当前位置:首页 > 全部子站 > 外语类 > 日语

經典日本文學有聲故事集:新美南吉- 螃蟹的買賣

来源:长理培训发布时间:2018-01-02 14:30:03

  蟹(かに)のしょうばい

  蟹がいろいろ考え(かんがえ)たあげく、とこやをはじめました。蟹の考えとしてはおおできでありました。

  ところで、蟹は、「とこやというしょうばいは、たいへんひまなものだな。」

  と思いました。と申(もう)しますのは、ひとりもお客(おきゃく)さんがこないからであります。

  そこで、蟹のとこやさんは、はさみをもって海っぱたにやっていきました。そこにはたこがひるねをしていました。

  「もしもし、たこさん。」

  と蟹はよびかけました。

  たこはめをさまして、「なんだ。」

  といいました。

  「とこやですが、ごようはありませんか。」

  「よくごらんよ。わたしの頭に毛があるかどうか。」

  蟹はたこの頭(あたま)をよくみました。なるほど毛(け)はひとすじもなく、つるんこでありました。いくら蟹がじょうずなとこやでも、毛のない頭をかることはできません。

  蟹は、そこで、山へやっていきました。山にはたぬきがひるねをしていました。

  「もしもし、たぬきさん。」

  たぬきはめをさまして、「なんだ。」

  といいました。

  「とこやですがごようはありませんか。」

  たぬきは、いたずらがすきなけものですから、よくないことを考えました。

  「よろしい、かってもらおう。ところで、ひとつやくそくしてくれなきゃいけない。というのは、わたしのあとで、わたしのお父さんの毛もかってもらいたいのさ。」

  「へい、おやすいことです。」

  そこで、蟹のうでをふるうときがきました。

  ちょっきん、ちょっきん、ちょっきん。

  ところが、蟹というものは、あまり大きなものではありません。蟹とくらべたら、たぬきはとんでもなく大きなものであります。その上たぬきというものは、からだじゅうが毛むくじゃらであります。ですから仕事はなかなかはかどりません。蟹は口から泡(あわ)をふいていっしょうけんめいはさみをつかいました。そして三日(みっか)かかって、やっとのこと仕事(しごと)はおわりました。

  「じゃ、やくそくだから、わたしのお父さんの毛もかってくれたまえ。」

  「お父さんというのは、どのくらい大きなかたですか。」

  「あの山くらいあるかね。」

  蟹はめんくらいました。そんなに大きくては、とてもじぶんひとりでは、まにあわぬと思いました。

  そこで蟹は、じぶんの子どもたちをみなとこやにしました。子どもばかりか、まごもひこも、うまれてくる蟹はみなとこやにしました。

  それでわたくしたちが道ばた(みちばた)にみうける、ほんに小さな蟹でさえも、ちゃんとはさみをもっています。

责编:李亚林

发表评论(共0条评论)
请自觉遵守互联网相关政策法规,评论内容只代表网友观点,发表审核后显示!

国家电网校园招聘考试直播课程通关班

  • 讲师:刘萍萍 / 谢楠
  • 课时:160h
  • 价格 4580

特色双名师解密新课程高频考点,送国家电网教材讲义,助力一次通关

配套通关班送国网在线题库一套

课程专业名称
讲师
课时
查看课程

国家电网招聘考试录播视频课程

  • 讲师:崔莹莹 / 刘萍萍
  • 课时:180h
  • 价格 3580

特色解密新课程高频考点,免费学习,助力一次通关

配套全套国网视频课程免费学习

课程专业名称
讲师
课时
查看课程
在线题库
面授课程更多>>
图书商城更多>>
在线报名
  • 报考专业:
    *(必填)
  • 姓名:
    *(必填)
  • 手机号码:
    *(必填)
返回顶部