- 讲师:刘萍萍 / 谢楠
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「戦車に竹槍」を想い起こす倒錯の「打ち水大作戦」
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終戦記念日の前後は、毎年猛暑のニュースが伝えられる時期でもある。
戦時中、戦局が不利になればなるほど、冷静な状況判断から目をそらす一方で、空想的?精神論的な作戦が繰り返し遂行されたが、ほとんどの場合、局地的な戦術効果すら挙げられないまま、徒に将兵と非戦闘員の人命を失って自滅を迎えた。この経緯に照らして最近の環境政策、ことに温暖化対策を検討すると、戦時中と同じ誤りを繰り返していると思わざるをえない。
『エネルギー?資源』という専門誌の2001年7月号に、都市気候の専門家である一ノ瀬俊明氏の論説(*1)が掲載されている。その中に「200X年8月X日のフィクション」として次のような現象が予測されている。
○ 午前5時、気温28℃、湿度75%、今朝も寝苦しい夜が明けようとしている。
○ 正午、住宅地の一部で、火災報知機の誤作動が始まった。
○ 東京の風下にあたる浦和、熊谷などでは40℃に達しようとしている。
○ ここ数年、関東では珍しいクマゼミの声がごく普通に聞かれるようになった。
○ 梅雨が明けてから今日で10日目、この間一雨も降っていない。
この論稿から6年後のいま、これに「フィクション」とされた現象が、実際にここ数日間のニュースで各地から伝えられている。筆者の家は団地の4階だが、エアコンも扇風機も置いていない。4階なので、窓を開放しても蚊が入ってこない点は助かるが、どう工夫しても、外気温より温度を下げる手段がない。最近は夜も気温が下がらず、食事をして出かける仕度をしただけで、汗だくである。
筆者は以前のJanJanの東京の中心で暑いと叫ぶという記事で、都市の気温上昇について述べた。昨今の猛暑は、地球的な気候変動(いわゆる温暖化)とも関係はあるが、都市での気温上昇には、また別のメカニズムが関与している。
このような深刻な状況のもと、あたかも「戦車に竹槍」とも言うべき、非合理で精神論にすぎない環境保護活動が奨励されている。その代表的なものは、2005年から開始された「打ち水大作戦」であろう。
同年のキャンペーンには「地球温暖化に対抗する地上最大の社会実験」とある。誰が、このようなことを言い出したのか定かではないが、打ち水が地球温暖化対策であるという説明は、ほとんどトンデモ科学に類するものである。しかし2006年、2007年と、行政までがこれに同調して「地球を冷やそう」などと言い出し、各地で打ち水活動が拡大している。本質的な温暖化対策がお手上げなので、当面イベントでもやっておこうというのだろうか。
ついに今年は、メイド姿の女性が並んで打ち水をするというイベントまで報じられたが、もはやイベントのためのイベントに過ぎず、何をやっているのかわからない。
打ち水によって局所的に気温を下げたり、心理的に涼感をもたらすことは可能なので、それによってエアコンの負荷が下がれば、電力消費を低減して温暖化対策につながる。しかし実際にエアコンの負荷が下がるには、エアコンが吸入する空気の温度が継続的に下がる、使用者側でエアコンの設定温度を上げるか停止する、室内の発熱物を減らす、などの要因が必要である。しかし打ち水とこれらは、物理的に何も関係づけられていない。
事実、「地球を冷やす」と目標を掲げるわりに、日本全体の電力消費に対して、統計的に確認できるような変化が出たのかどうかの報告は見当たらない。しかも前述の打ち水メイド嬢のようなイベントでは、わざわざ水を運んだり、暑い屋外で活動して、体内の代謝が増加し、大汗をかいた人々が室内に戻ってきたときに、エアコンの設定温度を高くするのだろうか?どうも話が通じない。
一方で、今年の「打ち水大作戦2007」のQ&Aコーナーを見ると、不正確な説明が列挙されており、驚かざるをえない。たとえば「水蒸気は温暖化ガス(*2)ではない」とか、「打ち水によって約0.6~0.8m/秒のそよ風が起きる」という意味不明の数字(*3)などである。全国的に行政も参加している活動に対して、内容をチェックする人はいないのだろうか。「水に優しく話しかけると美しい結晶が生成する」といったトンデモ科学を真に受けて、学校の先生までが子どもに広めるなどの指摘がなされているが、それと同レベルである。
*1:一ノ瀬俊明「ヒートアイランドと地球環境問題?地方自治体における取り組み」『エネルギー?資源』2001年7月号。
*2:Q&Aでは「温暖化ガス」としているが、説明から解釈すれば、正確には「温室効果ガス」のことであろう。地表から放射された赤外線を吸収して大気の温度を一定に保つ働きをする気体成分が「温室効果ガス」であり、大気圏に存在する温室効果ガスの中で最大の影響を有するのが水蒸気である。ただし水蒸気の量を人為的に管理することは不可能であるため、削減対象物質として扱われていないということである。
*3:具体的な計算方法が示されていないが、打ち水で気温が下がり空気の密度が増加して空気の圧力が上昇し、周囲に向かって風が起きる、との説明がなされている。いずれにしても、打ち水に起因する風速、すなわち時間の要素(「速度」というのは、物体が一定の時間あたりに移動する距離という意味である)が含まれた結果を求めたいのであれば、少なくとも数本の偏微分方程式を連立させたシミュレーションを解く必要があるだろう。
责编:刘卓
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