- 讲师:刘萍萍 / 谢楠
- 课时:160h
- 价格 4580 元
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ウメさん 緊急生活保護支給決定の顛末
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月収が3万7000円しかなく、区役所に生活保護申請している佐藤ウメさん(75歳)を以前、紹介した(「生活保護の網から漏れそうな婆ちゃん」6月14日掲載)。
そのウメさんに8月から待望の生活保護が支給されることになった。経緯がややこしいのと最後は思わぬ展開となるので、前稿と一部重複するが時系列で綴る。
* * *
ウメさんには持ち家があるために、先ずは「リバース?モーゲージ」の対象となる。「リバース?モーゲージ」とは持ち家を担保にして都からお金を借りる制度だ。都も援助倒れ、貸し倒れせずに済む。社会保障費の圧迫を防ぐために導入された。
6月に筆者とウメさんで区役所に制度を適用してもらえるよう交渉に行った。だが区役所の職員の答えは「家を売るか、他人に貸してご自分は安いアパートに住んではどうですか?」。
売っても貸しても差額はいくらにもならない。ウメさんが生活できる金額にはならない。そこで「生活保護支援ネットワーク」の弁護士の力を借りることになった。
ウメさん、弁護士そして筆者は、まず定石通り都の社会福祉事務所に足を運んだ。社会福祉事務所の主任は露骨にイヤな顔をした。眉間に縦ジワを寄せ「ヤッカイなのが舞い込んできたな」というような目で見た。もし弁護士同伴でなかったら、けんもほろろに追い返されていただろう。
直接応対してくれた20代後半の女性職員は実に親切だった。彼女は、ウメさんの件について最初の段階から電話やファックスで相談に乗ってくれていた。
ところがウメさんは初対面の彼女に驚くべきことを要求した。「家を担保に入れずにお金をもらえないだろうかねえ」。息子に家を残したいウメさんは、家を担保にしたくないのだ。
女性職員にしてみれば、いきなりアッパーカットを喰らったようなものだ。「それを言ってしまったら、制度そのものが崩れてしまいますから」。こう言い返すのがやっとだった。彼女は顔をひきつらせた。
次は別の手続きのために区役所に向かった。預貯金通帳を持参しなければならない、とウメさんには2度も念を押していた。生活するのに十分なお金がまだある、とみられる間、役所は生活保護を支給しない。当然と言えば当然だ。
ところがウメさんは、メインの預金通帳を持っていかなかったのだ。役所はすかさず見抜いた。「お婆ちゃん、他に通帳があるでしょ」。去年5月まで務めていた惣菜のパック詰め工場の給料が振り込まれていた通帳のことだった。
見透かされた後のウメさんのセリフがふるっていた。「パック詰め工場に勤めていたことを隠し通せば良かった」。
隠せるハズはない。税金からたどれば、役所は一発で分かる。福祉事務所ではワガママを言い、区役所には本当のことを申告しない。
独居老人の生活保護申請は、近所の民生委員を利用するのが普通だ。だが、ウメさんは民生委員を拒んだ。その理由が垣間見えた。『まだ他に隠していることがあるのでは……』。疑心暗鬼になった。
その頃ウメさんの身の回りで、常人の発想を超えた出来事が起きていた。筆者は気づく由もなかった。
* * *
それでも遂に8月のある日、区役所の生活福祉係の職員がウメさん宅に調査にきた。弁護士、ウメさん、筆者で区役所を訪ねた日から1ヶ月以上が過ぎていた。ウメさんがワガママを言わず、正直に申告していれば、もっと早かったはずだ。
区役所の心証も悪くしているだろう。筆者も途中で投げ出したくなった。だが弁護士はウメさんに理解を示した。「お年寄りはお金を貯め込んでますから。葬式の費用とかありますからね」。
ウメさん宅は2階建ての小さな家だ。1階が4畳半の居間と3畳の台所。2階は4畳半2間。風呂はあることはあるが、ガス釜が壊れていて使いものにならないので、物置と化している。
老眼鏡をかけたベテラン職員は手際よくウメさんの経歴や縁戚などを聞き取っていった。
「リバース?モーゲージ」の審査は2~3ヶ月かかる。「その間生活していけますか」と区役所の職員は聞いた。ウメさんが「できない」と答えたので、審査が済むまでの間緊急の生活保護をかける、という結論に達した。
金額はひと月4万円ほど。全く働けなくなったら、プラス3万7000円(ウメさんの現在の収入)が加算される。
ネックはやはり息子の存在だ。ウメさんが死去すれば、家は息子の物になる。前稿でも述べたが息子は、月収が3万7000円しかないウメさんに小遣いをせびりに来るような男なのだ。
母親の家は息子の物になるのに、母親の面倒は見ない。にもかかわらず公金をウメさんに支給するのでは、国民感情が納得しない。これが役所の見解だ。筆者も当然だと思う。
調査を終えてウメさん宅を出た区役所の職員と道すがら話した。ベテラン職員は先を読んでいた。「息子は『オレがお母ちゃんの面倒見るよ』とか甘いことをささやいて(ウメさんに)同意させないように持っていくでしょうね。そうなったらお金は出なくなります」。
仮に息子の問題をクリアしても、ウメさんをめぐってはもうひとつ厄介な問題があることがわかった。腰を抜かしたくなるほど驚いた。
男性(60歳)がウメさん宅に半ば住みついているのだ。男性はウメさんのパート先の同僚だ。半分遊び人である。
飲み屋の借金で自己破産した過去もあるのだが、懲りずにまた飲み屋に借金をこしらえている。「A店に5万円、B店が7万円、 C店はウ~ンと6万円位かな」。男性が悪びれもせずに話してくれたことがある。
男性は、福祉事務所や区役所との交渉が始まった頃から、ウメさんと寝食を共にするようになったようだ。ウメさんの友人が経営している居酒屋でカラオケを楽しんだ、と自慢する。
男性の月収は8~10万円だ。ウメさんと合わせれば12~14万円になる。ひと月の収入が3万7000円しかない独居老人だから、役所は生活保護を適用したのだ。「その男性が常時住んでいれば、話は違ってくる(生活保護は適用できなくなる)」。区役所の担当者は見解を示す。
夫に先立たれ、息子にも見捨てられたウメさんにとって、その男性はなくてはならない存在だ。頼りにしきっている。ふたことめには「●●さん」と男性の名前を言う有様だ。蟻地獄にいるような人生ではないか。
弁護士が付き添ってくれたこともあり、ウメさんには緊急の生活保護が適用されることになった。それはそれで有難いことだと思う。だが、国民の税金が男性の酒代に消えることも事実だ。後味の悪い結末となってしまった。
责编:刘卓
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