- 讲师:刘萍萍 / 谢楠
- 课时:160h
- 价格 4580 元
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ある暑い砂漠の国に一匹の蠍が住んでいました。見渡す限りの広い広い空の下、どこまでも続く白い砂が小さな蠍のお家でした。その広いお家で、小さな蠍は独りぼっちでした。なぜなら、彼は大きな生き物も怖がる恐ろしい毒をもっていたからです。
昼間の砂漠は焼けるような暑さ。ぎらぎらとお日様が燃えているので、蠍はお空を見ることもできず、じっとしたを向いています。そんな蠍も夜になるとたくさんの声に囲まれるようになります。独りぼっちの小さな蠍でしたが、微かな微かな星たちの声を聞いている時は寂しくありませんでした。
「あー、あのお星様に少しでも近づくことはできないかな。」
「君はいつも僕たちを見ているね。」少年はそう言うと、白い手で蠍をそっとつつみました。
着いた場所にはたくさんの不思議な物たちが集まっていました。少年と同じ白い肌の人、大きな動物たち、見たこともない生き物。そして、大きな大きな蠍にも出会いました。小さな蠍は大きな蠍にたくさんたくさんお話をしてもらいました。
蠍はお話をしながら、ずっとずっとここにいたいと思いましたが、夜も更けてきて、だんだん眠たくなってしまいました。
「明るい昼も、暗い夜も、雨の日も、嵐の日だって、僕たちはいつでもここにいるよ。見えなくてもここにいるんだよ。それを忘れないでね。」
朝、目が覚めると、いつものように独りぼっちの蠍がいました。けれども、ぽっかりあった寂しい気持ちはいつの間にか消えて、代わりにぽわっと優しい小さな火のような暖かいものが自分の中で燃えているのを感じていました。
「あ、お星様だ、僕の中にお星様がいる。」小さな蠍はそう思いました。
お仕舞い。
责编:李亚林
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