广西自治区遭洪水侵害

 　中国各地で大雨による被害が相次ぐ中、南部の広西チワン族自治区では、先週からの大雨で洪水や土砂崩れが起きて、死者や行方のわからない人が４０人を超えたほか、避難している住民も３３万人以上にのぼっています。

　　中国南部の広西チワン族自治区では、先週から断続的に大雨が降り、梧州市や柳州市などで河川がはんらんしたほか、各地で洪水や土砂崩れが起きています。国営新華社通信によりますと、自治区全体ではこれまでに２４人が死亡し、２３人が行方不明になっているほか、３３万人を超える住民が避難しているということです。中国では、これまでに内陸部の湖南省や東北部の黒竜江省などでも洪水や土砂崩れによって多数の死傷者が出ており、温家宝首相は、今回、被害が南部に拡大したことを受けて各地方政府に対し洪水の防止策を強化するよう指示しました。