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日语阅读:竹取物语

来源:长理培训发布时间:2017-12-23 10:28:26

  1 生い立ち

  今は昔竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて、竹をとりつゝ、万の事につかひけり。名をば讃岐造麿となんいひける。その竹の中に、本光る竹ひとすぢありけり。怪しがりて寄りて见るに、筒の中ひかりたり。それを见れば、三寸ばかりなる人いと美しうて居たり。翁いふやう、「われ朝ごと夕ごとに见る、竹の中におはするにて知りぬ、子になり给ふべき人なンめり。」とて、手にうち入れて家にもてきぬ。妻の妪にあづけて养はす。美しきこと限なし。いと幼ければ笼に入れて养ふ。竹取の翁この子を见つけて後に、竹をとるに、节をへだてゝよ毎に、金ある竹を见つくること重りぬ。かくて翁やう\/丰になりゆく。この儿养ふほどに、すく\/と大になりまさる。三月ばかりになる程に、よきほどなる人になりぬれば、髪上などさだして、髪上せさせ裳着もぎす。帐ちやうの内よりも出さず、いつきかしづき养ふほどに、この儿のかたち清けうらなること世になく、家の内は暗き处なく光满ちたり。翁心地あしく苦しき时も、この子を见れば苦しき事も止みぬ。腹だたしきことも慰みけり。翁竹をとること久しくなりぬ。势猛の者になりにけり。この子いと大になりぬれば、名をば三室戸斋部秋田を呼びてつけさす。秋田なよ竹のかぐや姫とつけつ。このほど三日うちあげ游ぶ。万の游をぞしける。男女をとこをうなきらはず呼び集へて、いとかしこくあそぶ。

  2 求婚と难题

  世界の男をのこ、贵なるも贱しきも、「いかでこのかぐや姫を得てしがな、见てしがな。」と、音に闻きめでて惑ふ。その傍あたりの垣にも家のとにも居をる人だに、容易たはやすく见るまじきものを、夜は安きいもねず、闇の夜に出でても穴を抉くじり、こゝかしこより覗き垣间见惑ひあへり。さる时よりなんよばひとはいひける。人の物ともせぬ处に惑ひありけども、何の効しるしあるべくも见えず。家の人どもに物をだに言はんとていひかくれども、ことゝもせず。傍を离れぬ公达、夜を明し日を暮す人多かり。愚なる人は、「益やうなき歩行ありきはよしなかりけり。」とて、来ずなりにけり。その中に犹いひけるは、色好といはるゝかぎり五人、思ひ止む时なく夜昼来けり。その名一人は石作皇子、一人は车持くらもち皇子、一人は右大臣阿倍御主人みうし、一人は大纳言大伴御行、一人は中纳言石上いそかみ麿吕、たゞこの人々なりけり。世の中に多かる人をだに、少しもかたちよしと闻きては、见まほしうする人々なりければ、かぐや姫を见まほしうして、物も食はず思ひつゝ、かの家に行きてたたずみありきけれども、かひあるべくもあらず。文を书きてやれども、返事もせず、わび歌など书きて遣れども、かへしもせず。「かひなし。」と思へども、十一月しもつき十二月のふりこほり、六月の照りはたゝくにもさはらず来けり。この人々、或时は竹取を呼びいでて、「娘を我にたべ。」と伏し拜み、手を摩りの给へど、「己おのがなさぬ子なれば、心にも从はずなんある。」といひて、月日を过す。かゝればこの人々、家に归りて物を思ひ、祈祷いのりをし、愿をたて、思やめんとすれども止むべくもあらず。「さりとも遂に男合せざらんやは。」と思ひて、頼をかけたり。强あながちに志を见えありく。これを见つけて、翁かぐや姫にいふやう、「我子の佛变化の人と申しながら、こゝら大さまで养ひ奉る志疎おろかならず。翁の申さんこと闻き给ひてんや。」といへば、かぐや姫、「何事をか宣はん事を承らざらん。变化の者にて侍りけん身とも知らず、亲とこそ思ひ奉れ。」といへば、翁「嬉しくも宣ふものかな。」といふ。「翁年七十なゝそぢに馀りぬ。今日とも明日とも知らず。この世の人は、男は女にあふことをす。女は男に合ふことをす。その後なん门も广くなり侍る。いかでかさる事なくてはおはしまさん。」かぐや姫のいはく、「なでふさることかしはべらん。」といへば、「变化の人といふとも、女の身もち给へり。翁のあらん限は、かうてもいますかりなんかし。この人々の年月を经て、かうのみいましつつ、宣ふことを思ひ定めて、一人々々にあひ奉り给ひね。」といへば、かぐや姫いはく、「よくもあらぬ容を、深き心も知らで、「あだ心つきなば、後悔しきこともあるべきを。」と思ふばかりなり。世のかしこき人なりとも、深き志を知らでは、あひ难しとなん思ふ。」といふ。翁いはく、「思の如くものたまふかな。そも\/いかやうなる志あらん人にかあはんと思す。かばかり志疎ならぬ人々にこそあンめれ。」かぐや姫のいはく、「何ばかりの深きをか见んといはん。いさゝかのことなり。人の志ひとしかンなり。いかでか中に劣胜おとりまさりは知らん。「五人の中にゆかしき物见せ给へらんに、「御志胜りたり。」とて仕うまつらん。」と、そのおはすらん人々に申まをし给へ。」といふ。「よきことなり。」とうけつ。日暮るゝほど、例の集りぬ。人々或は笛を吹き、或は歌をうたひ、或は唱歌をし、或はうそを吹き、扇をならしなどするに、翁出でていはく、「辱くもきたなげなる所に、年月を经て物し给ふこと、极まりたるかしこまりを申す。

  「翁の命今日明日とも知らぬを、かくのたまふ君达きみたちにも、よく思ひ定めて仕うまつれ。」と申せば、「深き御心をしらでは」となん申す。さ申すも理なり。「いづれ劣胜おはしまさねば、ゆかしきもの见せ给へらんに、御おん志のほどは见ゆべし。仕うまつらんことは、それになむ定むべき。」といふ。これ善きことなり。人の恨もあるまじ。」といへば、五人の人々も「よきことなり。」といへば、翁入りていふ。かぐや姫、石作皇子には、「天竺に佛の御み石の钵といふものあり。それをとりて给へ。」といふ。车持皇子には、「东ひんがしの海に蓬莱といふ山あンなり。それに白银を根とし、黄金を茎とし、白玉を实としてたてる木あり。それ一枝折りて给はらん。」といふ。今一人には、「唐土にある、火鼠の裘かはごろもを给へ。」大伴大纳言には、「龙たつの首に五色に光る玉あり。それをとりて给へ。」石上中纳言には、「燕つばくらめのもたる子安贝一つとりて给へ。」といふ。翁「难きことゞもにこそあンなれ。この国にある物にもあらず。かく难き事をばいかに申さん。」といふ。かぐや姫、「何か难からん。」といへば、翁、「とまれかくまれ申さん。」とて、出でて「かくなん、闻ゆるやうに见せ给へ。」といへば、皇子达上达部闻きて、「おいらかに、「あたりよりだになありきそ。」とやは宣はぬ。」といひて、うんじて皆归りぬ。

  3 仏の御石の钵

  「犹この女见では、世にあるまじき心ちのしければ、天竺にあるものも持てこぬものかは。」と、思ひめぐらして、石作皇子は心のしたくみある人にて、「天竺に二つとなき钵を、百千万里の程行きたりともいかでか取るべき。」と思ひて、かぐや姫の许には、「今日なん天竺へ石の钵とりにまかる。」と闻かせて、三年ばかり经て、大和国十市郡とをちのこほりにある山寺に、宾头卢びんづるの前なる钵のひた黑に煤つきたるをとりて、锦の袋に入れて、作花の枝につけて、かぐや姫の家にもて来て见せければ、かぐや姫あやしがりて见るに、钵の中に文あり。ひろげて见れば、海山のみちにこゝろをつくしはてみいしの钵のなみだながれきかぐや姫、「光やある。」と见るに、萤ばかりのひかりだになし。

  おく露のひかりをだにもやどさまし小仓山にてなにもとめけむとてかへしいだすを、钵を门に弃てゝ、この歌のかへしをす。

  しら山にあへば光のうするかとはちを弃てゝもたのまるゝかなとよみて入れたり。かぐや姫返しもせずなりぬ。耳にも闻き入れざりければ、いひ烦ひて归りぬ。かれ钵を弃てゝまたいひけるよりぞ、面なき事をばはぢをすつとはいひける。

  4 蓬莱の玉の枝

  车持皇子は心たばかりある人にて、公には、「筑紫の国に汤あみに罢らん。」とて、暇申して、かぐや姫の家には、「玉の枝とりになんまかる。」といはせて下り给ふに、仕うまつるべき人々、皆难波まで御おくりしけり。皇子「いと忍びて。」と宣はせて、人も数多率ておはしまさず、近う仕うまつる限して出で给ひぬ。御おくりの人々、见奉り送りて归りぬ。「おはしましぬ。」と人には见え给ひて、三日许ありて漕ぎ归り给ひぬ。かねて事皆仰せたりければ、その时一の工匠たくみなりける内匠うちたくみ六人を召しとりて、容易たはやすく人よりくまじき家を作りて、构を三重にしこめて、工匠等を入れ给ひつゝ、皇子も同じ所に笼り给ひて、しらせ给ひつるかぎり十六そをかみにくどをあけて、玉の枝をつくり给ふ。かぐや姫のたまふやうに、违はずつくり出でつ。いとかしこくたばかりて、难波に密みそかにもて出でぬ。「船に乘りて归り来にけり。」と、殿に告げやりて、いといたく苦しげなるさまして居给へり。迎に人多く参りたり。玉の枝をば长柜に入れて、物覆ひてもちて参る。いつか闻きけん、「车持皇子は、优昙华の花持ちて上り给へり。」とのゝしりけり。これをかぐや姫闻きて、「我はこの皇子にまけぬべし。」と、胸つぶれて思ひけり。かゝるほどに门もんを叩きて、「车持皇子おはしたり。」と告ぐ。「旅の御姿ながらおはしましたり。」といへば、逢ひ奉る。皇子のたまはく、「「命を舍てゝかの玉の枝持てきたり。」とて、かぐや姫に见せ奉り给へ。」といへば、翁もちて入りたり。この玉の枝に文をぞつけたりける。

  いたづらに身はなしつとも玉の枝を手をらでさらに归らざらましこれをもあはれと见て居をるに、竹取の翁走り入りていはく、「この皇子に申し给ひし蓬莱の玉の枝を、一つの所もあやしき处なく、あやまたずもておはしませり。何をもちてか、とかく申すべきにあらず。旅の御姿ながら、我御家へも寄り给はずしておはしましたり。はやこの皇子にあひ仕うまつり给へ。」といふに、物もいはず頬杖つらづゑをつきて、いみじく叹かしげに思ひたり。この皇子「今さら何かといふべからず。」といふまゝに、縁にはひのぼり给ひぬ。翁ことわりに思ふ。「この国に见えぬ玉の枝なり。この度はいかでかいなびまをさん。人ざまもよき人におはす。」などいひ居たり。かぐや姫のいふやう、「亲ののたまふことを、ひたぶるにいなび申さんことのいとほしさに、得难きものを、かくあさましくもてくること」をねたく思ひ、翁は闺の内しつらひなどす。翁皇子に申すやう、「いかなる所にかこの木はさぶらひけん。怪しく丽しくめでたきものにも。」と申す。皇子答こたへての给はく、「前一昨年さをとゝしの二月きさらぎの十日顷に、难波より船に乘りて、海中にいでて、行かん方も知らず觉えしかど、「思ふこと成らでは、世の中に生きて何かせん。」と思ひしかば、たゞ空しき风に任せてありく。「命死なばいかゞはせん。生きてあらん限はかくありきて、蓬莱といふらん山に逢ふや。」と、浪にたゞよひ漕ぎありきて、我国の内を离れてありき廻りしに、或时は浪荒れつゝ海の底にも入りぬべく、或时は风につけて知らぬ国にふき寄せられて、鬼のやうなるものいで来て杀さんとしき。或时には来し方行末も知らず、海にまぎれんとしき。或时にはかて尽きて、草の根を食物としき。或时はいはん方なくむくつけなるもの来て、食ひかゝらんとしき。或时には海の贝をとりて、命をつぐ。旅の空に助くべき人もなき所に、いろ\/の病をして、行方すらも觉えず、船の行くに任せて、海に漂ひて、五百日いほかといふ辰の时许に、海の中に遥に山见ゆ。舟のうちをなんせめて见る。海の上に漂へる山いと大きにてあり。其山の样高くうるはし。「是や我觅むる山ならん。」と思へど、さすがに畏おそろしく觉えて、山の围めぐりを指し廻らして、二三日ふつかみか许见ありくに、天人あまびとの粧したる女、山の中より出で来て、银の金鋺をもて水を汲みありく。これを见て船よりおりて、「この山の名を何とか申す。」と问ふに、女答へて曰く、「これは蓬莱の山なり。」と答ふ。是を闻くに嬉しき事限なし。この女に、「かく宣ふは谁ぞ。」と问ふ。「我名はほうかんるり。」といひて、ふと山の中に入りぬ。その山を见るに、更に登るべきやうなし。その山のそばつらを廻れば、世の中になき花の木どもたてり。金银瑠璃色の水流れいでたり。それにはいろ\/の玉の桥わたせり。そのあたり照り辉く木どもたてり。その中にこのとりて持てまうできたりしは、いとわろかりしかども、「のたまひしに违はましかば。」とて、この花を折りてまうできたるなり。山は限なくおもしろし。世に譬ふべきにあらざりしかど、この枝を折りてしかば、さらに心もとなくて、船に乘りて追风ふきて、四百馀日になんまうで来にし。大愿だいぐわんの力にや、难波より昨日なん都にまうで来つる。さらに潮にぬれたる衣ころもをだに脱ぎかへなでなん、まうで来つる。」との给へば、翁闻きて、うち叹きてよめる、 呉竹のよゝのたけとり野山にもさやはわびしきふしをのみ见しこれを皇子闻きて、「こゝらの日顷思ひわび侍りつる心は、今日なんおちゐぬる。」との给ひて、かへし、 わが袂けふかわければわびしさのちくさのかずも忘られぬべし

  との给ふ。かゝるほどに、男をとこども六人连ねて庭にいできたり。一人の男、文挟ふばさみに文をはさみてまをす。「作物所つくもどころの寮つかさのたくみ汉部あやべ内麿まをさく、「玉の木を作りて仕うまつりしこと、心を碎きて、千馀日に力を尽したること少からず。しかるに禄いまだ赐はらず。これを赐はり分ちて、けごに赐はせん。」」といひてさゝげたり。竹取の翁、「この工匠等が申すことは何事ぞ。」とかたぶきをり。皇子は我にもあらぬけしきにて、肝消えぬべき心ちして居给へり。これをかぐや姫闻きて、「この奉る文をとれ。」といひて见れば、文に申しけるやう、「皇子の君千馀日贱しき工匠等と诸共に、同じ所に隐れ居给ひて、かしこき玉の枝を作らせ给ひて、「官つかさも赐はらん。」と仰せ给ひき。これをこの顷案ずるに、「御つかひとおはしますべき、かぐや姫の要じ给ふべきなりけり。」と承りて、この宫より赐はらんと申して给はるべきなり。」といふを闻きて、かぐや姫、暮るゝまゝに思ひわびつる心地ゑみ荣えて、翁を呼びとりていふやう、「诚に蓬莱の木かとこそ思ひつれ、かくあさましき虚事にてありければ、はや疾くかへし给へ。」といへば、翁こたふ、「さだかに造らせたるものと闻きつれば、かへさんこといと易し。」とうなづきをり。

  かぐや姫の心ゆきはてゝ、ありつる歌のかへし、 まことかと闻きて见つればことの叶を饰れる玉の枝にぞありける

责编:李亚林

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