- 讲师:刘萍萍 / 谢楠
- 课时:160h
- 价格 4580 元
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強大な秦の国も、始皇帝が死に、暗愚な二世皇帝が即位すると、土台が揺らぎ始め、各地に潜伏していた戦国時代の旧六強国の宗室、遺臣たちが、そろそろ頭をもたげ、秦打倒に立ち上がった。そして、めいめいに王と称して兵を起こし、郡県の長を殺し城市を占領して気勢を上げ、秦室の威令はまったく地に堕ちた。
そのころ、武臣という人が趙の旧領地(山西省)を平定して、武信君と号した。これを見たカイ通という范陽(河北省)の論客が県令の徐公に言った。
「あなたはいま、非常に危い状態におかれていらっしゃるので、お見舞申し上げます。
しかし、この私の言を聞き入れられますならば、反って幸福になられましょうから、お喜び申し上げます。」
徐公は驚いて言った。
「なぜ危いのですか?」
「考えてもご覧なさい。あなたが県令になられてから十余年、その間、秦の刑罰がきびし過ぎたため、親を殺された子、足を切られた人、いれずみをされた者などが非常に大勢います。内心ではみんな非常に秦を、いや直接にはあなたを恨んでいますが、誰もあえて、あなたを殺そうとはしませんでした。それは秦がこわいからです。しかし、いまは天下が乱れ、秦の威令は行われていませんので、人々はいまこそ、あなたを殺して恨みを晴らし、名を挙げようとしています。これがお見舞を申し上げる理由です。」
「では、君の言を聞けばうまく行くから、慶びをいうというのは?」
カイ通はひざを乗り出して、次のように答えた。
「私はあなたに代わって武信君に会い、こう言いましょう。
『戦いに勝って土地を取り、攻めて城を降すのは危険なことです。
私の計略を用い、戦わずに土地や城を、手に入れる方法をとられてはいかがです。』と。
武信君はきっと、『それは、どういう方法か?』
とたずねるでしょう。そしたら私はいってやります。
『もしあなたが范陽を攻め、県令が力尽きて降参した場合、県令を粗末に扱われるならば、死を恐れ、富貴を望んでいる諸国の県令たちは、「せっかく降参したのに、あんな目に遭わされては損だ」と、ますます軍備を充実し、沸き立つ湯の池に囲まれた、銅(金)の城(金城湯池)のように鉄壁の守りを固めて、あなたの軍勢を待つでしょう。これでは攻められますまい。
私はあえて忠告いたします。
どうか范陽の県令を手厚く迎え、諸方へ使いにおやりなさい。
諸方の県令たちは、それを見て、「范陽の県令は、いち早く降参したために、殺されるどころか、反ってあんなに手厚く遇されている。では一つ自分も?」ということになり、みな戦わずに降参するでしょ。
これが千里の彼方まで、わけなく平定する方法です
とこういえば、武信君もきっと聞き入れるでしょう。
徐公は喜んで、さっそくカイ通を武信君の所へやった。武信君も、通の話を聞いて「なるほど」と感心し、范陽の県令を手厚く招き、方々へ使いに出した。范陽の人々は、戦火を免れて非常に徐公を徳としたし、戦わずに武信君に降るものが、華北だけで三十余城もあったという。
のちに、韓信もカイ通の言をきいて燕?斉の地を攻略した。
なお「史記」には「始皇帝は関中の地を金城千里の地と思った」とあり、「漢書」には「石城十仭、湯池百歩」、更に「後漢書」にも「金湯の険を失う」と出ており、古来、守りの固いことを称する言葉として、しばしば使われている。大砲や飛行機のなかった時代の防備は、金城湯池でよかったのだろうが、いまはそうもゆくまい。
责编:李亚林
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