日语阅读：「耳をすませば」剧本

 [主な登場人物]
中学(ちゅうがく)3年生(ねんせい). 本作(ほんさく)の主人公(しゅじんこう).
好奇心旺盛(こうきしんおうせい).
図書館(としょかん)で司書(ししょ)としてはたらいている.
社会人学生(しゃかいじんがくせい)として大学院(だいがくいん)に学(まな)んで
■の姉 : 月島 汐(つきしま しほ / 19歳).
夕子 : 原田 夕子(はらだ ゆうこ / 14歳).
地球屋主人(ちきゅうやしゅじん) : 西 司朗(にししろう / 80歳)
ム-ン : ■が出会(であ)った, 電車(でんしゃ)に乗(の)るへんなネコ.
杉村(すぎむら / 14歳) : ■のクラスメイト.
天沢聖司(あまさわ せいじ / 15歳) : ちょっとイヤミな男(おとこ)の子(こ).
高校(こうこう)へ進学(しんがく)せず, バイオリン職人(しょくにん)になるため,

TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS.



Country roads, take me home
West Virginia, Mountain Mamma

Blue Ridge Mountains, Shenandoe River
Younger than the mountain

take me home
West Virginia, Mountain Mamma
以下省略
■ : こんばんは.
■ : ただいま.
■ : だって, くれるんだもの...
■ : お父さんは? 麦茶...
母 : ありがと. ワ-プロ あいた?
母 : やっぱり ノ-トワ-プロ買おうかしら...ハァ タバコくさい...
■ : いい, おねえちゃんとだと 疲れる...
母 : ワァ-ッ お弁当?
わが図書館も ついに バ-コ-ド化するんだよ...
■ : やっぱり 変えちゃうの...わたしカ-ドの方が好き...
母 : ねえ, この文章 おかしいわよ...
母 : 一行 ぬけてるのかしら...ここ...
母 : ああ...さきかして.
■ : ............
父 : ■...本もいいけど 適当に 寝なさい...
■ : .............やっぱり...
これにも...
すごい! この人...みんな あたしより 先に借りてる...
母 : しずく-っ! いいかげんに起きなさい!
お米 といどいてよ...
ワッ! もう こんな時間!? 夕子と会うんだ!
■ : なあに-? また下まで 降りちゃったの?
■ : 電話のとこは-?
■ : 自分で置いたくせに...
■ : そこつ-
(ぱく)
(オ-シ-ッウック)
(バウ-ワウ- バウ-ワウ-)
男学生 : 田中, とばせ---!!
■ : ヤッホ-! がんばってね-!
■ : 高坂先生います~~?
■ : センセ! お願いきいてくれますゥ?
■ : 図書室あけてください!
高坂先生 : 次の開放日まで待てないの?
■ : わたし休み中に20冊読むって決めたんです...
■ : え-と...
高坂先生 : 早く特っといで! ほれほれ...読書カ-ドと貸出しカ-ドを出す出す!
高坂先生 : ヒャア...なにこれ...今までひとりも 借りてないじゃん!
(パラパタ)
高坂先生 : あ~~~ん...失敗しちゃったじゃないかァ!
夕子 : しずく-っ! あ-っもう! こんなところにいた!
またソバカスが増えちゃうじゃない!
高坂先生 : コラコラ...さわぐな... 原田は気にしすぎなんだよ ソバカス...
高坂先生 : あ- わかった...わかった... ほれ 2人共 出た出た...
男学生 : わかれ!! わかれ!!
夕子 : ~白い雲...湧く丘を...~
~~古い部屋 小さなマド...
~~カントリ-ロ-ド
~~ふるさとへ つつく道~...
~~母なる山...
夕子 : 悪くないよ...
夕子 : そうかなあ...
夕子 : ~~コンクリ-トロ-ド
~~森をきり 谷をうめ...
■/夕子 : ~~ふるさとは コンクリ-トロ-ド...
夕子 : なァにこれ...
夕子 : ...うん... しずく...好きな人いる?
夕子 : 両思いの人がいたら いいなって思うよね...
■ : 夕子...好きな人いるんだ...
■ : ラブレタ-!? もらったの?
■ : いつ? どんな人? かっこいい?
■ : つきあってみたら? それでいやならことわる...
■ : ............ さては 他に好きな人 いるんでしょう!
■ : かくしてもダメ! ホ~レ白状しちゃえ...
杉村 : つきしまぁ~っ! オレのバッグとってくれる-?
杉村 : ね-, そこの青いスポ-ツバッグ! 頼むよ-月島-っ! それ投げてェ!
杉村 : ひでェなあ, レギュラ-で三回戦 突破したんだぞ!
杉村 : わぁ...っ!
夕子 : どうしょう... わかっちゃったかもしれない... わたし あんな...
夕子 : うん...もう少し ひとりで考えてみる...
夕子 : いいなぁ, しずくん家は勉強, 勉強っていわなくて...
夕子 : そうかなァ...
夕子 : どうしたの?
夕子 : 乗っけてこ-か?
夕子 : また電話するね...
(...タタタタ)
男学生 : .........!?
男学生 : あ...! これあんたのか?
男学生 : ほらよ... 月島しずく...
男学生 : さて...どうして でしょう...
男学生 : お前さ...コンクリ-トロ-ドは やめた方がいいと思うよ...
■ : ヤなヤツ...ヤなヤツ...ヤなヤツ... ヤなヤツ...ヤなヤツ...ヤなヤツ...
(ポイ)
(カタ... ゴク...ゴク ...キュ)
(バン-)
(ガチャ..-)
■ : お姉ちゃん...? 今日たっだの?
ちょうど こっちへ車で帰る人がいたんで 乗せてもらっちゃった...
■ : 夏期集中講座だって... お父さんは出勤...
■ : お米といどくの-...
■ : は... いま...やるとこ-...
(コト.. カタ.. カチャ..カチャ)
(シャッ---)
■ : ん...
■ : ん...
■ : してるよォ!
姉 : でね- おしょう油まで持たせようとするのよ...
(ハハハハハハハハハ...)
姉 : そう, おみそ持たされてさ, 重かったよ. 忘れないわ.
(ガ~~~ッ...ガ~~~ッ...ガ~~~ッ...)
(ギュウウウン....ガ-------)
姉 : しずく! いいかげんに 起きな!
シ-ツ洗うから出して! フトンも于すのよ...
お母さんは?
姉 : さっさとかたづけて そのお弁当 お父さんに とどけてあげて...
姉 : なによ, その声... 図書館に行くんでしょ... かわりに あたしが 行こうか?
フトンを取りこんで 買い物をして 晩ごはんの仕度するのよ...
(ガチャ)
(タタタタ)
■ : な-に?
■ : アァ............
■ : カレシ-?
- つづく -
}}
(ゴトン...ゴトン...ゴトン...ゴトン...ゴトン...ゴトン...ゴトン...ゴトン...)
外, おもしろい? オ-イ...答えてよォ...
(キキトトト...)
子 : あっ...あっ...ネコ...!
....................
ああっ! ..... すごい坂... どこまで登るのかしら... ハァ,ハァ... ア?
(ワン...ワン...ワン...)
ネコく-んどこ行くの? この邊に住んでるの?
(ワン...ワン...ワン...ワン...ワン...ワン...)
う-ん... わたしのことをからかっているのかも...
すてきな人形... あなたはさっきの猫くん? ハ?
.....!?
■ : あ, あの...
自由に見てやってください... 男爵も退屈してるから...
地球屋主人 : そう...
おお, やっ, すまん... ありがとう...もう大丈夫だ...
地球屋主人 : あるお城で眠ってたんだよ... すっかりさびついていたんだ... ごらん...
地球屋主人 : フフフ...できあがってのお楽しみ...
■ : ワァ...! よくできでる! ドワ-フですね!
文字盤をみてごらんなさい... うまくいくかな?
■ : エルフ!
■ : はい... 王女さま?
■ : 二人は愛し合ってるの?
しかし住む世界が違うんだ...彼はドワ-フの王だからね...
それでも彼は時を刻むごとにああして現われて...
とどかぬ恋をしていたんだよ...
(カタン !)
地球屋主人 : ん-........ でも5分くらいかな...
地球屋主人 : オオッ!?
地球屋主人 : ああ...図書館なら左行った方がいいよ...
いいとこみつけちゃった... 物語に出てくるお店みたい! すてき-!
(キイッ-)
■ : えっ!? ああ-っ!!!
■ : あ...ありがとう... でもどうして...?
■ : ...!!! ネコ! そっ...そのネコきみの-っ!?
■ : えっ!? ちがう~~!!!
■ : ちがうのォ, こらあ~~~~~~~~~!!!
■ : ちょっと説明しようがないの...
■ : とてもイイ事があって洞穴で宝物をみつけた感じだったの...
父 : ハハハ... それは複雑だ.....
■ : うん...あと7冊は読まなきゃ...
■ : 売店で済ます...
■ : 6月16日... すごい... 天沢って人, この本も読んじゃってる...
母 : しずく- はやくしなァ-! はあ~~っ 遅刻-! カサ! カサとって...
■ : 文句いわない! あなたは好きで勉強しているんでしょう...
■ : しっかり勉強しなさい...
夕子 : しずく-っ...
夕子 : はやく... おくれるよ-... や-ねェ... テストばっかりで...
あれ...返事した?
■ : 何もいってこない?
■ : そっかァ... うん... その方がいいかもね... 杉村-っ!
■ : ワカッテル-...
夕子 : しずく...高坂先生のとこ行こう...
夕子 : いいよ...
■ : なによ...
■ : このしあわせもの...
■ : ただの野球バカじゃなかったんだァ... ヤマはりなら夕子得意だよね-...
杉村 : 原田が!?
杉村 : なんだよ?
夕子 : 行こう...しずく!
■ : 判った?
■ : ごめん-...
老先生 : 本の寄贈者? ぼくに判るかなァ...
老先生 : ん...? え-っと...ああ... 天沢さんじゃないか?
■ : ハイ...とても... それで, この天沢さんという方はどんな人なんですか?
■ : PTAの...あの... その方の名前は判ります?
木村先生! 天沢さんはなんていいましたっけねェ, 天沢医院のほら...
■ : 天沢抗一...
■ : エエッ!? あっ...あの... ありがとうございました...
(ガウッ)
■ : アッ! すみません...
■ : ハア-ッ...おどろいたァ...
■ : ヘヘ... ごめ-ん...
■ : なによっ! 完ペキに無視してくれちゃって!!
■ : あいつやな奴なの逃げるの いやじゃない!
クラスメイト : カァワイ-...
高坂先生 : 月島に男がねえ...
■ : ちがうって言ってるのにィ!
クラスメイト : ハンサム?
クラスメイト : ねえ, 夕子はその人の名前知ってんでしょ...おしえなよ-...
夕子 : それが...とっさのことでさ...
■ : さあね...
月島らしいネェ...
クラスメイト : まァ...ロマンチックですこと!
せっかくカントリ-ロ-ドの詩, 書いてきたのに...
クラスメイト : みせて! みせて!
■ : よろしい... 本当は自信ないんだ...
クラスメイト : カゲキね-これ...
(共に) : ~この道...ず-っと...ゆけば~~~
夕子 : しずく...いいよ! わたし好き...
クラスメイト : なんとかなるんじゃない...
■ : ええ? 謝恩会!?
クラスメイト : ここいいな... ~~ひとりで生きると...何も持たず...町をとび出した...
(キ~ン~~コ~ン...キ~ン~~コ~ン...)
(共に) : ハ----イ...
夕子 : しずく-! コ-ラス部にちゃっと寄っていかない? あの詩見せるの-...
夕子 : エエッ? あしたもテストあるよ...
夕子 : スキね-...
夕子 : バイ...バ-イ...
夕子 : ...うん
...男爵がいないわ...買われちゃったのかしら...
(キイッ...!!!)
(シャカ...シャカ...シャカ...シャカ...シャカ...)
(バサッ...)
母 : 耳わるくなるよォ...しずく...
...!!!...ウン... いますぐ行くから...ウン... じゃ切るよ...
母 : どこ行くの?
■ : どうしたの? 夕子?
■ : どうしたのよ...あっ, なに? そのカオ!?
杉村が友達にたのまれて... あの手紙の返事くれェ-って...
((( 夕子 : なんで杉村が そんなコトいうのよ!!! )))
■ : ...あいつにぶいからなァ...
夕子 : 杉村には あやまる...
■ : テストも?
■ : そっか...
杉村 : なんだよ...
クラスメイト : う-ん...あっ! しずく-! 今日も図書館?
クラスメイト : アッ, そうか... よろしくね...
クラスメイト : バイバイ...
...そしたらさ原田のやつ急に泣き出して...
■ : 杉村さ... 夕子はあんたがどうしてそんなこと言うのって言ったんでしょ?
■ : ちがう~~~!!! それって杉村にはそんなこといわれたくないってことよ!
杉村 : わかんないよ! はっきりいってよ!
杉村 : え-!? そんなっ...オレ...こまるよ...
ショックうけて 休んじゃったんだから!!!
■ : え...!? や...やだっ... こんな時, 冗談いわないでっ...
■ : だ...だめだよ, わたしは...だってそんな...
■ : つきあってる人なんかいないよ...で...でも...ごめん!!!
■ : だって...ずっと友達だったから杉村のことすきだけど...
杉村 : ...ただの友達か...?... これからもか?... そうか...