- 讲师:刘萍萍 / 谢楠
- 课时:160h
- 价格 4580 元
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日本での主な宗教には神道(しんとう)、仏教、キリスト教がある。神道は,日本民族の生活体験から生まれ育った原始時代からの自然宗教というべきものであったが,仏教、儒教の影響を受けてきた。日本の成人6300万人のうち自ら信仰があるという者は2000人で,うち神道200万人、仏教1600万人、キリスト教70万人である。全体的に特定の宗教を熱心に信仰しているとする日本人の数は少なく,無関心とみずからいう者が多い。
この理由はいくつか考えられる。まず,日本人の現実的、楽天的性格があげられよう。美しい自然と恵まれた四季の中で外敵の侵入も極端な天災もなく,のんびりと何世代にもわたって過ごしてきたため,宗教を熱心に求める気風ができなかったのかもしれない。
また,元来多神教的であった日本古来の神道の影響からどの宗教に対しても伝統的に寛容であった。だから個人が同時に複数の宗教とつながりがあっても不思議と思わない。
しかし,一生涯を通じて不信仰というのではない。悩み多き青年期において,宗教への関心が示されることが多いが,これには人生哲学を求める気持ちも含まれている。壮年期には忙しく働いて宗教から遠ざかり老人になると再び宗教に近づくことが多い。
神道は日本固有の自然宗教であり,神道の神を祭るところが神社である。神道でいう神は無数にあり始めは自然物や自然現象をも神としていた。
古代の日本人は,自然界の山や森には目に見えない精霊が無数にいて,これらの精霊やまた祖先の霊が人間を不幸にも幸福にもすると考えた。これらの精霊は "カミ"と呼ばれ,人々は"カミ"の恵みを求めるために,あるいは"カミ"のたたりを避けるために宗教儀礼を行なった。これが神道の起こりである。したがって,神道には特定の教祖はなく教典もない。
日本人は誕生のときお宮詣りをし,結婚式を神前で行なう。さらに神社に入学合格を願ったり自動車を運転する人が交通安全のお札を受けたりする。正月には有名な神社に一家揃ってお参りし,また神社ごとに定めて年一度の祭典には,その地域の住民が多く集まり,出店なども繁盛する。
このように神社との縁は深いが,大部分の国民は神道の教義には無関心であり,現代日本人に対する思想的影響は少ない。
仏教は6世紀に中国、朝鮮を経て日本に伝えられた。7世紀の始め,当時の皇太子であり実際に政治を行なっていた聖徳太子が仏教を深く学んでこれを広める役を果たした。12世紀ごろまでは仏教は貴族のための宗教であった。しかし,13世紀から庶民の間でも非常に盛んになり同時に武士には「禅」が普及した。これらは現在まで引き続いて日本人の宗教の中心になっている。
日本人も生活では仏教とのつながりが非常に大きく,信徒でなくともお寺に参詣(さんけい)し葬式を仏教式で行ない死後は仏教上の名前(戒名)をつける。日本の美術、文学、建築あるいは日本人の思想、道徳など文化全般にわたって仏教が非常に強く影響を与えている。
责编:李亚林
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