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日本語の特徴

来源:长理培训发布时间:2017-12-22 16:28:36

   1、日本語は、音節の数が少なく、構造的にも単純で、大体一子音プラスー母音からなる開音節です。

  2、ン、ツのような特殊な音節があり、音節の最初に二つ以上の子音が並びません。

  3、現代日本語には母音が5つしかありません(英語は12)、しかも大部分の音声がいずれかの母音を含んでいます。子音も他の言語より少ないほうで、21しかありません(英語は31)、単独で発音されることはほとんどありません。

  4、アクセントは、英語、フランス語、ドイツ語のような音の強弱によるアクセントではありません、音の高低によるアクセントですが、中国語と違って、音節の中には音の昇降がありません、普通音節と音節の境目で音の昇降が行なわれます。

  5、音節のなかでは音の昇降が行なわれないのと、各音節の音の長さが同じであることは、中国語の音節と目だって違う点です。

  6、日本語では「ひらがな」「カタカナ」「漢字」と3種類の文字が使われます。それぞれに役割分担がありますので、すべて必要です。「ひらがな」「カタカナ」だけでもそれぞれ50個近くあるので数は多いですが、仮名文字のほとんどが文字の名前と発音が一致しており、しかもほとんどが1つの音しか表しません。

  7、語彙は、自立語と付属語(助詞、助動詞など)に分けられ、文法上の働きはほとんど付属語が担い、それらは重ねて使うこともできます。人間にかかわる語彙が複雑で、数に関する語彙も複雑です。用言は活用があります。日本語では、動詞を変化させ、なおかつ動詞の後ろに様々な表現を付加することによって動詞情報を作り出します。

  8、名詞は、性、数、格の概念を表さず、動詞との卑尊の差による対応はみられます。日本語では文法上、男性と女性、人間と物を区別しません。物が数えられるかどうか、単数か複数かは問題になりません。

  9、有情物と非情物はしばしば文法上異なる取扱を受けます。

  10、日本語は、第二人称を呼称に用いることもあります。

  11、格は助詞を付けて表すため文の成分の位置は中国語より自由がききます。しかし、修飾語は非修飾語に先立ち、補足語は非補足語に先立ち、接続語は非接続語に先立ち、題目語は叙述語に先立ちます。修飾する語は常に修飾される語の前にきます。したがって、語順としては動詞文における動詞情報は文末にきます。しかし、基本的な助詞の使い方や語順が会話や文章の流れのなかで変化することです。助詞の選択は後ろにくる動詞によって行われますので、会話という状況のなかでは相手の言うことを最後まで聞かなくても助詞を聞いた段階で動詞情報をある程度予測することが可能です。

  12、日本語は中国語より名詞文のほうが動詞文より多く、省略文も中国語より多いです。

  13、日本語の文体は「書き言葉」と「話し言葉」で異なります。「話し言葉」は大きく分けて「丁寧語」「敬語」「口語」と3種類あります。この3種はそれぞれ使う相手を選ぶなど役割分担がありますし、文法的なしくみも異なります。この3種すべての使い方を習得しなければ、日本人同士の会話を理解することはできません。日本語は中国語より男女の言葉の違い、文章語と話言葉の違いが目立ちます。

  14、日本語表記に使う漢字は、読み方はもちろん意味も中国の漢字と違うものが多いです。

  15、日本語には3種類の文があります。 名詞文(名詞で終わる文) 動詞文(動詞で終わる文) 形容詞文(形容詞で終わる文) それぞれ構造が異なり、表現内容に役割分担があります。それぞれの文が、文法上文として認められるために最低限必要とする情報は、それぞれ名詞、動詞、形容詞だけです。主語も、他動詞の目的語も、その目的語の数も、必要ではありません。3種類の文は、それぞれ他の情報を付け加えることによって、さらに複雑化することができます。付け加える情報は、副詞などは別として、おおむね名詞の後ろに助詞を付けることによって作られます。逆にいえば、ほとんどの場合、名詞は単独では情報として文に取り込むことができません。また、助詞そのものは何の意味ももっておらず、名詞に付加されて初めて特別な機能を発揮します。

  日本語の難しさについて

  上級の域に到達することが難しいのはどの言語でも同じことですが、とりあえず単語レベルではなく、文が作れる、文レベルで会話ができる、読み書きができることを最初の目標と考えるなら、日本語はあらゆる観点からみて非常に学習しやすい言語です。

  もう1つ上に、日本人同士の日常会話が6割程度理解できるという目標を掲げても、それを達成することはそれほど難しくありません。困難な点は数に関係する語彙、基本的な助詞遣いや語順が会話の中で変化すること、相手によって語彙や表現を選択しなければならないこと、動詞を活用させなければ動詞情報が作れないことですが、どれもかなり明確にルール化、パターン化でき、例外も少ないので、むしろ容易といってもいいと思います。

  逆に言えば、ある程度明確にルール化、パターン化できるところまでが、目標や分野を問わず最低限必要とされる日本語能力であり、それをいかに速く、確実に身につけさせることができるかが日本語教授法の鍵ではないでしょうか。

  参考文献

 

  金田一春彦   1979.07 「日本語」    岩波書店

责编:李亚林

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