用事を頼まれて町へ出かけた/母亲托姐姐办事,所以她上街去了。
◇よその人に声をかけられても,ついて行ってはだめだよ/如果不认识的人和你搭话,可不能跟着去。
◇見知らぬ人に呼びかけられた/一个陌生人向我打招呼。
[三十六]「東京で開かれる」は“在东京举行”
イベント(「開かれる」「行われる」「進められる」)や製作(「作られる」「書かれる」「建てられる」)などを表す受け身文は,中国語では“被”“让”“叫”を用いず,主語のイベント・製作物の後ろに,場所や時間を表す語などとともに動詞を置く.
◆2008年夏のオリンピックが北京で開かれる/2008年夏季奥林匹克运动会在北京召开。
◆首脳会談は東京で行われた/首脑会谈在东京举行。
◆法案は衆議院で可決された/法律草案在众议院通过了。
◆展覧会は来月開催される/展览会将于下个月举办。
◆その計画は公式の席で発表された/那个计划是在正式的场合发表的。
◆原書は英語で書かれている/原书是用英语写的。
◆国立劇場は古典芸能を上演するために1966年に建てられた/国立剧场于1966年为上演古典剧目而兴建。
◆その学校は10年前に建てられた/那座学校建校刚满十年。
◆ソバは日本各地で栽培されている/乔麦栽培于日本各地。
★用例集
◇像は青銅で鋳いられている/那座像是用青铜铸的。
◇この小説の初版は2000部印刷された/这本小说头一版印了2000册。
◇学内の図書館は一般に開放されている/校内图书馆对外开放。
◇運動会は晴雨にかかわらず行われます/不论是晴天还是雨天运动会都将举行。
◇その図書館は明日限りで閉鎖される/那个图书馆截止明天关闭。
◇この調査は10年前から毎年継続して行われている/这个调查从十年前开始每年都进行。
◇野口英世の生家は一般に公開されている/野口英世出生的旧居已向游人开放。
◇委員会は5人の委員によって構成されている/委员会由五个委员组成。
◇労使間の交渉はまもなく再開される/劳资双方的交涉马上又要重新开始。
◇長らく絶版になっていた書籍がようやく再刊された/已绝版很久的书终于复刊了。
◇告別式はしめやかにとり行われた/葬礼在肃穆的气氛中举行。
◇サイトの内容は順次更新される/网站的内容将依次更新。
◇この条例は1月1日付で施行される/本条例将于1月1日开始执行。
◇この特急は最新型の車両で構成されている/这列特快列车是由最新型的车辆组成的。
◇サッカーの親善試合が東京で行われる/足球友好比赛将在东京举行。
◇この寺は鎌倉時代に創建されたそうだ/据说这座寺院创建于镰仓时代。
◇年末は東京発の新幹線が増発される/年底由东京始发的新干线增加车次。
◇会長の意見は談話の形式で発表された/会长的意见以谈话的形式发表了。
◇博物館で切手の展覧会が開かれている/博物馆正在举办邮票展览会。
◇横綱の土俵入りは中入りの時間に行われる/横纲的入场仪式在相扑比赛的中场休息时间举行。
◇クラス会は6月10日に開かれる/同学会将于6月10日召开。
◇この庭園は京都のある有名な庭園を模してつくられている/这个庭园是模仿京都的一个有名的庭园建造的。
◇競技は年齢別に行われる/比赛按年龄分组分别进行。
◇たいていの歴史書は編年で書かれている/历史书大多是以编年体来编写的。
◇人気ドラマのDVDボックスが発売された/走红电视剧的DVD盒已经发售。
◇研究室の本は持ち出しが禁じられている/研究室里的书禁止带出。
◇工事は夜を日についで進められた/工程夜以继日地进行。
[三十七]おのずからなるも原因わけあり“被”構文
日本語では「ぬれる」「(枝が)しなる」「転ぶ」などの現象は「おのずからなった」ように表すが,中国語ではそのような変化を伴う現象を“被”を用いた受動構文に訳すことがある.「靴が朝露でぬれた」は「朝露」が原因,「濡れた」が結果と考え,原因“朝露”を“被”の直後に,結果“弄湿了”をその後に続け,“我的鞋被朝露弄湿了。”(私の靴は朝露でぬれた)のようにする.
◆雪の重みで枝がしなった/树枝被雪压弯了。
◆石につまずいて転んだ/我被石头绊倒了。
◆彼女の家はビルの陰になってしまった/她的家被楼房的阴影罩住了。
◆山に霧がかかっている/山被雾色笼罩着。
また,原因となる名詞が省略されたり原因として先に示されている場合は,結果が“被”の直後に置かれることもある.
◆東の空がみるみる朱に染まった/东方的天空一下子就被染红了。
◆試合は途中で雨のため打ち切りになった/比赛因雨被中断。
★用例集
◇この敷物は日に当たって色があせている/这地毯被太阳晒得褪色了。
◇観客は俳優たちの鮮やかな演技に見とれた/观众们被演员的精彩的表演吸引住了。
◇犯人の大胆な手口にあ然とした/被犯人那大胆的一着儿惊得目瞪口呆。
◇小包があて先不明で戻ってきた/包裹因为收件人地址不详被退回来了。
◇雨に遭ってずぶぬれになった/被雨淋透了。
◇道は落ち葉に埋もれていた/那条路被落叶覆盖着。
◇そのプロジェクトは資金繰りがつかず打ち切りになった/那个项目由于筹款困难被迫中止了。
◇土石流で車が埋まった/汽车被泥石流埋住了。
◇老夫婦の麗しいいたわり合いに感動した/我被那老两口相依相偎的感人情景打动了。
◇地震で壁が落ちた/墙壁被震塌了。
◇飛行機は雲の影に隠れた/飞机被云影遮住了。
◇涙でくもった目/被泪水模糊的眼睛。
◇フラッシュで目がくらんだ/被闪光灯晃得眼花。
◇町が小雨に煙っている/小镇被小雨笼罩着,朦朦胧胧的。
◇田畑は洪水で水浸しになった/田地都被洪水淹没了。
◇ゆうべの火事で3人が焼死した/在昨夜的火灾中三人被烧死。
◇毎月何千人もの人がリストラで職を失っている/每月有好几千人被裁减失去工作。
◇傘が強風でおちょこになった/雨伞被大风吹得好像一个小酒盅。
◇材料がなくなったので仕事の手順が狂ってしまった/材料没有了,工作的程序被打乱了。
◇風で洗濯物が飛んだ/晾在外面的衣服被风刮走了。
◇どすーんという音がしたので見るとビルの2階の窓が吹き飛んで炎がでていた/听到咚的一声响,一看二楼的窗户已经被气浪冲飞了,窗口冒出了火焰。
◇枝に引っかかって帽子が脱げた/帽子被树枝挂了一下脱落了。
◇風でカーテンがばさばさと音を立てている/窗帘被风吹得呼啦呼啦作响。
◇電車に飛び乗ったらかばんがドアにはさまった/急着跳上车,包被车门夹住了。
◇台風によって半壊した家屋/被台风毁坏了一半的房屋。
◇日がかげる/太阳被遮住。
◇電車が通るたびに窓ガラスがびりびりと振動する/每当电车经过,玻璃窗被震哗啦哗啦直响。
◇パイプが泥でふさがっている/管子被泥塞住了。
◇ずっとプールで遊んでいたら手足がふやけてしまった/一直在游泳池里玩儿水,手脚都被水泡得涨起来了。
◇手はすすで真っ黒に汚れていた/我的手被煤烟灰弄得乌黑。
◇タバコの煙にむせた/被香烟呛着了。
◇後輩の生意気な口ぶりにむかっとする/被后辈狂妄的口气惹火了。
◇夜中に大きな音で目が覚めた/夜里被很大的声响惊醒了。
◇強風でビニールシートがめくれた/塑料布被大风吹得卷起来了。
◇後悔の念にもだえ苦しむ/被后悔的念头弄得很烦闷。
◇日に焼けた顔/被晒黑了的脸。
◇熱湯で手をやけどした/手被热水烫伤了。
◇窓ガラスが湯気でくもっている/玻璃窗被水蒸气弄得模糊不清。
◇長雨で工事の予定がすっかり狂った/由于雨下个不停,工程计划完全被打乱了。
◇書棚の棚板が本の重みで湾曲している/书架(的木板)被书压弯了。
[三十八]ときに「目的」はあとから
動作や行為の目的を表すのに,日本語では「…するために…する」「…しないように…する」のように,まず目的を述べるのが一般的である.これに対し,中国語ではあとから目的を補って述べることがある.その場合,目的の前に“以便”“以免”“好”などを置く.
◆今後の連絡のため,電話番号を書いておいてください/你留个电话号码,以便今后联系。
◆客をもてなすために部屋をきれいにする/把房间收拾干净,好招待客人。
◆手違いの起こらないように,事前に準備をしっかりとする/事先做好准备工作,以免发生意外。
◆パソコンの故障に備えてデータのバックアップをとっておく/将数据备份以防电脑发生故障。
★用例集
◇後ろ指を指されないようにしなさい/当心别让人戳脊梁骨。
◇玄関に打ち水をしてほこりをおさえる/往门口泼点儿水以免尘土飞扬。
◇飛びかからないようにイヌを押さえていてくれ/把狗摁住别让它扑过来。
◇中の荷物が出ないようにガムテープでしっかりとめる/用胶带固定以免里面的行李掉出来。
◇ほどけないようにぎゅっと縛る/绑紧点儿,免得松开。
◇体の緊張をほぐすためストレッチを行う/做伸展运动,以使紧张的身体放松。
◇万一に備えて水を浴槽にくみ置きする/预先把水存在澡盆里,以防万一。
◇保護者の信託に応える学校教育を実現する/搞好学校教育,让家长们信得过。
◇リハビリのため毎日車いすにのせて母を散歩に連れ出す/每天用轮椅推着母亲外出散步以便康复。
◇手おくれにならないように定期健康診断をしたほうがよい/最好定期进行体检,以免发现过晚,来不及治疗。
◇忘れないようにノートに書きとめておく/记在本子上以免忘记。
◇万一に備えいくらか金をとっておいた/留些钱以备不时之需。
◇兵士たちは敵に見つからないように草むらに身を伏せた/战士们伏身于草丛中以免被敌人发现。
◇プレッシャーに負けないように気持ちをコントロールする/努力控制好情绪,不让压力压垮自己。
◇すぐ出発できるよう持ち物をまとめておきなさい/把随身物品整理好,以便随时可以出发。
◇みんなによくわかるように詳しく説明しなさい/请说明得详细点儿,好让大家明白。
◇交通事故に遭わないように注意しなさい/请注意安全以免出交通事故。
◇虫歯にならないよう1日3回歯を磨く/一天刷三次牙,以免长虫牙。
◇おくれないよう早めに出発する/早点儿出发,以免迟到。
◇通勤途中の読み物として短篇小説を持ち歩いている/我身上随时带着短篇小说,以便上班路上看。
◇予約がキャンセルされないように早めにリコンファームをしておいたほうがいい/最好提早办妥机座再证实手续,以免被视为自动放弃机座。
◇路面が凍結しているから転ばないように気をつけて行きなさい/路面结冰,小心走路,以防滑倒。
[三十九]「…から」が“从…”にならぬとき
日本語に「…から」があっても,次のような場合は中国語で“从”を使わない.
1 動作主には“从”はつかない.
◆父さんから電話があった/爸爸打来了电话。
◆友達から手紙が来た/朋友写信来了。
◆母から小包が送られてきた/妈妈寄来了包裹。
◆先生から言われたことは忘れない/我不会忘记老师说的话。
◆これは私からのプレゼントです/这是我送你的礼物。
2 動作行為には“从”はつかない.
◆母が買物から帰ってきた/妈妈买东西回来了。
◆ふろから上がったあとビールを1杯飲んだ/洗完澡后喝了一杯啤酒。
◆仕事から帰ってきてすぐ寝た/下班回来后马上就睡了。
◆彼女は留学から帰ってきて人がかわった/她留学回来后整个人都变了。
◆彼はまだ出張から帰ってきていない/他出差还没回来。
★用例集
◇アルバイトから帰るともうくたくたで何をする気も起こらない/打完工回来已经累得不行了,什么也不想干。
◇言い出しっぺはきみだから,きみからやれよ/既然是你提议的,你就带头做吧。
◇これは上からの命令だ/这是上级下达的命令。
◇彼女はみんなから議長に推された/她被大家推选为主席。
◇窓ガラスを割って父さんから大目玉を食らった/因为打碎玻璃窗,挨了爸爸一顿申斥。
◇先方から感謝の手紙が送られてきた/对方给我们寄来了感谢信。
◇奥さま,小宮さんからお電話でございます/太太,小宫先生来电话了。
◇お客さまからおしかりの電話をいただいた/接到顾客的批评电话了。
◇弟から風邪をうつされた/被弟弟传染上了感冒。
◇事業の元手は父親から出ている/事业资金是爸爸出的。
◇娘には私からよく言って聞かせます/我会和女儿好好儿谈一谈的。
◇先方から今日明日にも返事が来るだろう/对方一两天内就会答复。
◇メディアに外部から圧力が加わった/媒介公司受到了外界施加的压力。
◇こちらからわざわざ彼を訪ねることもない/我们没有必要特意去找他。
◇出席者一同から祝福されて思わず笑みをこぼす/受到所有在场人的祝福情不自禁地露出笑容。
◇旅行から帰ってきた娘が北京のようすを細かく話してくれた/女儿旅行回来,给我们详细讲了北京的情况。
◇友人から本を返すよう催促された/我朋友催促我还书。
◇先生から直に聞いた話です/这件事是我亲耳听老师说的。
◇ちょうど出張から戻ったところです/我刚出差回来。
◇校長から卒業証書が授与された/校长颁发了毕业证书。
◇警察からの召喚に応じる/接受警察的传唤。
◇故郷の母から電話が来たのは先々週の水曜だ/在老家的母亲是上上个星期三来的电话。
◇その後彼からは何の便りもない/从那以后,他什么音信也没有。
◇だれからその話を聞いたんだ/那是谁告诉你的?
◇聴衆から割れるような拍手がわき起こった/听众响起了暴风雨般的掌声。
◇一般市民からの情報が事件解決の手づるとなった/群众提供的情报成了解决案件的线索。
◇私は医者から酒を止められている/医生禁止我喝酒。
◇無事着陸すると乗客の間から安堵の吐息が漏れた/安全着陆后,乘客们纷纷舒了一口气。
◇幼いころの両親からの虐待がトラウマとして残ってしまっている/小时候受到父母的虐待,心灵上留下了创伤。
◇修正案は2党間の政治的な取り引きから生まれた/通过两党间的政治谈判而产生了修正草案。
◇社長からどんな話があったの/总经理都跟你说了些什么话?
◇パリの特派員から入電があった/巴黎的特派员来电了。
◇県から派遣された職員/县政府派来的职员。
◇親戚からお年玉をもらった/亲戚给了我压岁钱。
◇父からよろしくとのことでした/我父亲向您问候。
[四十]「まもなく…する,もうすぐ…する」
「まもなく…する,もうすぐ…する」は“要…了”“快…了”などで表す.
◆空がどんよりしていて,(もうすぐ)雨が降りそうだ/天阴得很,好像要下雨了。
◆まもなく日が暮れる,早く行こう/天要黑了,快走吧。
◆もうすぐ夏休みになる/快放暑假了。
1 “…”に入る言葉が数もしくは時や季節を表す名詞である場合は“快…了”を用いることが多い.
◆娘はもうすぐ2歳になる/我女儿快两岁了。
◆もうすぐ12時だから,早く寝なさい/快12点了,快睡吧。
◆もうすぐ春だ/快春天了。
2 時間がより切迫している感じを表したいときは,“要”の前に“快”や“就”を置く.
◆携帯の電池がもうすぐ切れる/我的手机快要没电了。
◆王さんの奥さんはもうすぐ子どもが生まれる/小王的爱人快要生小孩儿了。
◆お店がもうすぐ閉まるから,買いたいものがあったら早く買って/商店就要关门了,你想买什么快点儿买。
3 さらに切迫した感じを表すには,“就要…了”の前に“马上”などの時間副詞を置く.
◆飛行機はもうまもなく離陸する/飞机马上就要起飞了。
◆映画はもうすぐ始まるのに,彼女はどうして来ないのかな/电影马上就要开演了,她怎么还没到?
4 “就要…了”はまた具体的な時間を表す語と組み合わせることができる.
◆お父さんは明日にはもう帰ってくる/爸爸明天就要回来了。
◆あと1時間で家に着く/再过一个小时我们就要到家了。
★用例集
◇天気が怪しくなってきた/要变天了。
◇嵐が来そうだ/暴风雨就要来了。
◇入試が近づき,緊張して夜も眠れないありさまです/快要升学考试了,我真是紧张得晚上也睡不着觉。
◇今年も慌ただしく終わろうとしている/今年也一晃就要结束了。
◇木がいまにも倒れそうだ/树眼看就要倒了。
◇子どもたちは遠足を明日に控えてみんな浮き浮きしている/明天就要去郊游了,孩子们个个都兴高采烈的。
◇最終締切が押しせまる/快到最后期限了。
◇私の母校はまもなく開校100周年を迎える/我的母校快要迎来建校一百周年了。
◇マラソンの先頭はもう折り返し点にかかるころだ/马拉松比赛跑在最前头的人已经快要到折回地点了。
◇電車が出るのに連れが姿を見せず気が気でなかった/电车都要开了还不见同伴的踪影真是急死人了。
◇やっとあなたの苦労も報われそうですね/看来你的劳苦终于要有回报了。
◇ここへ越してきてもうすぐ10年になる/我们搬到这里快十年了。
◇ブドウがまもなく最盛期を迎える/快到葡萄的旺季了。
◇最新装備の大型客船がいよいよ来月進水する/配备了最先进设备的大型客船下个月就要下水了。
◇ひながまもなく巣立つ季節だ/就要到小鸟离巢的季节了。
◇締め切りを前に作家はホテルにこもって執筆に専念している/快要到截止日期了,作家把自己关在〔闷在〕饭店里专心执笔 。
◇もう夏休みも終わりに近い/暑假已经快要结束了。
◇もう真夜中近くだった/已经快到深夜了。
◇あの店はつぶれかかっている/那家店眼看要倒闭了。
◇このビルはもうじきできあがる/这幢大楼马上就要完工了。
◇ご飯にするからお皿とスプーンをとってきてね/要吃饭了,去把盘子和勺子拿来吧。
◇美術館が新装なって明日オープンする/装饰一新的美术馆明天就要对外开放了。
◇釣りシーズンの到来間近で腕がなる/钓鱼旺季快要到了,我不禁技痒〔跃跃欲试〕。
◇入社して1年になる/我进公司快一年了。
◇新プロジェクトがいよいよベールを脱ぐ/新项目马上就要揭开面纱了。
◇政局はまだこれからひと荒れしそうな雰囲気だ/看来政局又要掀起一场风波了。
◇この道はまもなく本道から分岐する/这条路很快就要与干线道路分岔了。
◇このクリニックは近々閉院するそうだ/听说这家诊所马上就要关闭了。
◇まもなく閉店だ/快关门了。
◇おなかがぺこぺこで死にそうだ/肚子瘪瘪的,快要饿死了。
◇台風が来そうなので予定を変更して帰ることにした/台风要来了,我们改变计划决定回去。
◇開演時間が近づくとようやく人がぼつぼつ集まりはじめた/眼看就要开演了,这时候人才慢慢儿到齐。
◇出かけるからすぐ支度をしなさい/要出去了,快去准备一下吧。
◇彼女はもうじき結婚するみたいよ/她好像马上就要结婚了。
◇見たところ仲むつまじそうに見えるが,実は離婚寸前らしい/从表面上看他们很和睦,实际上很快就要离婚了。
◇あと1週間で新年を迎える/新年再过一个星期就要到了。
◇祖母はまもなく100歳の誕生日を迎える/祖母马上就要到了100岁的生日。
◇母ももう帰って来るでしょう/母亲快要回来了吧。
◇雪が降りそうだ/看起来要下雪了。
◇まもなく夜があける/就快天亮了。
[四十一]「思う」あれこれ
「(…と)思う」を表す中国語には“觉得”“认为”“以为”“想”“看”などがある.それぞれの用法を知って正しく用いたい.
1 人間の五感で判断するときや,「感じている」というニュアンスが強いときには“觉得”を用いる.
◆このスープは味が薄いと思う/我觉得这汤有点儿咸。
◆彼女がアメリカに行って半年もたたぬうちに帰ってきたので,みな不思議に思った/她去美国不到半年就回来了,大家都觉得很奇怪。
◆こういうやり方はあまりよくない.どう思う?/这样做不太好。你觉得呢?
2 一定の根拠や判断をもとに,自分の考えを主張するときには“认为”を使う.
◆この結論は間違っていると思う/我认为这个结论不对。
◆私は自分が間違ったことをしたとは思わない/我不认为我有什么地方做错了。
◆ほんとうに家庭より仕事のほうが大事だと思っているの?/事业比家庭还重要,你真的这么认为吗?
3 推測や想定など,主観的な判断が事実と合わなかったとき,思い違いをしたときには“以为”を用いる.
◆バラを送ったら喜んでくれると思ったのに/我以为送玫瑰花她会很高兴。
◆あなたが何を考えているか私が知らないとでも思ったの/你以为我不知道你在想什么。
◆電話くれたのはきみだったのか.王さんだと思っていた/原来给我打电话的是你呀。我还以为是小王打来的呢。
4 “想”は,心の中の思考作業や推量を表す.「…したいと思う」のような希望や「懐かしく思う」のような意味もある.
◆今いる家を移ろうと思う/我想搬出这个家。
◆子どもはお母さんを恋しく思う/孩子想妈妈。
5 “看”は観察し判断して「…と思う」.発話の場での話し手と聞き手である“我”と“你”のみが主語となる.
◆あなたはどう思いますか/你看怎么样?
◆私はやはりこの方法がよいと思う/我看还是这个办法好。
★用例集
◇今度の試験はけっこういい線行ったと思う/我觉得这次考试考得相当不错。
◇いずれ日を改めてお会いしたいと思います/我想改日再见您一次。
◇まったくの素人ですが,以前からダイビングをやりたいと思っていました/虽然是地道的外行,但我很早起就想尝试潜水。
◇子を亡くした母親の心中を思うと胸がいたむ/一想到失去孩子的母亲此刻的心情,就感到内心很悲痛。
◇それ以外に方法はないといちずに思い込んでいる/一味地认为别无他法。
◇あいつに先を越されていまいましく思った/被他抢先了,觉得懊恼。
◇弟は陰性の性格で,何でも自分が悪いと思い込む/弟弟的性格不开朗,老觉得自己不好。
◇今では妻の顔を見るのもうとましく思うようになった/现在连看见老婆那张脸都觉得烦。
◇英語を勉強しようと思う/我想学英语。
◇この縁談はまとまらないと思う/我看这婚事一定成不了。
◇幼心にもなんだか変に思えた/那时我这个孩子都觉得有点儿奇怪。
◇私もそう思う/我也是这么想〔考虑〕的。
◇悪く思わないでください/请你不要往坏处想。
◇きみは彼と一緒に行くものだと思い込んでいたよ/我一直以为你跟他一块儿走。
◇家出しようと思ったが思い直してやめにした/我本来想离家出走的,但又想了想就没那么做。
◇いつか恩返しをしたいと思っています/我想总有一天我会回报这份恩情的。
◇金さえ積めば私が言うことをきくと思うのか/你以为你出(几个)钱我就肯听你的话了吗?
◇あいつがくさいと思う/我觉得那个人很可疑。
◇くみし易い相手だと思ったら大間違いだった/原本以为这个人很好对付,其实并非如此。
◇この道を行けば駅に出られると思っていたが,見当違いだった/以为这条路能通车站,没想到是我想错了。
◇気の毒とは思ったが心を鬼にして彼の頼みを断った/虽然觉得可怜,但我还是铁着心肠拒绝了他的要求。
◇そのころには都合がつくと思います/我想那时候我有时间。
◇かつて動物の社会は弱肉強食と思われていた/过去人们认为动物世界是弱肉强食。
◇いまどき子が親の自由になるとでも思っているのか/现如今难道你还在以为孩子可以由着父母吗?
◇だれかが来たように思ったが空耳だった/我以为有人来,结果是我听错了。
◇自分が正しいと思うとおりにやりなさい/按照自己认为对的去做。
◇きみはずっと黙っているけれど,どう思う?/你一直沉默不语,对这事儿你怎么看的?
◇日本人は本音と建前を使い分けるのは当たり前のことだと思っている/日本人认为在不同的场合说不同的话是理所当然的。
◇それができると思うのか/你觉得你可以办到,是吗?
◇2人のようすではてっきり結婚すると思っていたのにね/看那样子我们还以为他们俩肯定要结婚呢。
◇あなたは当然そのことを承認していると思った/我以为你一定同意那件事儿了。
◇あいつは自分だけは特別だと思っている/那家伙认为自己和别人不一样。
◇どちらにしてもうまくいかないと思う/我看哪个方法都不行。
◇彼の話を聞くとなるほどと思う/听了他的话,我觉得很有道理。
◇若者の態度を苦々しく思う/对于年轻人的态度觉得非常不愉快〔很反感〕。
◇間違いなく合格すると思っていたのに落ちてしまった/我以为肯定能通过考试,没想到却落榜了。
◇ふだん見つけているから別段すばらしいとは思わない/我平时看惯了所以并不觉得有什么特别的好。
◇日本の未来はどうなると思いますか/你认为日本的未来将会如何呢?
◇私が正しいと思う/我认为我是对〔正确〕的。
◇悪いと思ったら謝りなさい/如果你觉得是你不对,就应该道歉。
[四十二]“的”が必要ないとき
日本語で「の」を使うときに必ず“的”が必要なわけではない.とくに次のような場合に注意が必要である.
1 修飾する名詞が人称代名詞で,修飾される語が親族・友人などの人間関係,所属機関を表す場合,“的”を使わずに修飾することができる.
◆私のお母さん/我妈妈。
◆あなたのお姉さん/你姐姐。
◆彼女のボーイフレンド/她男朋友。
◆私たちのクラスメート/我们同学。
◆うちの会社/我们公司。
◆あなたたちのクラス/你们班。
2 日本語でも「豚肉」「日本茶」「鉄鍋」などは「の」を使わないように,中国語でも1語のようにふるまうときには,“的”を使わないで名詞が名詞を修飾することができる.「木の机」「中国人の友達」などの場合は日本語では「の」が必要だが,中国語では“的”が必要ない.素材・出身地・種類など,修飾する語が修飾される語の属性を表している場合,“的”は不要である.
《素材》
◆木の机/木头桌子。
◆ガラスのコップ/玻璃杯子。
《出身地・産地》
◆日本人の歌手/日本歌手。
◆中国人の友達/中国朋友。
◆フランスの歌/法国歌。
《種類》
◆英語の雑誌/英文杂志。
◆体育の先生/体育老师。
◆アスパラガスの缶詰/芦笋罐头。
◆びんのふた/瓶盖儿。
3 「今日の午後」“今天下午”のように時間詞が時間詞を修飾する場合,通常“的”を用いない.
◆明日の朝/明天早上。
◆今年の夏/今年夏天。
◆去年の3月/去年3月。
◆明日の5時/明天5点。
★用例集
◇家庭の雑用に明け暮れる/埋头于家庭琐事。
◇テーブルの脚/桌子腿儿。
◇電車の運転士は多くの乗客の命を預かっている/电车司机肩负着许多乘客的生命安全。
◇アメリカのテレビドラマに当てレコをする/给美国电视剧配音。
◇ラジオ〔テレビ〕のアナウンサー/广播〔电视〕播音员。
◇今日の午前中は家におります/今天上午在家。
◇古代ローマの遺跡/古罗马遗迹。
◇私たちのチームはエラーが多くて負けた/我们队失误太多,输了。
◇音楽の天分がある/有音乐天赋。
◇土曜日の夜はよく外食する/星期六晚上我常在外面吃饭。
◇彼はときどき私の研究室に顔を出す/他有时来我研究室。
◇日本の旗をかかげた船/悬挂日本旗的船。
◇12センチ角のヒノキの柱/12厘米见方的扁柏柱子。
◇かみそりの刃/剃须刀刀片。
◇漬物の瓶/酱菜坛子。
◇カメオのブローチ/浮雕胸针。
◇自動車の部品を規格化する/统一汽车零件的规格。
◇あの生徒は数学の基礎ができていない/那个学生没有打好数学基础。
◇ギョーザの皮をつくる/擀饺子皮儿。
◇銀縁の眼鏡/银框眼镜。
◇毛糸の手袋/毛线手套。
◇毛皮のコート/皮大衣。
◇紙のコースター/纸杯垫。
◇水泳のコーチ/游泳教练。
◇コーデュロイのズボン/灯心绒裤子。
◇うちの社長は芸能界にコネクションが多い/我们老板在演艺圈有很多关系。
◇日本の産業の根幹/日本产业的基础。
◇貿易の差額/贸易差额。
◇参列の中には政界の名士が多かった/出席者中有很多政界名流。
◇うちの息子が字を覚えはじめた/我儿子开始识字了。
◇始業のベルが鳴った/上课铃响了。
◇父は今年の3月に職を退いた/我父亲今年3月退休了。
◇真珠のネックレス/珍珠项链。
◇スエードの靴/绒面革皮鞋。
◇杉の板/杉木板。
◇コンサートのチケット/演唱〔音乐〕会门票。
◇数学の答案/数学试卷。
◇長袖のセーター/长袖毛衣。
◇畑にコムギの種をまく/往地里撒小麦种。
◇ビールのラベル/啤酒标签。
[四十三]「ちょっと・少し」の表し方
数量・程度などがわずかなさま,時間が短いさまを表す「ちょっと・少し」は,中国語に訳すと“一下”,動詞の重ね型,“一会儿”,“一点儿”,“有点儿”などの表し方がある.
1 「ちょっと休もう」は“休息一下吧”,「ちょっとやってみる」は“我来试试”このように短い動作や軽い気持ちで行うさま,実際にやってみるというときの「ちょっと」は,動詞の重ね型や動詞の後ろに“一下”を添えることでだいたい対応できる.
◆ちょっと紹介します/我来介绍一下。
◆ちょっと出かけてくる/我出去一下。
◆ちょっと考えさせてください/让我们考虑考虑。
◆ちょっと食べてみて/你尝尝。
同じ軽い気持ちで行うさまを表す「ちょっと」でも,“一下”や動詞の重ね型が使えない場合もあり,その場合は量詞を活用してそのニュアンスを表す.
◆ちょっと一服してくる/我去抽支烟。
◆ちょっとコーヒーを飲みに行こうよ/去喝杯咖啡吧。
“一会儿”は単に時間的に短いことをいうときに用いる.
◆寝る前にちょっとテレビを見た/我睡觉前看了一会儿电视。
2 形容詞に関わる「少し」――“有点儿”と“一点儿”
形容詞の前に“有点儿”をつけて,あまり好ましくないことに使う.
◆ちょっと寒い/有点儿冷。
◆ちょっとお腹が痛い/我肚子有点儿痛。
◆この靴は少しきつい/这双鞋有点儿紧。
“一点儿”は形容詞の後ろにくる.それまでの状況や現状と比べて「少し…」という比較の意味を表す.
◆彼女は私より少し痩せている/她比我瘦一点儿。
◆もう少し大きいのがありますか/有没有大一点儿的?
◆このタイプなら少し安い/这种便宜一点儿。
3 名詞を修飾する「少し」――“一点儿”
「少し砂糖を入れる」は“放一点儿糖”という.ものの量についていうときに名詞の前に“一点儿”をつける.“一袋糖”(1袋の砂糖)と同じ構造である.また,後ろに名詞がなくても“一点儿”が目的語として働くことができる.
◆これは私からのほん少しの気持ちです/这是我的一点儿心意。
◆少し飲んだら/喝一点儿吧。
◆ちょっと用事がある/我有点儿事。
◆ここに少しお金があるから持っていきなさい/这儿有点儿钱,你拿去吧。
上記“有点儿事”“有点儿钱”の“有点儿”は,動詞“有”+“一点儿”から“一”を省略したものである.形容詞の前の“有点儿”とは違うことに注意.
★用例集
◇部屋の温度を少し上げてください/请把室内的温度调高点儿。
◇すぐもどってきますから,ちょっとこの荷物を預かってください/请保管一下这件行李,我一会儿就回来。
◇きみ少し頭を冷やしたほうがいいよ/你还是头脑冷静一点儿好。
◇ちょっとお耳に入れておきたいことがあります/有件事我要跟你说一下。
◇ちょっと言い過ぎて悪かった/对不起,我说得有点儿过分了。
◇ちょっとこちらにいらっしゃいよ/请你过来一下。
◇このスープは少し味が薄い/这汤味道有点儿淡。
◇痛みが少し薄らいだ/疼痛减轻了一点儿。
◇ちょっと転んだだけなのに打ちどころが悪くて足を骨折した/只是稍微跌了一下,结果没跌好脚给骨折了。
◇おいおい,ちょっと待ってくれよ/喂喂,你等等我!
◇きみの話は少しオーバーだ/你的话有点儿夸张。
◇ちょっとからかっただけなのに彼は大真面目に反論してきた/我只不过跟他开个玩笑,他却严肃地反驳起来。
◇今日のきみはちょっとおかしいよ/今天你可有点儿反常呀。
◇中国語は大学で少しかじっただけです/中文我只在大学学过一点儿。
◇ちょっと休憩しましょう/休息一会儿吧。
◇もう少し早く来てくれればよかったのに/你要是再早一点儿来就好了。
◇ちょっとつめていただけませんか/请你往里挤一挤好吗?
◇すみません,今日はちょっと都合が悪いんですけれども/很抱歉,今天有点儿不方便。
◇お出かけのときはちょっと声をかけてください/您出门的时候,请跟我说一声。
◇父から会には少しおくれるとことづけがありました/父亲有话托我转告一下,说是今天的会他要晚来一会儿。
◇この世の苦労も少しは味わった/我也尝到一点儿人世的辛酸。
◇ちょっと時間を割いてくれませんか/能抽出一点儿时间吗?
◇このブランドの化粧品は質がいい,だけどちょっと高い/这个牌子的化妆品质量很好,不过有点儿贵。
◇少し召しあがったら?/您来点儿吧。
◇ちょっと本屋へ行ってきます/去书店逛逛。
◇わが家は暖房に灯油を使いすぎるので,もう少し節約せねばならない/我家为了取暖用灯油用得太多,应该再节约一点儿。
◇ちょっとお使いをたのみたいんだけど/我想让你帮我去干点儿事儿。
◇電話が遠いのでもう少し大きな声で話してもらえませんか/电话声音太小,能不能再大一点儿声说?
◇すみません,ちょっと通してください/对不起,请让我过一下。
◇あの人の標準語には少し関西のなまりがある/他讲的标准话稍微带着点儿关西口音。
◇ネクタイが少しねじれている/你的领带有点儿歪。
◇こちらの品は少し値が張ります/这边的东西稍微贵一点儿。
◇ちょっと拝見/让我看一下。
◇帽子はちょっとななめにかぶった方がしゃれた感じになるわね/帽子稍微歪一点儿戴感觉很俏皮。
◇そのへんを少しぶらついてくるよ/我到那边去溜达一下。
◇ちょっと手伝って欲しいの/你帮我一下好吗?
◇ちょっとメニューを見せてください/请把菜单给我看一下。
◇もう少し様子を見てみよう/看看情况再说。
◇ちょっと買い物に行ってきますから留守をお願いね/我出去买点东西,拜托你看一下家。
◇気分が悪いので少し休ませてください/我不太舒服,请让我休息一会儿。
[四十四]道具・手段や原因を表す「で」
「(乗り物)で…する」という場合,中国語ではふつう道具・手段を文中に導入する“用”や“拿”は使わず,次のように具体的な動作を表す動詞句を用いる.
◆明日私は車で出かけるつもりだ/明天我准备开车去。
◆私は毎日自転車で学校へ行く/我每天骑自行车去上学。
また,実際は「座って」乗るとは限らなくても“坐”を使う場合もある.
◆エレベーターで8階へ上がってください/请坐电梯上8层吧。
◆バスより地下鉄で行くほうが時間の節約になる/坐地铁比坐公共汽车省时间。
乗り物に限らず,道具・手段を導く「…で」が具体的な動作を表す動詞句で表される場合は多い.
◆3,4階へは階段でお上がりください/上三四楼的人,请走楼梯。
◆ドイツへ送るのですが,普通航空便で送りたいんです/我是寄往德国的,想寄航空平信。
◆あとで彼女に電話で伝えることにしよう/待会儿,我打电话告诉她。
◆そのニュースはラジオで初めて知った/那条消息我听收音机才知道。
このほか,原因を表す「Xで」の「で」は“因” “因为”“由于”などによって表されるが,日本語の名詞「X」は動詞表現によって表されることが多い.
◆彼も年のせいで視力が衰えた/他也因上了年纪视力减退了。
◆昨日彼は風邪で会社を休んだ/昨天他感冒了,没来上班。
★用例集
◇姉は株で300万円の利益を上げた/我姐姐炒股赚了300万日元。
◇ランプの明かりで本を読む/借着煤油灯的灯光看书。
◇野球は雨で中止になった/棒球比赛因下雨而中止了。
◇友人は競馬でもうけてすっかり味をしめた/我的朋友靠买马票发了财,尝到了甜头。
◇おもちゃで子どもをあやす/拿玩具逗小孩子。
◇この1語で全文が生きてくる/用上这个词全文都变得生动起来了。
◇遭難者らは水だけで15日間生き延びた/那些遇难者仅靠水活过了15天。
◇イヤホンで音楽を聞く/戴着耳机听音乐。
◇交通渋滞で動きがとれなかった/碰上堵车,(被困住)动弹不得。
◇打ち続く日照りで今年の米はできが悪い/由于遭到长时间的干旱,今年的大米收成不好。
◇パートで家計に潤いをもたせる/打零工补贴家用。
◇宅配便で運送する/通过上门快递服务发送。
◇エスカレーターで5階まで行く/坐自动扶梯上五楼。
◇エンジンの故障で乗客は全員飛行機から降ろされた/因为发动机出了故障,全体乘客都下了飞机。
◇オンラインで結ばれている/通过联线系统实行互相连接。
◇部長は火急の用で出かけています/部长因为有急事出去了。
◇彼女の手は家事でがさがさになった/她的手因为做家务事变得很粗糙。
◇翻訳で小遣いを稼いでいる/我做笔译挣点儿零用钱。
◇スノーボードで雪山を滑走する/乘滑雪单板在雪山上滑行。
◇父は不動産の売買で金持ちになった/我父亲靠房地产的买卖发了大财。
◇泉の水でのどの渇きをいやす/喝泉水解渴。
◇白内障で眼科に通う/患了白内障去看眼科。
◇犯人は偽名でホテルにチェックインした/犯人使用假名在饭店登记入住。
◇キャンピングカーで旅行する/开露营车旅行。
◇休暇で帰省する/利用假期回老家。
◇今なら急行で行けば間に合うだろう/现在坐快车去,还来得及。
◇友達の口利きでこの会社に就職できた/经朋友的介绍我在这家公司工作了。
◇森林破壊で野生のゾウの数が激減した/因森林遭到破坏而导致野生大象数量锐减。
◇地図でバス停をさがす/看交通图找公共汽车站。
◇タクシーで行きなさい,さもないと間に合わないよ/坐出租车去吧,不然的话就来不及了。
◇地下足袋で作業する/穿着胶皮底的袜子劳动。
◇インターネットで調べをする/上网查一查。
◇通常の販売に先行して,メールで申しこみを受けつける/正式销售前,接受通过电子邮件的订货。
◇湿気で天井が反ってしまった/因为受潮天花板弯曲了。
◇コンブでだしをとる/煮海带提取汤汁。
◇ただならぬ物音で目を覚ました/听到不寻常的声音睡醒了。
◇霜で作物がだめになった/由于下霜,庄稼都不行了。
◇鼻血で顔中血だらけになってしまった/由于出鼻血,弄得满脸是血。
◇番組に対するご意見ご要望をはがきでお寄せください/对本节目有什么意见和要求,请投寄明信片告知。
[四十五]否定と肯定 入れかえてみる
「父は留守です」,これを中国語で言うとき,「留守」の字面にこだわらずに,“爸爸不在家。”と“在”(いる)を否定すればよい.「気分が悪い」も否定形にして,“我不舒服。”と訳す.このように,日本語は肯定形だが中国語にするとき否定形で表すと簡単かつ適切な場合がある.
◆私は彼とは違う/我跟他不一样。
◆うそだと思うなら,お医者さんに聞いてごらん/不信,你去问大夫。
◆ぼくは試験で1科目落とした/我这次考试有一门没及格。
また,日本語は否定形だが中国語では肯定形になるケースもある.次の3例はいずれも「遠慮なく」(否定形)だが中国語はすべて肯定形である.
◆どうぞご遠慮なく/请随便。
◆仲間なんだから遠慮なく言わせてもらうよ/你也不是外人,我就直说了吧。
◆何か困ったことがあったら遠慮なく私に言いなさい/你有什么困难尽管跟我说。
“随便”は「気ままに→遠慮なく」,“直说”は「直言する→遠慮なく言う」,“尽管”は「なんでもどんどん→遠慮なく」の意である.
★用例集
◇あからさまにいやな顔をする/露出一脸的不高兴。
◇傷は浅かった/伤不重。
◇足場が悪い/脚底下不稳。
◇人はいざ知らず私は反対だ/我不知道别人是怎么想的,反正我不同意。
◇エンジンに異状があった/发动机(运转)不正常。
◇陳くんを訪ねるといつも留守だ/去找小陈,他总是不在家。
◇私たちの意図したところと違う結果になった/结果和我们的意图不一样。
◇今夜は劇場の入りがいい/今晚剧场的上座率不错。
◇この病人は回復の望みが薄い/这个病人康复的希望不大。
◇この店は年末年始はお休みとなります/这家店过年不营业。
◇住宅不足の問題を解決することは非常に困難だ/解决住宅不足的问题是非常不容易的。
◇気にかかることが1つある/有一件不放心的事。
◇食べかけのバナナ/没有吃完的〔吃半截的〕香蕉。
◇寡黙な人/不爱说话的人。
◇足元に置いておいたバッグが消えた/放在脚边的包不见了。
◇あの図書館は日曜日が休館日だ/那个图书馆星期天不开放。
◇考え方が根本的に異なっている/想法根本不同。
◇私たちは両親の意に逆らって結婚しました/我们不顾父母的反对,自己做主结了婚。
◇これしか方法はない/只有这个办法。
◇実名を伏せる/不公开真实姓名。
◇ボルトの締めつけが甘い/螺栓拧得不紧。
◇この道路には車両は進入できません/这条路车辆禁止通行。
◇弟はまだ十代だ/弟弟还不到二十〔才十几岁〕。
◇純粋の日本犬はいまでは数が少ない/纯种的日本狗现在已经不多了。
◇勧告を退ける/不接受劝告。
◇あなたの推量は当たっていない/你的推测错了。
◇今度のテストは総体的によくできた/这次考试总的说来成绩还不错。
◇今年は作物の育ちが悪い/今年庄稼长得不好。
◇そもそもやり方が間違っている/说起来,作法就不对。
◇母親の病気をだしにして友人は学校を休んでいる/我朋友以妈妈有病为借口不来上学。
◇いまさら気づいたってもう遅い/事到如今你才明白也已经来不及了。
◇痛みはようやく止まった/终于不痛了。
◇この魚はまだ生煮えだ/这个鱼还没熟(透)。
◇この土地は水はけが悪い/这块地排水不畅。
◇腹具合が悪い/肚子不舒服。
◇無精を生やした男/没刮胡子的人。
◇父は厳しいので外泊なんてしようものなら間違いなくどなられる/我父亲很严厉,如果我想晚上不回家,肯定要遭到训斥。
◇私はいま時間にゆとりがない/我现在时间很紧。
◇この建物は土台が弱い/这栋楼基础不结实。
◇受験に失敗して浪人する/这次没考上大学,打算下次再报考。
[四十六]逆転の発想
うまく中国語に訳せないとき,反対にして考えたり,視点をかえるとあっさり解決してしまうことがよくある.
「これは兄からもらったものです」は中国語に訳しにくいが,「これは兄がくれたものです」とすれば簡単だ.
◆这是哥哥给我的。
「もらう」より「くれる,あげる」の“给”のほうが訳しやすい.また「荷物が届いた」は「荷物を受け取った」とするほうが訳しやすい.
◆午前中に荷物が2個届いた/上午收到了两件货物。
「お店は何時までやっていますか」も言いにくいが,「何時に閉まりますか」と考えれば易しい.
◆几点关门?
「ここあいていますか」もとっさに中国語にならないが,「だれかいるのか」と場所から人に視点を移せばよい.
◆这儿有人吗?
いずれも逆転の発想といえる.このほかに反語文にしたり,使役文にするという手もある.
◆10万やそこいらのはした金などもらってもしかたがない/拿区区10万日元又能有什么用呢?
◆サッカーの猛練習でへたばる/足球高强度的训练使人筋疲力尽。
要はあまり文字面にこだわらず,意味がほぼ伝わればよいと考え,おおらかに構え,やわらかに発想するのがコツである.
◆流行歌手のコンサートにおおぜいの若者が集まった/当红歌手的歌唱会吸引了许多年轻人。
◆会議は平行線をたどった/会议难以达成一致。
★用例集
◇日本酒は父の体質に合わない/我爸爸的体质不适合喝日本酒。
◇郵便局は5時まで開いている/邮局5点关门。
◇久しぶりの青空だ/好多天没看见这样的蓝天了。
◇盗品から足がつき,犯人はついに捕まった/赃物提供了线索,犯人终于落入法网。
◇たくさんの寄付金が集まった/收到了很多捐款。
◇仲間の忠告で彼の素行が改まった/他听从伙伴们的忠告改邪归正了。
◇祖母の突然の死に慌てふためく/祖母突然死去的消息让我惊慌失措。
◇会は10日にあるとのことだが、私のところには何の案内も来ない/听说10号开会,可是我没收到任何通知。
◇風の音で一晩中安眠できなかった/风声使我一夜没睡好。
◇いい子だから静かにしなさい/乖孩子,别闹。
◇こんなことをしでかして,世間に対して申し開きができない/竟干出这样的蠢事,怎么向世人交代呢?
◇あまりのむごたらしい光景にいたたまれずその場から逃げ出した/眼前悲惨至极的场面使我待不下去逃了出来。
◇レマルクは『西部戦線異常なし』で一躍有名になった/《西线无战事》使雷马克一举成名。
◇震災で家財を一切失った/一场地震夺走了所有的财产。
◇あの人は会社の先輩たちに受けがいい/公司的老职员们对他的印象很好。
◇人波が広場を埋めた/广场上挤满了人。
◇危険ですから白線の内側にお下がりください/候车时请注意安全,不要跨越白线。
◇ニュースできみの姿がテレビに映っていたよ/我在电视的新闻节目里看见你的镜头了。
◇乾燥した大地が春雨で潤った/春雨滋润了干旱的大地。
◇町は観光客の落とす金で潤ってきた/游客的消费使小镇繁荣起来。
◇祖母は下宿人を置いて生計の足しにしている/奶奶把房子租出去一部分,以贴补家计。
◇いまの私があるのもすべてみなさんのお陰です/没有大家的帮助,就没有我的今天。
◇たまには顔を見せてください/偶尔也过来看看吧。
◇弟には1万円貸しがある/弟弟欠我1万日元。
◇風で窓がかたかたいっている/风把窗子吹得喀哒喀哒地响。
◇危ないから火のそばに近寄ってはいけない/危险!离火远点儿。
◇友だちの鋭い一言にぎくっとした/朋友一针见血的话使我吃了一惊。
◇結構なお品を頂きありがとうございます/谢谢您送我这么好的礼物。
◇このくらいのことでへこたれるものか/这么点儿事难不倒我。
◇第一線を退く/退居二线。
◇そんな小さな字引ではだめだ/那么小的字典有什么用?
◇お願いです,少しお時間をいただけませんか/拜托您,您是不是能抽出一些时间?
◇英語ができないと話にならない/能说英语是最起码的条件。
◇階段を駆けあがる足音が響いてきた/听见了跑上楼梯的脚步声。
◇ブロークンだけど,けっこう通じたよ/英语虽不规范,但几乎没有影响交流。
◇法案は衆議院を通過した/众议院通过了那个法案。
◇工事はいつまでかかりますか/这项工程什么时候才能完成?
◇みすみす犯人を取り逃がした/眼看着犯人逃跑了。
◇世の乱れは悪い政治から生まれる/恶政生变乱。
◇あいにくその日は会社を休めない/真不凑巧,那天得去公司上班。
[四十七]ある・いる
★日本語はものの存在を表すとき,有生(うしょう)の場合は「いる」を,無生(むしょう)のものには「ある」を使う.いっぽう中国語には存在を表す文型が3つあり,有生か無生かで使い分けるのではなく,ものの「既知」「未知」などで区別する.
★そのものが未知の,不特定の,あるいは話し手がとくに特定しようと思わないものの場合(「ある場所」に「人・もの」がある〔いる〕)――『場所+“有”+存在するもの』.
◆机の上にコップが1つある/桌子上有一个杯子。
◆私の家にはイヌが2匹いる/我家有两条狗。
★そのものが既知の,特定のものの場合(「人・もの」は「ある場所」にある〔いる〕)――『存在するもの+“在”+場所』.
◆彼女の本は机の上にある/她的书在桌子上。
◆先生は部屋にいる/老师在屋子里。
★その場所にあるものを説明,判断する場合(「ある場所」は「人・もの」だ)――『場所+“是”+存在するもの』.
◆たんすの中は彼女の服だ/衣柜里是她的衣服。ほかのものはないというニュアンスをもつ)
★ものの所有の場合,日本語は「いる」は有生のもののみだが,「ある」は有生・無生ともに使うことができる.中国語の所有表現は“有”のみである.
◆彼には娘がある〔いる〕/他有一个女儿。
◆彼にはお金がある(×いる)/他有钱。
★日本語の場合,具体的所有物あるいは抽象物・属性・程度の存在などを,ともに「ある」で表せるが,中国語では“有”構文,形容詞述語文,あるいは主述述語文などで表すのが普通である.
◆彼は白髪がある(具体)/他有几根白发。
◆この絵は価値がある(抽象)/这张画有价值。
◆彼は経験がある(抽象)/他很有经验。
◆彼はユーモアがある(抽象・属性)/他很幽默。
◆この部屋は広さがある/这屋子很大〔宽敞〕。
◆彼は優しいところがある(抽象・属性)/他性格很温柔。
◆彼は身長がある/他个子很高。
[四十八]もう少しで…するところだった
★「もう少しで…だった」「あやうく…だった」を表すには,“差点儿”を用いる.中国語の副詞“差点儿”は,ほとんど実現しそうだが実現をみなかった,あるいは実現できそうになかった事柄が結局は実現したことを表す.
★「もう少しで…だった(のに)」のように,実現を望む事柄が実現しなかった場合には,『“差点儿”+肯定形』を用いる.「(もう少しだったのに実現できず)残念だ,悔しい」という気持ちを含む.
◆あとちょっとで合格だったんだ/其实我差点儿就及格了。
◆もうちょっとで列車に間に合ったのに/差点儿就能赶上那趟车了。
★「あやうく…だった」「幸いにも…しなかった」のように,実現を望まない事柄がすんでのところで実現しなくてよかったという状況を表す場合は,『“差点儿”+肯定形』または『“差点儿”+否定形』を用いる.
◆あやうく財布をなくすところだった(幸いにもなくさずにすんだ)/钱包儿差点儿丢了。(钱包儿差点儿没丢。)
◆あやうくおなかを壊すところだった(幸いにも壊さずにすんだ)/差点儿吃坏了肚子。(差点儿没吃坏肚子。)
★中国語の“差点儿”は「もう少しで」の意を表す副詞であるので,「(無理だと思っていたが)どうにか…した」「なんとか…した」のように,望ましい事柄がラッキーにも実現した状況を表現したい場合にも使える.『“差点儿”+否定形』の形になる.
◆どうにかこうにか合格した/差点儿没及格。
◆間一髪で列車に間に合った/差点儿没赶上那趟车。この2つの中国語を直訳すると,「もう少しで不合格のところだった」「もう少しで列車に間に合わないところだった」となる.もとの日本語からは思いつきにくい表現なので,訳す際には注意が必要だ。
[四十九]「言う」は“说”だけじゃない
★依頼や命令を伝える「AがBに…するように言う」を訳す場合,話の内容を,“说”の後ろに引用符(:“……”)をつけて直接話法で訳すことができる.もう1つ,“说”や“告诉”を使わず,使役動詞“让” “叫”を用いて,一種の間接話法のようにしてすっきりと訳す方法もある.
1 上司は彼に今日は早く帰るように言った.
直接話法――上司对他说:“今天你早点儿回家吧。”
間接話法――上司让他今天早点儿回家。
2 母が父にストーブを消してと言った.
直接話法――妈妈对爸爸说:“把炉子关上吧。”
間接話法――妈妈让爸爸把炉子关上。
3 医者は私にもうタバコを吸わないように言った.
直接話法――大夫对我说:“你以后不要再抽烟了。
間接話法――大夫叫我以后不要再抽烟了。
★このほかにも内容に応じて“告诉”や“劝告”などを使うこともできる.
◆娘に悪い友達と交際しないよう言った/我劝告女儿不要和狐朋狗友交往。
◆医者に病人はもう望みがないと言われた/医生告诉我,病人已经没有希望了。
[五十]受け身文の訳し方
★中国語の受動構文は個別の出来事を表すもので,動作主(シテ)の動作・行為によって対象(ウケテ)になんらかの影響・変化があったことを明示できなくてはならない.
★対象に影響・変化があったことが表されている受け身文は“被”“让”“叫”を用いて訳すことができる.ただし,動作主を省略して直接,動詞が接続するときは“被”しか使えない.“让”“叫”を用いた受動構文には動作主が必須である.
◆自転車が盗まれた/我的自行车被偷了。
★“被”“让”“叫”を用いた受動文の述語は,原因となる動作・行為とそのために起きた変化の結果の両方を必要とする.そのため,「風で木が倒れた(木が風に倒された)」のように,結果のみで動作・行為が示されていない日本文を中国語に訳すときは,動作・行為を示す動詞“刮”を補い,“树被风刮倒了。”としなければならない.
◆弟におもちゃを壊された(おもちゃが弟に壊された)/玩具被弟弟弄坏了。
◆私は相手の堂々たる体格に気をのまれた/我被对方魁伟的体格吓倒了。
★以上とは反対に,「犯人は捕まった(犯人は捕まえられた)」のように,動作・行為のみで結果が示されていない場合は,結果を表す補語や助詞“了”などを補足し,“犯人被抓住了。”のように訳す.
◆警察は犯人に逃げられた/警察被犯人逃走了。
◆家が急流にのまれた/房子被急流卷进去了。ただし,話し手の「被害」意識を強調したいときは,他動詞に“了”をつけただけの形で言える場合もある.
◆リンゴを弟に食べられた/我的苹果被弟弟吃了。
◆彼らは敵に侵略された/他们被敌人侵略了。
◆彼女は手紙を彼に破られた/她的信被他撕了。
★「Aガ〔ハ〕BヲCニ…(ラ)レタ」型の受け身文(「間接受け身文」)で,AとBの間に所有関係や親族関係があるとき,一般に主語を“A的B”の形にして受動構文をつくる.
◆(私は)魚をネコに食べられた/我的鱼被猫吃了。
◆田中さんが先生に子どもをほめられた/田中先生的孩子被老师表扬了。
◆彼はパソコンを(何者かに)盗まれた/他的电脑被偷了。
★“受”“遭”“挨”などの動詞で,受け身文を訳すことができる.
◆観衆におおいに歓迎された/大受观众的欢迎。
◆人間は環境に左右されやすい/人容易受环境的影响。
◆父から小言を言われる/受到父亲的责备。
◆不況で会社が倒産した(不況に打ちのめされて会社が倒産した)/遭到萧条的严重打击公司倒闭了。
[五十一]他人の母親を「お母さん」とは呼べません
★相手の家庭のメンバーを話題にしたり,聞き手に呼びかけたりするとき,日本語の場合はその家庭での位置づけ(お祖母さん・お父さん・お兄さんなど)がその人の代名詞のようになり,その人を表す呼び名になっている.そのため,相手が話し手にとって自分の父親や母親などでなくても「お父さん」とか「お母さん」といった親族関係の呼称で呼ぶことができる.しかし,中国語の場合は親族関係の呼称は関係する本人以外には通用しない.とくに年下や同年代の人に対してはその人の名前を用いることが多い.
◆(母親が自分の長男「大明」に)お兄ちゃん,ご飯だよ/大明,吃饭了。
◆(自分の夫に)お父さん,今日も帰り遅いの?/建国(夫の名前),今天回来也很晚吗?
★話題にする人や相手が年上の人であれば話し手との長幼の順序で呼ぶ.
◆(友人趙さんの母親に)お母さん,どうぞお構いなく/赵阿姨,您就别张罗了。
◆(劉さんのお祖母さんに)おばあちゃんはほんとに若く見えますね/刘奶奶您看起来真年轻。
◆(同僚の父親に)お父さんはおいくつですか/老伯今年多大岁数了?
★またはその家庭内のあるメンバーを導入し,その人との関係で呼ぶこともある.
◆(相手のご主人について)お父さんは出張から帰ってきましたか/强强(子どもの名)他爸出差回来了吗?
◆(お母さんどうしの会話)お兄ちゃんは仕事は決まったの?/小鹏(弟の名前)他哥工作定了吗?
◆(自分の妻に)お母さん,お茶をいれてくれ/孩子她妈,给我倒杯茶。
[五十二]「可能補語」を使うとき
★動詞と補語,とくに結果や方向を表す補語との間に“得”や“不”を挿入し,話し相手あるいはシテ(動作や行為を行う人)にその動作・行為を実現しようという気持ちがあり遂行した結果,望みどおりに実現できるかできないか,ということを表現するものを可能補語という.たとえば,“做得完”(やり終えることができる),“做不完”(やり終えることができない).
★形態的には可能補語は以下の3つのタイプに分けられる.
1 動詞+“得/不”+方向または動作・行為の結果を表す成分.
2 動詞+“得/不”+「終える,…しまう,…しきる」を表す成分“了”.
3 動詞+“得/不得”(特殊な形「…するのに差し障りがない/差し障りがある」).
★可能補語を用いた常用表現には次のようなものがある.
◆「そのなぞなぞは,あなたは当てられますか」「当てられます」/“那个谜语你猜得着猜不着?”“猜得着。”
◆もう遅いよ,芝居の切符は手に入らない/太晚了,戏票买不到了。
◆このことは,私は一生忘れられません/这件事我一辈子也忘不了。
◆私は高級ホテルには宿泊できない/我住不起高级饭店。
◆その劇場は2000人は入れない/那个剧场坐不下2000人。
◆そんなにたくさんの単語を覚えられますか/那么多单词你记得住记不住?
◆私はこんな重い荷物は持てません/我拿不动这么重的行李。
◆その映画のストーリーをあなた話せますか/那个电影的情节你说得出来吗?
◆彼の名前をどうしても思い出せない/他的名字我怎么也想不起来。
◆「このリンゴ食べられる?」「まだ熟してないから食べられません」/“这个苹果吃得吗?”“这个还不熟,吃不得”。
★日常よく使われる可能補語の熟語には次のようなものがある.
A:否定形⇔肯定形――
1 申しわけない“对不起”→ 申しわけがたつ“对得起”
◆遅くなってすみません/我来晚了,真对不起。
2 耐えられない“禁不住” → 耐えられる“禁得住”
◆彼の話を聞いて,こらえきれずに笑いだした/听了他的话,我禁不住笑了起来。
3 軽べつする,見下す“看不起” → 一目おく,尊敬する“看得起”
◆彼はひどくごう慢で,人をばかにしている/他挺骄傲,看不起别人。
4 間に合わない“来不及” → 間に合う“来得及”
◆申しこみは明日が締め切りだから,いま行けばまだ間に合うよ/明天报名才截止,现在去还来得及。
5 耐えきれない“受不了” → 耐えきれる“受得了”
◆ここ数日蒸し暑くてたまらない/这几天又闷又热,真受不了!
6 思いがけない“想不到” → 思いおよぶ“想得到”
◆思いもよらぬことが起きた/想不到的事发生了。
B:否定形のみ――
7 切望する“巴不得”
◆いますぐにでも彼女に会いたい/巴不得马上就见到她。
8 どおりで“怪不得”
◆なんだエアコンがとまっていたのか,どうりで部屋の中がこんなに暑いんだ/原来空调停了,怪不得屋里这么热。
9 ぜひとも…したい“恨不得”
◆できるものならやつを殴ってやりたい/恨不得把他揍一顿。
10 ひょっとしたら“说不定”
◆ひょっとしたら彼はもう中国へ行ってしまったかもしれない/说不定他已经去中国了。
[五十三]ある時点から始まるとき
★ある時点から動作もしくは状態が始まるときには,“从”を使って表す.“从”のあとにはかならず“开始”や“起”といった「始める」意味の語が必要で,“从…开始”や“从…起”という形をとる.
◆授業は9時からだ/从九点开始上课。
◆来月から1か月間中国へ留学に行く/我从下个月起要去中国留学一个月。
◆私は明日から大学生だ/从明天起我就是大学生了。
◆日本のスーパーは10時から始まる/日本的超市从10点开始营业。
◆今日から毎日早寝早起きし,規則正しい生活をするつもりだ/从今天起我每天要早起早睡,有规律地生活。
[五十四]“吗”がいるとき いらぬとき
★日本語の疑問文の文末につく「か」は中国語の“吗”にあたる.
◆あなたは行きますか/你去吗?
◆昨日映画を見に行きましたか/昨天你去看电影了吗?
★しかし,中国語の文末の“吗”は,それ以前に疑問を表す「方策」(たとえば疑問詞・反復型・選択型・語調など)があれば不要である.
◆ここはどこですか/这是哪儿?(疑問詞)
◆あなたは行きますか/你去不去?(反復型)
◆きみが行くのですか,それとも彼が行くのですか/你去,还是他去?(選択型)
[五十五]“是…的”構文
★ある動作がすでに実現していることが明らかであり,その上で時間・場所・手段・目的・動作者など,ある一部分を取り立てて述べるときには,“是…的”構文を用いる.
<時間>を取り立てて強調.
◆彼は去年卒業しました/他是去年毕业的。
<場所>を取り立てて強調.
◆彼はアメリカから帰ってきたのではありません/他不是从美国回来的。
<手段>を取り立てて強調.
◆「彼はどうやって来たのですか」「飛行機で来ました」/“他是怎么来的?”“他是坐飞机来的。”
<動作者>を取り立てて強調.
◆この本は彼が書きました/这本书是他写的。
★“是…的”構文では多くの場合“是”を省略することができるが,以下の場合は“是”を省略できない.
1 主語が“这”“那”の場合.
◆これはあなたのためにわざわざ買ったものです/这是为了你特意买的。
2 否定文の場合.
◆母は彼にあげたのであって,私にくれたのではありません/妈妈是给他的,不是给我的。
★目的語は“的”の前に置くことも後ろに置くこともある.
◆何時に北京に着いたのですか/你是什么时候到北京的?或/你是什么时候到的北京?
★目的語が人称代名詞の場合は“的”の前にくることが多い.
◆先生はきのう私に言ったのです/老师是昨天告诉我的。
[五十六]擬音語・擬態語の表し方
★日本語は,音をまねて表す語(擬音語)とようすをまねて表す語(擬態語)が豊富だといわれる.これらは中国語ではどのように表されるのだろうか.
★擬音語は,おおむね中国語でも擬音語を用いる傾向がある.
◆イヌがワンワンとほえ続ける/狗汪汪地直叫。
◆小鳥がピーチクさえずる/小鸟唧唧喳喳地叫。
◆ただ時計の振り子だけがカチカチと音をたてている/只有钟摆滴答滴答地走着。
◆ドアをバタンと閉めた/砰的一声关上门。
◆鉄の扉がガチャンと音をたてて閉まった/铁门哗啦一声拉上了。
◆雨がザアザア降っている/大雨哗哗地下着。
★擬態語を中国語で表現する場合,形容詞の重ね型やABB型,AABB型を用いるのが一般的である.
◆張さんはちょっとあっけにとられたが,ふいに私の手をぎゅっと握りしめた/老张愣了一下,忽然紧紧握住我的手。
◆彼女はおずおずと答えた/她怯生生地回答。
◆彼はぼーっとして立ったままだった/他一直呆呆地站着。
◆部屋の中にはストーブがあってぽかぽかだった/屋里有火炉子热乎乎的。
◆夏休みになって,キャンパスはがらんとしている/一放暑假,校园里空荡荡的。
◆先生が怒ると教室はひっそりと静まりかえった/老师一发火,教室里变得静悄悄的。
◆彼はいつも仕事をだらだらやっている/他干活总是磨磨蹭蹭的。
◆乗客たちはせかせかとバスに乗りこんだ/乘客们匆匆忙忙地上了公共汽车。
◆彼のことをいつもぐずぐずしていると思っちゃいけないよ,何かあったときはだれよりもてきぱきしているんだから/别看他平时黏黏糊糊的,有事的时候比谁都利索。
◆彼は体がふらふらして倒れそうだ/他身子晃晃悠悠地要倒了。
★日本語で擬態語を用いていても,中国語でぴったりの形容詞の重ね型などがない場合もある.その場合には,その意味を表す単語や四字成語などを用いる.
◆寒くて体ががたがたと震える/冻得浑身发抖。
◆彼は体ががっしりしている/他身体长得强壮。
◆このズボンはぶかぶかだ/这条裤子很肥。
◆彼はじっとこらえていた/他一动不动地忍耐着。
◆彼はまじめに授業を聞かず,きょろきょろよそ見をしている/他上课不专心听讲,东张西望。
◆彼女は不安そうにきょろきょろとあたりを見まわした/她不安地四处张望。
◆みんなはしーんとしたまま聞いている/大家仍然是鸦雀无声地听着。
◆何をそんなにそわそわしているのかね/为什么你那样坐立不安呀!
◆彼はじっとテレビを見ていた/他目不转睛地看着电视。
[五十七]「決心した」といっても“了”は不要
★「昨日私はタバコをやめると決心した」のように過去のことであっても,目的語が動詞フレーズや主述フレーズである動詞(「決心した」“决心”)には“了”は用いず,“昨天我决心戒烟了。”(×昨天我决心了戒烟了)となる.
◆彼は私を助けることに同意してくれた/他同意帮助我。
◆あれこれ考えたすえ,現金で支払うことにした/想来想去最后决定用现金付款。
◆私は,人には言わないと彼に約束した/我答应他不告诉别人。
[五十八]「お」飾りは無用━━敬語の訳し方
★日本語は,いろいろなものに「お」をつける.上品な感じを表す丁寧語の「お」は中国語には訳せない.
◆お茶が飲みたい/我想喝茶。
◆お肉が好きだ/我喜欢吃肉。
◆みんなでお絵かきをしよう/大家一起来画画儿吧。
★日本語は相手のものや事柄に「お」や「ご」をつけて相手に対する敬意を表すが,中国語では,「もの・こと」より「人」に敬意を表して“您”を使う.また,相手の動作に用いる「いらっしゃる」「おっしゃる」「召しあがる」などの尊敬語も,中国語では「動作・行為」より「人」で,“您”にすれば丁重な言い方になる.
◆お忘れ物はないですか/您没忘什么东西吧?
◆お便りどうもありがとうございました/谢谢您的来信。
◆ご感想を聞かせてください/谈谈您的感想。
◆ご専門は何ですか/您的专业是什么?
◆いつお帰りになるのですか/您什么时候回去?
◆明日,いらっしゃいますか/您明天来吗?
★自分を低めて相手を立てるのが謙譲語だが,自分を「低める」ことに慣れない中国語ではこの原理が働かない.
◆その件なら承知しています/那件事我知道。
◆ご意見を伺いたいのですが/我想听听您的意见。
◆私,田中健二と申します/我叫田中健二。
◆子どもたちと参ります/我和孩子们一起去。
★日本語は職業などに「さん」をつけて呼びかけることがあるが,この「さん」は中国語には現れない.
◆お巡りさん/警察。
◆八百屋さん/卖菜的。
◆店長さん/店长。
◆お医者さん/医生。
★中国語で名前を呼びかけるときには何かを付け加えるか,またはフルネームで.
◆張さん/(自分より目下や同年輩)小张。(年長または同年輩)老张。(未婚女性)张小姐。(男性)张先生。(女性)张女士。
[五十九]ことわざ
★ことわざは,日本においても中国においても,人々の間で言い伝えられてきた口語表現で,教訓や風刺の意味をもっている.中国語のことわざの中には,日本のものとよく似た表現のものから中国独特の言い回しのものまでいろいろ見ることができる.
★日中ともに表現,意味が同じ,または非常によく似たことわざ.
◆時は金なり/一寸光阴一寸金。(一寸の光陰は同じだけの金に値する)
◆苦しいときの神頼み/平时不烧香,临时抱佛脚。(ふだんは焼香もしないが,いざというときになって仏の足にしがみつく)
◆傍目(おかめ)八目/当局者迷,旁观者清。(他人の囲碁をそばで見ていると,実際に対局しているときよりよく手が読める)
◆憎まれっ子世にはばかる/好人不长寿,祸害一千年。(いい人は短命で,悪人は長生きする)
◆論より証拠/事实胜于雄辩。(事実は雄弁に勝る)
◆地獄のさたも金しだい/有钱能使鬼推磨。(金さえあれば,鬼にもひきうすを回させることができる)
★日中で表現や比ゆなどの言い回しは異なるが,基本的意味は同じであることわざ.
◆あばたもえくぼ/情人眼里出西施。(恋人の目には西施(春秋時代の越の美女)に見える)
◆うわさをすれば影がさす/说曹操,曹操就到。(曹操のことを話していると曹操が現れる)
◆毒を食らわば皿まで/一不做,二不休。(やりだしたからにはとことんやる)
◆ない袖(そで)は振れぬ/巧妇难为无米之炊。(賢い嫁でも米がなくてはご飯は炊けない)
◆真綿で首をしめる/软刀子杀人。(切れ味の悪い刀で殺す)
◆亀(かめ)の甲より年の功/姜还是老的辣。(ショウガは古いものほど辛い)
★中国から伝わってきたことわざ.
◆出藍(しゆつらん)の誉れ/青出于蓝而胜于蓝。(青は藍(あい)よりつくられるが藍より青い)
◆雨垂れ石をうがつ/滴水穿石,不是一日之功。(水が滴り落ちて石にも穴をあけるのは,けっして一日の功ではない)
◆井の中の蛙(かわず)大海を知らず/井底之蛙不知大海。(井戸の底にいるカエルは大きな海を知らない)
◆良薬口に苦し/良药苦口利于病。(よい薬は苦いが病気によくきく)
◆百聞は一見に如(し )かず/百闻不如一见。(100回聞くより一度自分の目で見るほうが勝る)
◆悪事千里を走る/好事不出门,坏事传千里。(よいことは伝わっていかないが,悪いことは千里をも伝わっていく)
◆好事魔多し/好人多难,好事多磨。(よい人には難儀なことが多く,よいことには波乱が多い)
◆病は口より入り,わざわいは口より出ず/病从口入,祸从口出。(病気は口から入り,わざわいは口から出る)
◆虎穴に入らずんば虎子を得ず/不入虎穴,焉得虎子。(トラの住んでいる穴に入らなければトラの子は得られない)
◆歳(とし)には勝てない/岁月不饶人。(歳月は人を大目に見ない)
★日中で表現や比ゆなどの言い回しは似ているが,意味内容が微妙に異なることわざ.
◆日:掃きだめに鶴(つる)(つまらぬところに際立って優れたものがいる〔ある〕たとえ)/中:草窝里出凤凰。(悪条件の場所からでも傑出した人物は生まれる)
◆日:隣の花は赤い(人のものはなんでもよく見える)/中:家花不如野花香。(自分の妻よりも愛人のほうが美しく見える)
◆日:目の上のたんこぶ(自分よりも地位や実力が上で,なにかと目障りで自分の活動のじゃまになるものや人)/中:眼中钉,肉中刺。(もっとも心から憎み嫌っている人のこと)
◆日:明日は明日の風が吹く(世の中はなんとかなるもので,先を思い煩うことはない)/中:今朝有酒今朝醉,明日愁来明日愁。(今さえよければよく,長期的な計画を立てない)
◆日:腐っても鯛(たい)(本来優れた価値をもつものは,落ちぶれても値打ちがある)/中:瘦死的骆驼比马大。(経済的に豊かな家が苦しくなっても,一般家庭よりは裕福だ)
★<参考>日本のことわざの中国語訳――
◆金の切れ目が縁の切れ目/钱尽人情断。(金が尽きれば人情も途絶える)
◆弘法筆を選ばず/善书者不择笔。(文字を書くのが上手な人は筆を選ばない)
◆逃がした魚は大きい/逃掉的鱼都是大的。(逃がした魚はすべて大きい)
◆花より団子/眼福不及口福。(目の保養もごちそうには及ばない)
◆石橋をたたいて渡る/叩石渡桥,小心谨慎。(石をたたいてから橋を渡る,非常に慎重である)
◆いつまでもあると思うな親と金/钱财有尽日,双亲有终年。(金銭は尽きる日が来る,両親も亡くなる日が来る)
◆とげのないバラはない/蔷薇无不带刺。(とげのないバラはない)
◆ぬれ手で粟(アワ)/湿手插在干面里。(ぬれた手を小麦粉の中に入れる)
◆ばかにつける薬はない/糊涂没药医。(ばかには治す薬がない)
[六十]「行きませんか」は「行きましょう」
★日本語は「行きませんか」というと「行きましょう」の意味になるが,中国語では“你不去吗?”と言ったら,“你不去,是吗?”(あなたは行かない,そうですね)という意味になり,否定についての確認を行うことになる.
★したがって,「行きましょう」と「誘う」言い方としては,次のような言い回しになる.
◆この夏北海道へ行きませんか/今年暑假去北海道怎么样?
◆せっかくの機会だからみなでいっしょに写真をとりませんか/这是个很难得的机会,咱们在一起照张相吧?
◆私,来月帰国するの,帰る前にいっしょにご飯でも食べませんか/我下个月就要回国了,回国之前咱们一起吃顿饭好吗?
★いずれも日本語では「…ませんか」という否定形が含まれているが,中国語はすべて肯定形である点に注意.
★また,次のような「…ませんか」も,中国語では“不/没…吗?”ではなく,“有没有?”や“有…吗?”を使った,ごく普通の疑問文となる.
◆何か食べ物はありませんか/有没有什么吃的东西?
◆何か質問はありませんか/大家有什么问题吗?
過去の習慣には“了”はいらない
★日本語では,習慣的な事柄であってもそれが過去に属することであれば,「…た」形を用いる.
★中国語では,過去のことであってもそれが習慣的なことであれば,動詞の後ろに“了”を用いない.
◆日本ではよく刺身を食べた/在日本的时候,我常常吃生鱼片。
◆中国ではよくサッカーの試合を見た/在中国我常常看足球比赛。
◆私は若いころよく山に登った/我年轻的时候,经常去爬山。
◆私は大学生のころ,毎日テニスをした/我上大学的时候,每天都打网球。
◆去年私はパリでピアノを習っていた/去年我在巴黎学习弹钢琴。
[六十一]そのままで なります なれます 主語目的語
★日本語では,「食べすぎるのはよくない」「われわれの目標は優勝することだ」のように,動詞(句)・形容詞(句)・主述句が主語や目的語になるときには,体言化のマーカー(…こと・…の)がつくことが多い.
★これに対し,中国語では“吃得太饱不好。”“我们的目标是夺冠军。”のように,そのままで主語や目的語になれる.
◆太っているのはよくないし,やせているのもよくない/太胖了不好,太瘦了也不好。
◆私がこう考えるのはひとえにあなたのためだ/我这么想是为了你好。
◆食後に散歩するのは健康にたいへんよい/饭后散步对身体非常好。
[六十二]しゃれ言葉━━“歇后语”
★“歇后语”は2つの部分から構成される.前半は具体的な「たとえ」,後半はその「たとえ」から導き出された語句である.たとえば前半の“狗咬耗子”(イヌがネズミをかむ)は,もともとネコの役目であってイヌには関係ないことをイヌがしてしまうことのたとえ.そこから後半の“多管闲事”(余計なおせっかいをする)が導かれる.
★“歇后”とは「後ろを休む」という意味.前半を言い,少しポーズをおいて(つまり後ろを休んでから),後半を言う.
◆8人の仙人が海を渡る――それぞれがもてる能力を発揮する/八仙过海――各显神通。
◆ドアのすきまから人を見る――人がひしゃげて見える(人をみくびる,人を軽く見る)/从门缝里看人――把人看扁了。
◆坊主が傘をさす――(“无发”「髪の毛がない」と“无法”「法を無視する」をかけて)法を無視し,天をも恐れない(無法をはたらく)/和尚打伞――无法无天。
◆火が眉毛を焼いてしまいそうだ――とりあえず目の前の火を消す(緊急の状況下ではまず急いで解決すべき問題から片づけよ)/火烧眉毛――且顾眼前。
◆卵の中に骨をさがす――面倒を起こす(ことさらにあらさがしをする)/鸡蛋里挑骨头――找麻烦。
◆姜太公(太公望)が釣りをする――魚がすすんで針にひっかかる(あえて自ら望んでそうする)/姜太公钓鱼――愿者上钩。
◆ヒキガエルがハクチョウの肉を食べたがる――分不相応なことを考える(身の程知らずな願望を抱く)/癞蛤蟆想吃天鹅肉――心高妄想。
◆王さんがウリを売る――自分で売りながら自分で自慢する(自画自賛する)/老王卖瓜――自卖自夸。
◆古代の名工魯班の目の前で斧(おの)を振り回す――程合いをわきまえない(身の程を知らない)/鲁班门前掉大斧――不识高低。
◆唐代の僧玄奘(げんじよう)が天竺(インド)へ赴く――仏教の経典を求めに出かけた(優秀な人や最先端の会社などに経験を学びに出向く)/唐僧上西天――取经去了。
◆かめの中のスッポンを捕まえる――ほぼ確実である(物事を行うのにおおいに自信がある,簡単にやり遂げられる見込みがある)/瓮中捉鳖――十拿九稳。
◆ゴマが花を咲かせる――節がどんどんと高く伸びる(生活などがだんだんよくなる)/芝麻开花――节节高。
◆竹のかごで水をくむ――(水が漏れて)かごの中は空っぽだ(望みや努力が水泡に帰す)/竹篮打水――一场空。
[六十三]接続の呼応形式
★節と節をなんらかの論理的な関係でつなぐのに接続詞・副詞やフレーズなどを前後呼応して用いるものを接続の呼応形式とよぶことにする.場合によっては一方のみが用いられることもある.よく用いられるのは次のようなものである.
★因果「…なので…だ」――“因为…所以…”
◆自信がなかったのであいまいな態度をとった/因为没有信心,所以采取了暧昧的态度。
◆相手が子どもであればこそ,うかつなことを言ってはいけない/正因为对方是孩子,所以才不能轻易地乱说。
★「…であるからには…だ」――“既然…就…”
◆やりかけた以上は最後までやりなさい/既然着手做了,就要干到底!
◆俳優である以上プライバシーはある程度侵害される/既然是位演员,个人隐私就会受到某种程度的侵犯。
★逆接「…だが,しかし…だ」――“虽然…但是…”“尽管…但是〔也〕…”
◆彼女はおとなしいが意志の強い人だ/她虽然很老实,但却是个意志坚强的人。
◆一生懸命勉強したにもかかわらず試験の結果はさんざんだった/尽管拼命用功学习,但考试的结果仍然很差。
★条件・仮定「もし…なら,…だ」――“如果〔要是;假如〕…就…”
◆もっと生産コストを抑えないと収益があがらない/如果不进一步降低生产成本,利润就提高不了。
◆もし私が男に生まれていたら,パイロットになっていただろう/假如我生下来是个男的,那我已经成为一名飞行员了。
★「…でありさえすれば,…だ」――“只要…就…”
◆生きているかぎりあなたを忘れない/我只要活着,就忘不了你。
◆こつを覚えればあとは簡単だ/只要掌握了窍门儿,以后就简单了。
★「…してこそ,はじめて…する」――“只有…才…”
◆入場は大学院生にかぎります/只有研究生才能入场。
◆今日にかぎり5割引きで売ります/只有今天才打对折卖。
★「…しないかぎり…でない」――“除非…才…”
◆すべてのメンバーが参加しないかぎり,この問題はきちんと解決できない/除非所有成员参加,这个问题才能得以圆满解决。
◆あなたが要求に応じてくれないかぎり,この書類は渡さない/除非你答应我的要求,我才把这个文件交给你。
★譲歩「たとえ…でも,…だ」――“就是〔即使;哪怕〕…也…”
◆腕ずくでも彼をここへ連れてこい/就是硬拖,也要把他带到这儿来!
◆彼は会っても知らん顔をする/他即使见着我,也装作不认识。
★「…であるかどうかにかかわらず…だ」――“不管〔不论;无论〕…都〔也〕…”
◆いくら厳重に警戒してもしすぎるということはない/不管怎么高度警戒,也不会过分。
◆どんな母親でも自分の息子が戦場に行くことはないようにと願うものだ/不论什么样的母亲,都不愿意自己的儿子去战场。
★累加「…であるばかりでなく,…でもある」――“不但〔不仅〕…而且…”
◆この製品は外観のデザインが洗練されているばかりでなく,ボリュームも小さくすっきりとまとまっている/这款产品不但外观设计不俗,而且体积也非常小巧。
◆彼は全国記録を破ったばかりでなく,世界新記録まで打ち立てた/他不但打破了全国记录,而且还创造了新的世界记录。
★取捨「…するよりもむしろ…する」――“与其…不如…”
◆彼は先生というより友達みたいだ/与其说他是老师,倒不如说像一位朋友。
◆人の成功をうらやむより自分で努力しろ/与其羡慕别人的成功,不如自己努力干!
[六十四]「それ・その・そこ」“这”で訳すか“那”の出番か
★話し手のそばに相手がいる場合,相手が身につけているものや相手のそばにあるもの,相手のいる場所をさすとき,日本語では「それ」「その」「そこ」を使うが,中国語では“这(…)”を使う.
◆あ,あなたのその靴下,穴があいてるよ/哟,你这袜子破了个洞。
◆(カタログを見ながら)「この色がいい,これにします」「すみません,それはいまないんです」/“这个颜色很好,我要这个。”“对不起,这个现在没有。”
◆「明日,これを着て行くんだけど,どう?」「いいね,それ」(セーターを指差せる距離のとき)/“明天,我穿这件去,怎么样?”“不错呀,这件儿。”
★話し手から相手が遠い場合は,“那”を使う.
◆(公園で,ごみを捨てに行った人が遠くから)「ごみ箱どこー」「そこにあるじゃない」/“哪儿有垃圾箱呀?”“那儿不是吗?”
◆こっちに来てはだめ,そこにいなさい/别到这儿来,就站在那儿别动。
[六十五]「だけ」にあたる“只”の位置
★「…だけ」「…しか…ない」にあたる“只”は副詞なので,普通は述語の前に置かれる.
◆私は上海しか行ったことがない/我只去过上海。
◆彼はこの件を私にしか話さなかった/这件事他只告诉了我。
◆私は1回しか水ギョーザを食べたことがない/我只吃过一次水饺。
★ただし“只”が名詞や数量フレーズの前に置かれる場合は“只有”の意味で使われ,動詞“有”が省略されていると考える.
◆手紙だけで何十通も書いた/只信就写了几十封。
◆きみだけが遊び好きだ/只你喜欢玩儿。
◆セーター1枚しか着ていないので,ちょっと寒い/身上只一件毛衣,有点儿冷。
◆昼間家には私1人だけだ/白天家里只我一个人。
[六十六]動詞の重ね型
★動作・行為を表す動詞を重ねると,「ちょっと…する」「試しに…してみる」「…してください(語気の緩和)」「よく…したり…したりする(気軽さ,気楽さ)」といった意味を表す.ふつう1音節の動詞AはAA型に,2音節の動詞ABはABAB型になる.
★「ちょっと…する」――動作の回数の「少ないこと」,動作の続く時間の「短いこと」を表す.
◆しばらくしてから,彼はちょっとうなずいた/片刻之后,他点了点头。
◆ここでちょっと休んでいこう/咱们在这儿休息休息吧。
★「…やってみる」「試しに…してみる」――試みを表す.語気助詞の“看”をつけることもある.
◆新発売のチョコレートだ,試しに買って食べてみましょう/这是新上市的巧克力,买一个尝尝吧。
◆このソフトを試しに使ってみてね,絶対役に立つから/这个软件你用用看,绝对好用。
◆あの本はどこにも売ってないよ,うそだと思うなら自分でさがしてみるといいよ/哪儿都买不到那本书,不信你去找找看。
★「…してください」――動詞の重ね型には語気を和らげる働きがあるので,相手に何かを依頼する場合に使うと丁寧な言い回しになる.たとえば,「見せてください」と頼む場合,“你给我看。”と訳すと「見せなさい」という命令文になり不適当である.また,“请”(どうぞ)をつけて“请给我看。”としても,語気が強く丁寧さはまだ不十分である.この場合,動詞の重ね型を使い“请给我看看。”とすれば丁寧さが表せる.
◆少々お待ちください/请等一等。
◆手袋をなくしたのでいっしょにさがしてください/我的手套丢了,请你帮我找找。
◆先生,この本はとても面白いので,ご覧になってください/老师,这本书挺有意思的,您看一看吧。
★「よく…したり…したりする」――習慣になっている2,3の動作について,軽微・気楽さのニュアンスを添える.
◆暇なときにはよく本を読んだり散歩をしたりする/有空儿的时候,我看看书,散散步。
◆授業のあとはよく球技をしたり泳いだりする/下课以后,我常常打打球,游游泳。
★重ね型をつくりにくい動詞――重ね型をつくるのは動作・行為を表す動詞のみである.以下の動詞はふつう重ね型を使えないので,日本語の「ちょっと」や「少し」を訳すとき,“有点(儿)”“一下”“一会儿”などを使うとよい.
1 非自主動詞(意志でコントロールできない動作の動詞).“哭”“睡”“病”
◆午後ちょっと眠ってから起きて本を読んだ/下午我先睡了一会儿,然后起来看书。(×下午我先睡了睡,然后起来看书。)
2 心理動詞・知覚動詞.“爱”“感动”“怕”“喜欢”“看见”
◆ちょっと感動した/我有点儿感动了。(×我感动感动了。)
3 関係動詞.“是”“像”“有”
◆お母さんにちょっと似ていますね/你有点儿像你妈。(×你像像你妈。)
4 方向動詞.“来”“去”
◆ちょっと来てください/你来一下。(×你来一来。)

责编:刘卓

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